今からおよそ3000年前、南イタリア中部地域に、
自然のリズムによって育まれ高度な知恵を持ったサンニーティ.ペントリという民族が暮らしていました。
この地に、1979年、優れた芸術作品を生み出すザッカレラ家が陶芸工房を創立。
大好評をいただいた前回3月のイベントでしたが、
今回は、ベーネ銀座サロンで、ザッカレラ家2代目となるアンジェロ&シモーネの作品展を作家をお迎えして開催します。
それぞれ、すべての作品は1200度と言う高温で焼成。
その後、着色し、数回にわたり、本焼き、乾燥を繰り返し、できあがるユニークなシェイプと発色。
全ての作品には、コンセプチュアルな名前が添えられ、
それぞれの作品の世界観が溢れています。
硬く焼きあげられているので、とても軽量。
大きなボリュームを持つデザインも、とても気軽に身につけることができます。
まさに、ジュエリー上級者の好むアクセサリー。
私が、なぜ、サフィナの作品に魅了されたかと言うと、
東京上野の国立西洋美術館の設計でも有名な20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエ(1887~1965)、
その1920年代の活動【ピュリスム(純粋主義)】を髣髴させるような発色とフォルム、デザイン、
【コルビジェにとって第1の要因は純粋な色と形】
まさに、この部分が、サフィナの作品と重なるのです。
キュビズムから影響を受けたル・コルビュジエ。
それまでの具象絵画が1つの視点に基づいて描かれていたのに対し、
いろいろな角度から見た物の形を1つの画面に収めたキュビズム、ピュリスムの考え方。
コルビジェの考える<ピュリスム>とは、時代に深く根差した芸術の基本原理であり、
美的感覚を呼び返す要素に立ち返る試み。
コルビジェは、ピュリスムの終焉以降の1925年頃からは自然の有機的なかたちに興味を示し始め、
1928年には「人間と自然との調和」が新たなテーマとなりました。
その作品と、サフィナのデザインが重なります。
小作品でありながら、私たち人間の体や感情がゆったりと自然と調和していく様を多角でとらえるサフィナのデザインは、
紀元前にさかのぼるサフィナの誕生の地サンニーティ.ペントリ民族の熱き思い、豊かな大自然、
そこで交わされる、それらと人間の感情との融合という美的感覚を呼び返す要素への立ち返りであり、
それを1点の視点からではなく、多角からの視点で融合させ、
純粋な色と形で表現したものだと感じます。
さすが、イタリアの色気!
アクセサリーの裏面にはイタリアンカラーが!!
リバーシブルでも使えます。
球体のオブジェ。
天体を仰ぎ見る、星々の周期を表現したように私には感じられる。
福を呼ぶフクロウのオブジェは、イタリア顔。
今回の作品展は
3月19日(木)~22日(日)の開催です。
ご来店お待ちしております。
陶器ジュエリーsafina(サフィナ)これらの作品が生み出されるモリーゼ州はどんなところ?
(ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵)
※お問い合わせはこちらから♪
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