BeneBene's Contens

銀座サロン発ジュエリー工房ベーネベーネの楽しいジュエリーライフ

この人に聞く!




ベーシックを基本に、どこかに<抜け感>を作る。するとナチュラルな空気感が生まれる。San Otti Salone社長 伊藤正啓さんに聞く。

久しぶりに再会したのが数年前。
実は、伊藤さんとは、お互いが22歳の時にジュン アシダの入社試験で一緒でした。
それが数年前に銀座で再会。
縁って不思議ですね。

伊藤さんの表参道のブティック<San Otti Salone>には、いつも素敵な女性が集まります。
社会的に大活躍している女性ばかりですが、みなさん、とっても自然体でチャーミング。
伊藤さんのおしゃれアドバイスをみなさん、とっても信頼なさっていて、公私ともに素敵なご関係。
もちろん、私もたくさんのアドバイスをいただき、洗練されてきたかも♪

青:ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵
黒:San Otti Salone社長 伊藤正啓

■社会的にも結構頑張っている方は、力が抜けて、自然体。

(写真:ドン小西&マダムキッコトークイベントにて。)

_______ 伊藤社長のお客様は、なんだかぶっ飛んだ方ばかり。
いわゆるハンサムウーマンな方々ばかり。
厚い信頼をみなさんが伊藤さんにお寄せになっているのがよくわかります。

ぶっとんでますか?社会的にも結構頑張っている方ばかりですが、力が抜けていますよね。

_______ そうそう、そこがまさにハンサムウーマンですよね。
社会的に頑張っている方って、肩に力が入っていると上にあがっていけないというか。

本当にみなさん、自然体なんです。それはすごいと思うんですよ、僕も。

_______ みなさん、とっても可愛らしいし。
女性らしさも持ちつつ、何か男前というか。

その辺がいいなと思いますね。

洋服を通して、長いお付き合いをさせていただいているんです。
こういうものを着て欲しいなっと。僕は結構、提案型なんです。
それがなかなかすぐには受け入れられないこともあるんです。
だんだんね、時間がかかるかもしれないけれど、伝えていく、そういうのが大事だなと感じています。

ちょっと新しいものにトライするときは、なにか一押しが必要じゃないですか。
その一押しに、僕自身がなれたらいいなと。
初めは、これはちょっと。。。とおっしゃる方もいらっしゃいますが、着てみると、案外といいわねということも多くて。
前回のスタイル、よかったわよ、なんか言っていただけて嬉しいですね。

この方に、こんなふうに装ってんもらいたいな、という思いがあるんです。
それはTPOにもよると思うのですが、常日頃が大事で、頑張るんじゃなくて、あくまでも自然体に感じていただけるような、
ベーシックなものが基本のスタイルなんです。
それがパーティー様のドレスであっても。

■ベーシックを基本に、どこかに<抜け感>を作る。そうすると自然体になります。

(写真:70年代に生息した<アンノン族> NHK ニッポンのポ)

_______ 私、実はハナコ世代、アンノン族と言われる世代で、ファッション雑誌がマニュアルだったんです。
だから、ファッション雑誌通りのスタイルを選ぶとか。
同じデザイナーの洋服で全身を統一するとか。
だから、世の中にセレクトショップが登場したとき、本当に驚いたの。
私、セレクトショップでなんか、洋服選べない。。。
ブランドや小物をミックスするって、本当に新しい感覚だと怖気ずきました。
だから、私の世代って、セレクトミックスが苦手な方、多いと思うんです。

そうそう、がらりと変わりましたよね。
僕は高校時代にヨウジ ヤマモト、とかコムデギャルソンとか着てましたけれど。
真っ黒な服ばかり着ていたんですね。
大学に入って、いわゆるサーファーブームが来ましたよね。
その時、ヨーロッパのファッションが入ってきて、それはセンセーショナルだったんです。
その配色、スタイル、素材、カッティング。
そして、そこで抜け感を作ることの自然さを覚えていたんですね。

