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2026.05.24
源氏物語 五四帖の色、音、形 宝石で奏でる平安の雅
# デザインルーツ
襲 KASANE ときにあひたる

千年の時を越え、令和に紡がれる新たな源氏物語。
宝石の 深く内側より静かに放たれる色、音、形は 襲なり、新たな出逢いを繋ぐ。
多くの解釈を生み、千年の時を超えて読み継がれてきた『源氏物語』。
その真髄は、うつろう美、重なりあう心、そして言葉にならぬ余情にあります。
Beneを代表する二人のデザイナーは、この普遍の美意識を宝石に託し、現代という時代の感性で再構築します。
色は感情を映し、形は関係性を語り、光は無常の気配を宿す。
襲のごとく重なり合う輝きは、過去と現在、物語と私たちを結び、新たな源氏物語として静かに立ち現れます。
光のうつろいを映す一粒の紫水晶は、宵にたゆたう「紫のゆかり」を想わせ、
重ねられた色彩の妙は、幾重の襲に託された季節の気配を語ります。
真珠の柔らかな光沢は、もののあはれに揺れる姫君の面影を宿し、
翡翠の静謐な緑は、若葉を渡る風のように心を澄ませます。
繊細な線で描かれた曲線は、香の余韻や和歌の響きをかたちにし、
宝石同士が寄り添い奏でる輝きは、人と人との縁(えにし)を象徴します。
帖ごとに異なる情景と感情は、現代の意匠として結晶し、見る者それぞれの記憶と響き合うでしょう。
千年の物語は、いま新たな光を得て、あなたの心にそっと重なります。
どうぞ時を超える雅の対話をお楽しみください。
【桐壷】

物語のプロローグとして、光源氏の一生を象徴するジュエリーを生み出したいと考え、色に着目してデザインをしたペンダントブローチです。
メインのアメシストは光源氏を象徴する色と形であり、源氏物語を象徴する色でもあります。
華々しい誕生、桐壷帝に愛され栄華を極め、誰もが羨むような人生を暖色系の色合いで、その裏にある悲しみや心の葛藤、そして、この物語の根底を流れる、亡き母への想いを寒色系の色合いで表現しています。
まるで光を放つような、光源氏の美しさを直線に、宮廷の雅やかな雰囲気を曲線に込めながらデザインをしています。
【桐壷】連作

最も豪華な上掛けの唐衣裳ではなく、さり気なく覗く袖口の配色美「かさねの色目」にこそ粋を感じる、日本人が千年前から大切にしてきた美への感性を語るリングシリーズです。
「襲」の言葉の元となる、十二単は正式名称を「五つ衣唐衣」という事から、全てのはじまりでもある「桐壺」の章を5つの場面に分け、それぞれ「桐壺帝の御世」「光の君の誕生」「桐壺の更衣への想い、残月の名残」「藤壺の宮との出会い」「藤壺の宮への憧憬」を表現し源氏物語の人々の思いや人生、季節などの重なりを、「かさねの色目」のように表現しました。
5つのリングすべてを上下にも横にも重ねても着けられるように構成した連作としてデザインしています。
【桐壺 桐壺帝の御世】

身分の高い者のみが着用を許されたとされる「深紫(こきむらさき)色」をした美しいスピネルを、金色の袖で優しく包み込むような地金のフォルムにしました。
嘗ては帝のみが使用出来るとされ、天皇装束などにも用いられた最高位の吉兆文様でもある『桐竹鳳凰紋』を連続する菱形の中に忍ばせ、光の君の父である桐壺帝の華やかな御代を表現しています。
華やかな帝の眩い優しさに包まれつつも切ない思いを抱える「桐壺の更衣」を表現する為に桐の文様だけを裏側に入れています。
【桐壺 光の君の誕生】【桐壺 桐壺への憧憬】

