
5月、バンコクから稀少石到着。
とことんクオリティを追求した稀少石は、もうマーベラス!
稀少性とクオリティーの掛け算は幻ではない!
と実感のラインナップです。
【ユークレース】【パラサイトペリドット】

右:パラサイトペリドット 4.38×4.34×3.09mm 0.37ct 166,500円(税込み)
【ユークレース】
原石の産出、市場流通量が極めて少ない超レアストーン <ユークレース>。
フランスの鉱物学者で結晶学の父と呼ばれるルネ=ジュスト・アユイが1792年に命名したこの「ユークレース」はエメラルドと同様に内包物が多く含まれることで知られています。
宝石品質のものに言及することは極めて稀で、それどころか鉱物としても極めて稀産。
鉱物レベルの原石ですら滅多に見かけることがありません。
(あの稀少石アウイナイトは、ルネ=ジュスト・アユイの名前にちなんで命名されました。)
ユークレースは当然のように内包物等は含まれます。
カットに耐えうる宝石質結晶が極めて少なく特に、ファセットカットが施されたジェムストーンの市場流通量は皆無と言っても過言ではない程。
ところがどうでしょう。
この1ピースはファセットカットが施された0.77CT。
透明感に満ち溢れ、肉眼で見られる傷、インクルージョンが極端に少ない1ピース。
さらに、セージグリーンカラーを纏い、毅然と輝きます。
施されたファセットの美しさにため息。
4枚のハートシェイプの花びらの周りを星のシルエットが包み込むような光が放たれます。
【パラサイトペリドット】
隕石に含まれて地球にやって来たペリドットのことを、パラサイトペリドット、またはパラサイティックペリドットと呼びます。
一般的なパラサイトペリドットの一部は、年代測定の結果、約43億~45億年前に生成されたことが確認されています。
この1ピースは、2008年にインドネシアのジャワ島で発見されたものです。
これまで発見された隕石の中で、パラサイト隕石はわずか1%程度。
この1ピースの内側には、流れ星の軌道を思わせる針状のインクルージョンがしゃしゃしゃっと入ります。
このインクルージョンは鉄やニッケルなど隕石の成分でできていとのこと。
ここが、地球で形成されるペリドットとの大きな違いで、このパラサイトペリドットが隕石であることの証になります。
パラサイトペリドットをはじめ、ほとんどの隕石は、火星と土星の間にある小惑星帯から地球にやってくるのだそうです。
とても小さな惑星同士が衝突して軌道を離れ、地球の引力に偶然引っ張られ、隕石となって落下してくるのです。
カットされた状態で一番多いのは0.2ct以下で、その割合は90%以上。
にもかかわらず、この1ピースは0.37CT。
ギラリギラリと強く、華やかに輝きを放ちます。
隕石は流れ星。
流れ星が消えないうちに3回願い事をするとその願いが叶うという言い伝えに、小さな頃、流れ星に願い事をする夜。
けれど、1回願い事をするのが精いっぱい。
この1ピースが手元にあったら、ゆっくり丁寧に心から願い事ができるなと、そんな気持ちになれて、なにか幼少の頃の純粋さで心が満たされるようです。
【ベイリネナイト】

命名はフィンランドの鉱物学者ヴェイリネンから。
産地が限定されとにかく宝石品質で透明なものはめったにでないという希少石。
以前、1ピース、オレンジピンクで発色する素晴らしいベイリエナイトを買い付けることができ、その後、1度として再会することがかなわなかった発色に、とうとう再会。
見事な透明感とバラ色。
とろりと甘い香りがこの1ピースの中に満ち溢れ、光の少ないテーブルの下で見るとネオン感をも伴って発色。
あまりにも稀少で、それでも透明感がある宝石品質と言われるものは、0.1~0.2ct程度。
にもかかわらず、この1ピースは0.35CT。
圧倒的な透明感とネオン感で煌きます。
【バイカラーズルタナイト】


