東銀座から徒歩2分ほど。
築地郵便局の手前路地を入ったところにある<クッキアイノ>。
イタリアのフラッグがはためいていないと、きっとここには入れない。
このあたりは、ちょっと独特な空気感。
こじゃれた隠れ家レストランがひっそりと立ち並ぶ。
その中の特別な一軒。
小さなスプーン(cucchiaino)を使った、一口の前菜から始まるイタリア料理。
昨今では、イタリアンは巷に溢れ、なんちゃってイタリアンや、カジュアルだけれど、味もカジュアルな、それなりイタリアン馬鹿リだけれど、ここは内緒にしておきたいくらいHeart Hit!
カプチーノカップに入った紅いものポタージュ。
ぐっと熱く、一気に空腹の胃袋に幕を作る。
バーニャカウダだって、今まで食べたものは人工味だ!と痛感させられる繊細さ。
まるでお花を食するようなプレート。からすみが決めのアクセント。
こってり、とろり、さっぱり。
この3つがなぜ、共存するのだろう!!
トリュフもフォアグラも、なぜ、こんなにもすべるように、流れるようにのど下を通り過ぎるのか。
パスタなど、抹茶を練りこんだ自家製パスタに、秋のきのこが絡み合う。
デザートで締め。
さっぱりやさしく、このままベッドに向かいたいほどの開放感とゆったり感。
こんなにたくさん食べたのに、窮屈な感じが一切しない。
良質なものだけが胃袋に収まるとは、こういうことなんだ、と。
帰り際に、次回の予約をしていきたくなる、そんなお店。
夜はコースのみ。
なかなか予約がとれなくて大変!
銀座イチオシだな。
なんちゃって料理に浸かっていると、感覚までが麻痺しちゃうから、時には、こういう良質時間と味を大切にしたいな。
ワイン2本飲んで2人で割り勘した場合、だいたいいつも7000円くらいよ♪ (サロン 内藤)
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