【桐壺 光の君の誕生】
物語の中心となる生まれながらにして眩い光を放っているかのような美しさから「光る君」と呼ばれる源氏の、深い愛情と共にひときわ異彩を放つ美という才能と背負う宿命が語られる場面から、美しい御子の誕生の喜びを真っすぐに光を放つように輝くプリンセスカットのダイヤモンドで表現し、華やかな宮廷の中で、夢幻のように尊く朧げな幸せな時間を「源氏雲」「菊」と「光」「流水」を繊細な彫りで表し、2色の地金のコントラストと彫りの緻密な輝きと余白の鏡面で、輝きと朧げな様子を表現しています。
【桐壺 藤壺への憧憬】
母の面影を追い、優しく美しい藤壺を心から慕っている光の君が、元服し御簾越しにしか会えない人になってしまって気づかされる、理想の女性である藤壺の宮への憧れから手の届かない恋へと変わっていく切ない様子をデザインしました。
揺らめく袖のフォルムの上に留めた、輝きの強い藤色のタンザナイトは藤壺の宮を象徴し、地金の一面には、揺れる藤に戯れる蝶を。
もう一面には届かぬ距離と藤の香りに魅せられつつも近づく事の出来ない蝶を空間を取って彫る事で、止められない惹かれる想いと、理想の女性像が形作られていくさまを表現しています。
【桐壺の宮との出会い】

亡き桐壺の更衣の面影を残した若く美しい藤壺の宮の入内により、悲しみに沈んでいた宮中が目覚めるように華やぎ、息を吹き返すように鮮やかで喜びに満ちた日々へと変わっていく様子を、金糸と銀糸を表現した2色の地金の色と、大きく開かれた袖のフォルムの中に、ラベンダースピネルやペリドット、ムーンストーンにタンザナイトなど、藤が咲き乱れ春風に優しく揺られているような優美な気配を持つ色彩の宝石たちで「かがやく日の宮」と称された藤壺の宮の鮮やかで高貴な美しさと魅力を表現しています
【帚木】

帚木とは人の心のうつろいや、不確かなものの例え。雨夜の品定めとして有名な帖であり、光源氏はこの夜の事を、晩年近くまで何度も回想してることから、彼の人生に大きな影響を与えた重要な一夜といえます。
私がこの帖で魅了されたのは、風景描写の美しさ。雨の夜の暗がりで語られるからこそ、四季折々の風景が、より鮮やかに脳裏に立ち上がってきて、まるで色の洪水で満たされていくような感じがします。その感覚を形にしたのが、このペンダントです。

しとしとと降り続く五月雨を縦のラインで表し、その上に菊や紅葉、雪の中に浮かぶ篝火、撫子の花、曙の空などの色を流れるように並べてデザインをしています。
【空蝉】

強引に一夜を共にした人妻、空蝉の事を忘れられない光源氏。何とか再会したいと空蝉が暮らす屋敷を訪れます。女性達の様子を覗き見た光源氏は、空蝉の知的で嗜み深い様子に、ますます心惹かれてゆきます。その夜、光源氏の気配を感じた空蝉は、身にまとっていた薄い衣だけを残し、するりとその手から逃げていってしまいます。
光源氏に心惹かれながらも、身分の違いや、いつかは捨てられみじめな目にあうだろうとの考えから、その後も拒絶を通した空蝉。その誇り高い様子から、青から紫の色合いを選び、細かな宝石を散りばめることで、残された薄衣をイメージしています。
【夕顔】

黄昏に浮かび上がる、白い夕顔の花。その可憐で儚げな様子は、まるで夕顔の君そのもの。夕顔の花を添えた白い扇や白露と、白が印象的な帖であり、私が夕顔の君から感じるイメージも色で例えるなら白や透明であることから、透明な宝石だけを集めたジュエリーにしたいと思いました。
夕顔の君を亡くした光源氏の悲しみや、二人の短く儚い縁もまた、白く透明な色に象徴されるように感じます。
メインのクオーツは、伝統工芸士<大寄智彦氏>に依頼。
私の頭に浮かんだ形とイメージを原石から研磨していただきました。
周りに添えた宝石もすべて白を感じる透明で統一し、女性らしい曲線的なフォルムでデザインをすることで、夕顔の君のたおやかな様子と、この帖に流れる幻惑的な雰囲気を表現しています。
【夕顔】