世界中でたった一箇所、トルコのアナトリア山脈でしか採掘されないズルタナイト。
ズルタナイトは、ひとつひとつの結晶に固有のカラーチェンジを際立たせるように正しく方向付けることが大変難しく、経験を積んだカット職人でも技量を試される鉱物。
「ズルタナイト」とネーミングされたルースは。世界で一流のカット職人がひとつひとつに最高のカットを施したことの証しと言われています。
カッティングのあいだに結晶の98%までもが失われ、わずか2%の歩留まり。
この稀有な美を持つ宝石の希少性は、さらに高まります。
海抜1,200メートルあまりの高地にあるトルコのアナトリア山脈(ムーラ県ミラス郡)で、ノミや、つるはしを使った手作業で採掘されます。
特に大きいサイズ(5カラット以上)のものが非常に珍しい理由のひとつでもあります。
このズルタナイトは、さらに稀少性を持つバイカラー。
透明感に満ち溢れたセージグリーンから紫がかったピンクのバイカラー。
静かに融合するように2つの色が重なり合い混ざり合い、バイカラーします。
さらにペンライトをあてると、なんとブラックティーローズにも似たバラ色にカラーチェンジ。
その様のなんとエキゾチックなことか!
【奄美大島産まべ真珠】

真っ赤に燃えるように輝く太陽が地平線に沈んだその直後の西空の色。
奄美大島産のマベ真珠のまばゆいばかりの発色、光に、私は魅了されています。
そのきめのこまかな真珠層が発する輝き、発色は筆舌難しく、毅然として、優しく、
美しく、華やか。
<不意の通り雨に眠りからさめた虹の色>と奄美大島産マベ真珠の美しさを例えられます。
翼のように広げられたマベ貝によって育まれた最高品質のマベ真珠は虹を溶かしたような
幻想的な輝きを持っています。
まさに自然が生み出した奇跡。
真珠の美しさの決め手、干渉色は、結晶が薄く規則正しく並び、厚い真珠層を作ることで強く出るため、マベの真珠層には、最も見事な虹色が出るのです。
淡いピンク、バラ色、青みがかった虹色、黄金色、メタリックなほどの艶。
まさにマベ真珠ならではのナチュラルカラー。

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる 雲のほそくたなびきたる。
養殖地である奄美大島は、沖縄と九州の中間地点に位置する鹿児島県の島。
今回、ようやく買い付けられた20ピース。
そのすばらしい大自然に恵まれた島、奄美大島で育ちました。
マベ貝の棲む海域は潮の流れがたいへん速く、サンゴ礁の間を白い砂がリズミカルに流れ、
まるで砂丘の風紋のような波形の模様がついているといいます。
一気に潜水し、サンゴ礁にしがみつかなければ、流されてしまうほどその水流は強いといいます。

真っ赤に燃えるように輝く太陽が地平線に沈んだその直後の西空の色。
プロの漁師でも近づくことが困難な激しい海流に棲息するマベ貝。
水深20メートルほどのきびしい環境にいるので、筋肉質のたくましい身体をしています。
(アコヤ貝などは水深2~5メートルほどの浅い穏やかな内海に棲んでいます)
身の引き締まった、強い体力をもつ貝だからこそ、
その美しくキメの細かな真珠を生み出すことができ、
ごく薄い結晶の膜が、たくさんかさなりあい、厚い真珠層を作り、
この強いテリと干渉色ができあがったのです。

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる 雲のほそくたなびきたる。
真珠層に入った光は幾重にも重なった結晶のそれぞれの面で反射します。
そして、それらが重なり、合わさり、真珠表面に美しい虹色の干渉色が現れます。
真珠の美しさの決め手、干渉色は、結晶が薄く規則正しく並び、厚い真珠層を作ることで強く出るため、マベの真珠層には、最も見事な虹色が出るのです。
淡いピンク、バラ色、青みがかった虹色、黄金色、メタリックなほどの艶。
まさにマベ真珠ならではのナチュラルカラー。
【ジルコン、マラヤガーネット シャンパンカラー】