実はね、全身同じブランドで、例えば、全身エルメスとか、全身シャネルとか。
そういう方、たまにいらっしゃるんですが、とっても老けちゃうんですよ。
どこか抜け感、力の抜け具合を挿してあげないと。
ファッション雑誌から抜け出てきたような装いは、やっぱり街中で浮きますよ。

_______ そうよね。
なんか、銀座の夜のお仕事みたいな感じ。

手首、足首を出すことで抜け感を作る。
ピンクのロングジャケットの襟を立てたてることで甘くなりすぎずカッコ良さをだす。
手首足首を出すことで抜け感、女性らしさが出てきます。
胸元のボリューム感あるアクセは、シンプルなスタイリングならではの合わせ。

■服を着たときの心地よさはファッションの基本。

そうそう。
僕は、こうじゃなくてはいけない、みたいに考えすぎないほうがいいと思うんですよ。
例えば、お店で、これにはこれを合わせてください、なんていう提案をされたとしても、自分だったら、これじゃなくて、ここはデニムだなとか、ここはTシャツだなとか。
それが自分らしさになると思うんですよね。
何か自分が心地よいというか。

_______ 私も、このごろ何か変化があって。
ぞっとワンピーススタイルできたんですね、ここ10年くらい。
カシュクールだったり、ボディーぴったりのタイトなデザインだったり。
スタイルも良く見えるし、きちんと感もあって、1枚でスタイルが決まる。
これに胡坐をかいていたというか。
チャレンジができないんですね。スタイルが1枚で決まっちゃうから。
けれど、最近、それがちょっと窮屈に感じて来ているんです。
それに、飽きてきちゃったというか。
もっと自由な、わがままな、ナチュラルな感じが素敵じゃないかって。

それ、すごくわかります。おっしゃる通りです。
そういうスタイルって、あれはあれで完成されちゃっているので、抜け感が作りにくいというか。
面白くないですよね。
シンプルなものを着といて、ジュエリーやアクセサリー、スカーフみたいな巻物でアクセントを付ける、そんな自由度がありだなと、感じますね。
洋服を何枚も何枚も買うのは大変じゃないですか。
だから、シンプルな洋服をえらんで、小物でアレンジしていくというのは、ひとつ、方法かなと思うんですよね。

トレンドと定番を組み合わせる。
トレンドのボーダー柄のシンプルワンピースに、上質な美しいシルエットのカーディガンでナチュラルに。
大きく空いた胸元には、ボリューム感ある真珠のネックレス。少し空間を開けてラリエット仕様にすることで、自然な抜け感が出てきます。色使いを抑えるのもナチュラル感を出すポイント。

 

_______ 私たち50代の女性は、やっぱり綺麗にしていたいじゃないですか。
チャーミングでもありたいし、知的にも見られたい。
だからといって、Too Muchになっちゃうと、頑張っている感じが前面に出ちゃう。
それは野暮な感じ。

ココ.シャネルも上流階級の飾り立てた装飾、日常生活の自由度を邪魔するようなスタイルは醜い、とまで言っていました。
それ、その通りだなと。
ちょっと余裕が出てきて、買い物ができりるようになって、そうすると、ファッションも頑張っちゃう。
それが、私のワンピース時代と重なって。
さらに、体形が乱れてくると、それを隠そうとするじゃない。
そうするとさらに、ぼてぼてっという感じになって。

隠そうとしないで出すところは出す。
ミセス世代は、思い切って出すところ出しちゃって、小物でアレンジする、というのはおしゃれに見えます。
大ぶり、ロングのジュエリーは、こんな時に大活躍。

■イタリアのマダムに習う自然体の在り方。隠さず出す、意識を持って工夫して自分らしさを出す。

そうですね。
僕はいつも言うんですが、出した方がいいって。
イタリア人なんか見ていると、腕とかもパンパンだけど出していて、胸もそばかすやシミがいっぱいなのに、胸の谷間が見えるほどに開けている。
それが潔くってチャーミングですね。
隠そうとしない方が、逆に若々しく見えるし、ノーブルな感じがしますね。