ある日の夕暮れ、光源氏が荒れ果てた家の夕顔に見惚れていると、その家の女主人から和歌を書き留めた扇が送られてきます。こうして始まった2人の恋はとても儚いものでした。
2人が最後の時間を共にした夜は、美しい中秋の名月。夢と現実が混じり合っているかのような、侘しい隠れ家にただよう幻惑的な気配。夕顔の君のたおやかな佇まい。その全てが闇夜に浮かび上がる夕顔の花に象徴されているように感じます。
幻想的に煌めくレインボームーンストーンと、イエローやブルーグリーンの瑞々しく繊細な色を組み合わせることで夕顔の花をイメージ。
1粒だけあしらったロンドンブルートパーズは、夜の始まりと切なさを表現しています。
【若紫】

左:光源氏が亡き母の面影を求め、最も愛した2人の女性。紫の上と藤壺それぞれのイメージを趣の異なる2つの紫色の宝石で表現しています。
年齢を重ねても可憐でたおやかな紫の上を、ピンク味を帯びたパープルスピネルに譬えて。花のように散りばめた桜色と山吹色の宝石は、この帖で光源氏が初めて紫の上を垣間見た、北山の春の風景をイメージしています。
それに対して凛とした佇まいの藤壺は、青みを帯びたヴァイオレットサファイアに象徴されます。光源氏の子を宿すという秘密を抱え苦悩する藤壺。わが子を守るために強い決意を持って秘密を守りながら、その後の人生を生きていきます。
右:病の加持祈祷のため、北山の僧都のもとを訪れた光源氏は、憧れの女性、藤壺によく似た少女、紫の上を見かけ、成長した姿をこの目で見たいと願うようになりました。病が癒え山から戻った後も、その少女のことが忘れられず、半ば奪うようにして紫の上を自分の屋敷に連れ帰ります。
光源氏が初めて紫の上を垣間見た、北山の美しい風景をデザインしたリング。淡いグリーンや山桜のような優しいピンク色で描写し、その中に紫の上が纏っていた山吹色の衣の色や、紫の上そのものをイメージした紫色を散りばめました。春のうららかな風景と、紫の上の愛らしさを表現するために、地金の色もシャンパンゴールドで優しい印象に仕上げています。
【末摘花】

琴だけを友に暮らすという、深窓の姫君の噂を聞きつけた光源氏。朧月夜の頃にと約束をして、十六夜の美しい夜に姫を訪ねて行きます。
まだ踏み分けられていない真っ白な雪、雪あかりに照らされた光源氏の美しさと、雪の描写も印象的なこの帖をイメージして、マベパールに月あかりや雪の白を添えたペンダントブローチに。夜明けの紫と初春に初めて咲いた梅の赤、平安時代に高貴な色とされた紫に、今様色と呼ばれ平安貴族に愛されていた赤を組み合わせることで、深窓の姫君ゆえの奥ゆかしく古風な様子を表現しています。
雪よりも白い肌を持つ末摘花は、現代に生まれていたならば、美人と呼ばれていたのかもしれません。
【葵】

源氏物語の大きな山場、葵の上と六条の御息所の車争いが描かれた帖。
喜びと悲しさ、2つの相反する感情を1つのリングに込めてみたいと思い、デザインしたリングです。
上側のヴィヴィッドな色の宝石は、祭見物に訪れた女君たちの衣の色、賀茂の祭の華やかさを表現しています。
車争いでプライドを打ちのめされ、恨みを募らせた御息所の魂は、物の怪となって葵の上に取り憑きます。生霊となった己に気付き苦しむ御息所。その事により、さらに離れて行く光源氏の心。御息所の悲しみと、葵の上の死を悼む光源氏や父左大臣の悲しみ。
グレイッシュなブルーやグリーンの宝石を並べ、葵の上を想う晩秋、淋しさ深まる夜の風をイメージしながら曲線を描きました。
【須磨】