右下:マラヤガーネット シャンパンカラー 5.82×6.54mm OV 1.55ct 23,250円(税込み)
ウイリアム.モーリスの壁紙に使われるこのオレンジ、肌色を感じさせるピンクを理想として探していたのですがついに!
まさに上質なロゼシャンパンを思わせる飛び切りエレガントな発色。
ピンクとオレンジがデリケートに重なり合い、混ざり合い、融合。
内側から毅然とした品格を持って煌きを放つその様は、上質なロゼシャンパンを思わせます。
【ベニトアイト】

2.7ミリ 35,200円/pc(税込み)
ベニトアイトは1906年に発見された、世界でもアメリカの一ヶ所でしか産出しない稀少石です。
ベニトアイトの名称は、唯一の産地となるアメリカ合衆国カリフォルニア州サンベニト鉱山から由来しています。
産地が一ヶ所に限られている為、世界の宝石市場に供給される絶対数が大変に少ない宝石です。
また商業的な採掘はすでに終了しているため、実質、閉山している状態です。
今回は、メレサイズを徹底的にセレクト。
ベニトアイトの中にはUVカラーチェンジをするものもありますが、今回はUVカラーチェンジ無しのきっぱりと、きりりと、ギラリと強く輝く、抜群のテリと艶、虹色を感じさせる発色のピースだけをセレクト。
31ピースの買い付けでしたが、残り8ピース。
お急ぎください。
【バイカラーサファイア、パライバトルマリン】

右上:パライバトルマリン ブラジル産 OV 1.9×2.8mm 0.042ct 41,800円(税込み)
右下:パライバトルマリン ブラジル産 PS 1.6×3.2mm 0.039ct 39,600円(税込み)
【パライバトルマリン】
これこそブラジル産、パライバトルマリンの発色!
小さなサイズのルースですが、写真の右2ピースはブラジル産。
2ミリ弱のメレサイズですが、さすが王者の輝き!
こっくりとしたマリンブルー、さらにたっぷりのネオン感。
眩いばかりの発色は、小さいながらもこれがブラジル産のパライバの威力。
【バイカラーサファイア】
今回買い付けのバイカラーサファイアは、こっくりとした万年筆のブルーインクをぽとりと透明な水の中に落とし、それが完全に混ざり合う前手前一歩の景色。
夜明け前、真っ暗な夜空が太陽の光の気配を感じ、白み始める直前の空色。
【イエローグリーントルマリン】

トルマリンの発色として初めて出会った色。
カナリーカラーにライムグリーンが重なったような、何tも瑞々しい煌き。
フィリップ.スタルクがアレッシイで手掛けたレモン絞り<ジューシーサリフ>でライムを絞ったような印象にノックアウトで買い付け。
ルース先端のペリドットグリーンの色だまりがたまらなくクール。
【スファレライト】

右:スファレライト イエローゴールド OV7.9×9.71ミリ 3.38ct 16,900円(税込み)
ギラギラとした金剛光沢が目を引くスファレライト。
ダイヤモンドを上回る光の分散率を持ちギラリギラリと輝きます。
スファレライトと言えばオレンジ系のカラーが主流ですが、この2ピースはグリニッシュイエロー。
眩い光はゴールドを伴います。
美しいファイア、凄まじいテリと合わさり非常に印象的な2ピース。
【スペサタイトガーネット】

スペサタイトガーネットはベーネでも人気の宝石だけれど、これほどまでにこっくりと赤を持つものはとっても少ない。
オレンジやブラウンを感じさせるものが多い中、これはぞくっとするほど赤い。
まさに、熱く燃え上がる情熱がそのまま宝石にになったかのよう。
これはなかなかの色気、艶を持ち、妖艶ささえ感じさせる。
魔性の赤。
激しい感情が外にあからさまに出るというよりも、ぐっと内側に秘める感じ。
照りと艶と透明感。
雑味など一切無く、毅然とし、気位の高さを感じさせる。
明らかに、流通するスペサタイトガーネットと一線をかくすクオリティー。
(ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵)
お問い合わせはベーネ銀座サロンまで
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