_______ ノースリーブは、私も良く着るようになったんですが、最初のころは、なんだか抵抗があって。
でも、着ているうちに慣れちゃう。
伊藤さんは、そんな一押しをしてくれますね。

初めは、え~~、ちょっとどうかしら、と、ノースリーブを提案したときおっしゃるお客様も、着てみたらなんだか気持ちもしっくりくるようになって、
暑くなったら、<もう暑いからこれがいい!>なんてことになって。
チャレンジが自然体に繋がっていくって感じです。
だから<出しちゃった方がいいですよ!>と、僕はよくお伝えしています。

出すところ出しちゃって、小物でアレンジする、というのはおしゃれに見えますよね。
フランス人なんかは、たくさんの洋服を持たないじゃないですか。
でも小物遣いがとっても上手だから、素敵ですよね。
自分だったら、こんなふうにしたいなとか、こんなふうにしてみようか、と意識を持って工夫すると、自分の気持ちも変わって、気持ちよくいられますよね。

ウエスト位置はスタイリングの重要ポイント。
堂々と肩と腕を出し、ワンピースのウエスト位置を高くすることですっきりと。
縦長のシルエットを強調するロングパールのネックレスでシンプルでありながらエレガント。
バッグも同色にしで、色使いを抑えることで、イエローカラーがナチュラルに。

 

■Too Much やりすぎ感は、今の時代には合わない。逆に老けさせてしまう。

_______ 男の目から見て、これはダメでしょう。というスタイルは?

やっぱり、先ほどもお話ししたように、やりすぎ感、Too Much感は、今の時代には合わないなと感じますね。
全身ブランド、とか、付けるものも、ここもあそこも、みたいな付けすぎは、僕はあまり好きじゃなくいて、やっぱり抜け感のある、さりげなさ、
日常感がナチュラルでいいなと思うんです。

_______ 頑張ってきちゃった人って、頑張った感が出ちゃって、ちょっと窮屈な感じだけれど、シンプルでナチュラルな感じの方って、<きっと美味しいもの食べているんだろうな~>みたいな、上質感が溢れていますよね。

そうですね。心豊かな感じがしますよね。
夜のレストランに行く時も、お昼間に着ていたスタイルに、ちょっとふんわり巻物をしたり、ジュエリーを付け変えたり。髪をアップにしてみたり。
そんなスタイルに豊かさを感じますね。
だから、僕は、お客様が迷っているときに、ちょっと背中を押して差し上げて、安心させてあげるという立場だったらいいなと思っているんです。

2016年パリで新人ショーを取ったデザイナーのコレクション。
日常や常識を超えた先に、新しい価値観を得たり、思考の枠組みが広がる可能性が。

僕は30歳で、独立したんですね。
最初の2年は、イタリアからの洋服を輸入して、お店に卸していて。
そして32歳で自分のブティックを始めたんです。
ヨーロッパのブランド、とくにイタリアのデザインをセレクトしています。
年に2,3回、現地に行って、ファッションショーを見て、ショールームで買い付ける感じですね。
ファッションは先行しているから、買い付ける時は、1年前ですよね。
これは、この方のイメージだなとか。新作を見ると、お客様の顔が浮かびます。

 

■サイズ感がポイント。ちょっとした微修正が、格段にそのスタイルをきれいにする。

_______ 伊藤さんは、1年後のお客様の姿をイメージしているっていうことですね。
自分の1年後のスタイルなんて考えたこともなかったけれど、伊藤さんはイメージがついている。

ファッションの流れがあって、そういうものを提案したいということはもちろんあるんですが、そういうトレンドばかりに左右されちゃうと、ワンシーズンで着れなくなっちゃったりすると、僕はもったいないと思うんですね。
ベーシックなところを押さえていてもらって、少し新しいものをご提案するっていう感じですね。
その1つがサイズ感。
サイズ感は、とても大切ですから、その方にあった微調整もさせていただいています。
ほんのわずか、ウエスト位置を上げるだけですっきりと綺麗なシルエットが出てきますから。