侘しい須磨での暮らしに、都を思い出しては涙する日々。
心労に効くと効いた光源氏は、海でお祓いをさせます。すると突然突風が吹き、未曾有の暴風雨に。人々は落雷と津波の恐怖に命の危機を感じます。
ようやく落ち着いてきた明け方、何者とも分からぬ異形の者が現れ、どうしてお召しに従わないのかと、誰かを捜し歩いています。
美しいものを大層好むという海の中の龍王に、自分が魅入られたことを悟った光源氏は、この地から早く逃れたいと願います。
このペンダントでは、都を思い涙する光源氏の心と、激しい嵐の情景を、重なり合ったラインで表現。赤く煌めくスペサタイトガーネットは、海の底に光源氏を連れ込もうと狙う、龍王の目をイメージしています。
【明石】

亡き父、桐壷帝のお告げや神のご加護により、嵐が続く須磨から明石へと居を移した光源氏は、美しく聡明な明石の君と結ばれます。
明石の君に惹かれながらも、紫の上への愛情が心から離れることのない光源氏。その様子に、やはり心配していた通りになってしまったと、明石の君は思い悩みます。
浜風が身に染みる明石の秋、光源氏が爪弾く琴の音色が、松を抜ける風や波の音と響きあう趣深い様子や、紫の上を想い、揺れ続ける光源氏の心を大胆な曲線に込めてデザインをしました。明石の君の、悲しみを抱えながらも美しく、凛とした佇まいをケシパールやヴァイオレットカラーのサファイアで表現しています。
【初音】

元旦の晴れやかな気配が美しく描写された帖。花散里には薄藍色の物静かな衣装、玉鬘には山吹襲の華やかな衣装、明石の君は白い小袿をと、六条院に住まう女君たちへの贈り物を選ぶ描写がとても印象的です。
この帖の中で、六条院の女性たちが、初めてお互いに顔を合わせます。その衣の色合いのおびただしさは、まるで明け方の空に霞の中から春の錦をたち広げたようだったという描写があり、その初春ならではの華やいだ雰囲気を手彫りの細工で施しています。
【常夏】

玉鬘が暮らす西の対、その庭先には、ただ撫子(常夏)だけが咲いています。唐撫子に大和撫子と、色合いもとりどりに咲き乱れ、黄昏の中に浮きたつ様子は何とも言えない美しさ。
その美しい様子をジュエリーにしてみたいと、デザインをしたリングです。
時と共に色が移り行く夕暮れの空の色、撫子の花をイメージした、様々な表情を持つピンク色の宝石達。
自分の娘として六条の院に迎えたにも関わらず、玉鬘に想いを寄せる光源氏。多くの求婚者を惹きつける玉鬘の美しさは、まさに撫子の花そのもの。
会うたびに魅力を増してゆく玉鬘に、光源氏の心は惑うばかり。その心の迷いや、玉鬘の匂い立つような美しさから、花のシルエットのような曲線が連想されました。
【常夏】

玉鬘が暮らす西の対、その庭先には、ただ撫子(常夏)だけが咲いています。唐撫子に大和撫子と、色合いもとりどりに咲き乱れ、黄昏の中に浮きたつ様子は何とも言えない美しさ。
時と共に色が移り行く夕暮れの空の色と、撫子の花をイメージしながら宝石を並べていきました。
ピンク色の濃淡で色とりどりの撫子を、オレンジサファイアやタンザナイトのブルーを散りばめて夕暮れ時の幻想的な空の色を表現しています。
自分の娘として六条の院に迎えたにも関わらず、玉鬘に想いを寄せる光源氏。多くの求婚者を惹きつける玉鬘の美しさは、まさに撫子の花そのものです。
【若菜上】

前帝朱雀院からの願いを断り切れず、朱雀院の最愛の娘、女三宮を正妻に迎えることとなった光源氏。その事を打ち明けられた紫の上は、心の動揺を表には出さず、さりげない様子で事実を受け止めます。しかしその時から、幸せの絶頂と思われた紫の上の、深い苦悩が始まるのです。女三宮の幼さに、改めて紫の上の魅力に心惹かれる光源氏ですが、立場上、自由にはならず、紫の上は一人寝の寂しい日々を送ります。
この帖では紫の上の気品高く上品で優雅な様子、そのたぐいなき美しさに光源氏が感嘆し、しみじみ愛おしく思うというシーンがあります。
紫の上の美しさと気品溢れる佇まいをイメージした、ピーコックカラーのエレガントなケシパール、そこにカラーチェンジする宝石アレキサンドライトを添えることで、内に秘めた紫の上の想いや、心の惑いを表現しています。
【夕霧】

今まで雲居の雁一筋だった夕霧の、恋に惑う姿が書かれた帖。美しい風景描写が登場人物の心と呼応して、深く心に残ります。
小野の山里の秋めいた気配、虫の音も鹿の鳴く声も滝の音も一つに入り混じり、しみじみとした趣を誘う夜。月が山の端に沈みかけている様子にも、夕霧が想いを寄せる落葉の宮の心は靡かず、想いを遂げられないままに一夜が明けて行きます。
落葉の宮の嘆きや、夕霧の悩みが、秋ならではの美しい風景によって、さらにしみじみと感じられます。
紅の衣に夕日が射している。そんな夕霧の美しく華やいだ姿をメインカラーに、切なさを感じる秋の彩を添えて。左右非対称のイヤリングにデザインをすることで、移り行く季節や人の心を表現しています。
【御法】

自らの死期を悟った紫の上は、この世に心残りは無いものの、後に残された光源氏がどんなに心取り乱し嘆くことだろうかと、悲しく思っています。
ある秋の夕暮れ、風に揺れ今にも零れ落ちそうな萩の花の上の露に、自らをたとえた歌を口ずさんだ紫の上に、儚い露の世の中、あなたに残されるより、いっそ共に死にたいものをと、光源氏はぬぐい切れぬほどの涙を流します。
この世の無常を象徴する花の上の露、そして紫の上を想い流された多くの涙。祈りを捧げる神聖な気持ち。それらをバケットカットされたダイヤモンドならではの、静謐な輝きで表現しています。
【紅葉の賀】

優雅な音楽、暮れゆく空の下で鮮やかに舞い積もる紅葉の情景と、歌を詠む声も舞い姿も、神さえも魅了すると賛美される青年へと成長した光の君の、荘厳な美しさ。
そして対比するように秘めた罪の気持ちと叶わぬ想いを抱えた心情をデザインで表現しました。
繊細さと湧き上がる煌めきを両立し、滲むような色彩を持つ朱赤と緑のオレゴンサンストーンは、鮮やかな衣装や秋の空に染まる景色の中の宴の情景を表し、袖を振る優美な舞の動きの流れと、演目の青海波と揺れ動く心の動きを波に重ねて2色の地金のフォルムで表現しています。
ひらひらと舞い落ちる紅葉の様子は、レッドスピネルやスフェーンを動きをつけて配置することで表現しています。
【紅葉の賀】

池には船が浮かび、雅楽が鳴る中で彩とりどりの紅葉の色彩や貴族たちの衣装の美しさ、秋紅葉の賀の鮮やかな情景を宝石の彩と、桐壺帝の栄華の頃の章という事から繁栄を表す桧垣(ひがき)文様を思わせるフォルムで表現しました。
【花の宴】

桜の宴と藤の宴、二つの美しい花のうたげの中で宮中の女房たちの華やかな衣装の様子や、花が咲き乱れ霞のかかる月の風景、春の夜の秘めやかな朧月夜の君との出逢いと、交わされる艶を感じる美しい言葉たちと朧の夢のような情景をデザインで表現しました。
桜の襲ね色をしたトルマリンを中心に、細長いカットのベイリネナイトやマリアライトを横長に均一に配置することで、桜や藤を御簾の間から覗いている女性たちの視線を表しています。
朧に輝く幻想的な月をレインボームーンストーンで、舞い散る桜や夜の色を表す宝石を散らばせた中に絡み合う2色の地金は、密かな証として交わされた扇の飾り紐と交わされる美しくも危険な恋の駆け引きの言葉たちを表しています。
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