_______ デザインコンセプトを崩さずに、身につける女性の体に合った微調整をする、というのは、センスですよね。
補正の技術力も高くなければ、美しい出来上がりになりませんから。
なかなか百貨店やブティックでは、細かな微調整をしてもらえない。
パンツの丈は直してくれるけれど、ワンピースなんかで、<ウエスト位置をちょっと高くしましょう>、なんていう提案は、今まで無かったですから。
自分の体に合わない既製品は、いくらデザインが気に入っていてもあきらめなくてはならない、そんな感じです。
まさに、伊藤さんのお店は駆け込み寺ですね。

駆け込み寺なんて言っていただけると嬉しいです、とっても。
既製品をそのままで着られる女性は案外と少なくて。
微調整によって、よりきれいなスタイルになるんですが、お客様のチャレンジの背中を一押しさせていただく上で、とても重要なことだと僕は考えているんですね。

_______ ベーネも<ジュエリーの駆け込み寺>と、よくお客様がおっしゃってくださいます。
他で叶えられなかったこんなこと、あんなことが叶えられると。
なにか、自由を感じていたいし、チャーミングでもありたい。
そんな願望が私は常にあって。
でも、よそから、<これがチャーミングですよ>とか、<これがエレガントですよ>と何かを持ってきちゃうのでなくて、
女性の心の中にあるそういう願いや思いをジュエリーによって引き出すことができたら素敵だと。
伊藤さんのお話をうかがっていると、まさに!と感じます。

着こめば着込むほど、自然体になる。
マダムキッコさんのコーディネート。着こむことで、どんなに自然なスタイルになるのか教えてくださいます。
色使いを抑えるテクニックが素敵。印象的なプリント柄の中の1色、ベージュを足元、ジャケットにすることでナチュラルにまとまります。

■洋服は着こむ。ジュエリーは付けこむ!それが自然体スタイルの秘訣。

洋服、ジュエリーというアイテムをその人の体に乗せてあげて、そうすると、内側の魅力が引き出される感じですね。
女性は着るものによって、だいぶイメージが変わります。
僕は、自分の洋服はイタリアに出張したときに買ってくるんですけれど、セレクトショップの販売員さんは、どんどん、いろいろと持ってきてくれるんです。
これ着ろ、あれ着ろ、みたいに。
自分のことは意外とわからないですから、これはちょっとどうかな?と、思うときもあるんですが、振り返ってみると案外、これはしっくりいいな、と。
だんだんわかるんですね。

いろいろ着てみると、新しい発見があって。
だから、あれやこれや、いろいろ試しに着てみるといいですね。
そして着こむことですね。
新品じゃなくってね。
着こめば着込むほど、自然体になっていきますから。

_______ ジュエリーも同じです。
美人が似合うわけじゃなくて、たくさんつけ慣れた人がジュエリーが似合う人。
付けこむ、着こむことが自分らしさを自然体で表現できる、最大のポイントですね!

 

ヨーロッパの女性のように、女の人は女性らしくできる感じがいいんじゃないかな。
大きく胸を開ける、腕を出す。
1枚のベーシックをとことん着る。
そこにジュエリー、アクセサリー、小物を合わせていく。
千恵さんのすごいところは、ジュエリーを選んでから、洋服を選ぶっていうところですね。
まさに、ヨーロッパのスタイルですね。
そんなふうに、インタビューが終わった後、伊藤さんがおっしゃってくださった。
さすがです!(これは、伊藤さんの口ぐせ)
やはり、店は人だな。

 

伊藤正啓
San Otti Salone代表取締役
ホームページ:www.sanotti.co

東京都渋谷区神宮前1-10-31 ​アンコール原宿1F
TEL: 03-6434-5044
FAX: 03-6434-5433
​アポイント制 紹介制

 

■内藤千恵のインタビューもぜひお読みください。
→BeneBene内藤千恵、ジュエリーへの愛を語る←

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