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2024.05.12

Bene-Beneの歴史 銀座サロンオーナー「内藤千恵」インタビュー

# Beneインタビュー

__________今回、インタビューさせて頂きますのは、株式会社ベーネユナイテッド副社長「内藤千恵」さんです。色々とお話を伺いたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

よろしくお願いします。

__________内藤さんや、株式会社ベーネユナイテッドが運営するオンラインtoオフラインショップ「ベーネ・ベーネ」を知らない方もいらっしゃると思いますので、まずはご紹介をお願いいたします。

ありがとうございます。内藤千恵と申します。
私の自己紹介はお話の中でさせていただくとして、まずは株式会社ベーネユナイテッドとベーネベーネの歴史から。弊社の歴史は実は長く、1970年に遡ります。
14年前に私と、現社長(寳福 秀樹)が作った小さなジュエリーのインターネットで販売する会社を作って、それが6、7年前に、吸収合併され、私たちは社歴と大きな資本金を手に入れたという(笑)。

ベーネベーネの名前の由来

ベーネベーネは「ファンタジック」を大事にしています。

イタリアの代表的な昔話、ピノッキオをご存知ですか?
私はピノッキオが凄く好きで、これこそジュエリーだな、と思うストーリーがあります。
ピノッキオっていうのは、ジュノペッティ爺さんが丸太を拾ってきて、人形を作り、その子が命をいただき、人間になるストーリーなんです。まさに、これがこのベーネのやりたい事のそのものなんだ、と。

鉱物や地金は、地球の中では成長するけど、一度外に出てくると成長が終わってしまう存在。
生命があるという物ではないけれど、そこに研磨やカット、そしてデザインといった「人の技」が加わり、それを女性が身に付けると、その無機質な鉱物や地金に生命が宿る。生き生きとした命が宿るという風に感じて!

私たちが運営するショップ「ベーネベーネ」の名前は、イタリア語で「いいね!いいね!」
イタリア語で、一番使われる素敵な言葉なのよね。

名前もついた!愛するジュエリー業をスタート、、、がしかし、、、

私達はジュエリーが大好きです、まあ当たり前ですが!
ジュエリー大好きなその理由は「ジュエリーって装飾品」と考えなかったからです。

遡りますと、先代から会社はずっと石屋を営んでおり、「石」が持つ力を伝えるべく、カラーストーンを扱う会社でした。

日本に宝石っていうものの文化が入ってきたのは非常に遅い。
それまでは江戸時代までは簪、漆が主流で、金の装飾品をジュエリーとして身に付けるようになったのは、明治以降なんです。
そんな歴史の中で、私たちは「もっとジュエリーを売りたい」とか「皆に買って欲しい」事より、宝飾品として、ジュエリーの本来の意味や、ジュエリーにセットされる本当に美しい石の持つストーリーを皆さんにお伝えしたいと考えており、吸収合併のときから、石の販売会社ではなく、ジュエリーを皆さんにご紹介する会社という風に形を変えていきました。

ジュエリーをご紹介するのに、例えば「18金の1キャラットのダイヤモンドを使ったリングですよ」という「ただの説明」ではなく、何故このデザインになったのか。
ダイヤモンド、という石はどんな石なのかの「背景」をきちっと丁寧にご紹介していこうと。

当時、私達はお金が無かったんです。
だって、それまで私は、専業主婦。
夫と一緒に全国転勤していて、その専業主婦が一念発起して2002年頃、弊社代表(寳福 秀樹、ジュエリー職人)と出会い、何か石を使って、できる事がないか?と思った際、大きな宝石屋さんだったら、資本金がある。潤沢な予算が組めるから、地金も1キロも2キロも3キロも買えたり。
それこそダイヤモンドも山程買えたりと、石を活用してやりたい事、表現したい事を自由にできる。。。
ジュエリーといえば華やかなイメージでしたが、それを私たちはできなかった。

会社設立当初の資本金は100万円ずつ出し合って、300万円で始めたんです。
ジュエリーをやりたくても本社は山梨、山梨からどうやって、、地元はまだしも、全国に向けてはどう販売したらいいのか分からない。

ん?例えば、思い切って東京に店舗を構える?
いやいや、300万円じゃね、何もできないでしょ。
勢いで立ち上げたジュエリー会社。しかし、販売する環境がなく、立ち尽くす私たち。。。

作戦1:楽天出店で業界騒然!前代未聞の「ジュエリーネット展開作戦!」

そんなとき、「楽天」の存在を知りました。
月々の支払金額、基本料金が、さだかではありませんが、たしか1万幾ら、だったかな?

これなら私たちにもチャレンジできるんじゃないか!

もー私たちの心は踊りっぱなし!(いや、私だけだったかな、、、笑)
楽天のノウハウに乗っからせていただきながら、私たちのジュエリーをご紹介していけばいいんだよね?と点と点が繋がった気がしました。

心が踊りつつ、忘れてた、、、私たち、仕入れるお金が無いじゃない!!

1グラム、例えば指輪は2グラムとか3グラムぐらいの地金を使用します。そのとき地金は1グラム4000円程。地金代だけで、お金が無くなくなってしまう。

当時の世の中の宝石屋さんの慣例として、1つの指輪を、同じサイズで、20、30本を一度に制作してしまうスタイルでした。
20本30本同じ物ができて、お客様が「私の指輪のサイズは3番です」とか「私の指輪のサイズは10番です」と言われたら、お客様のご要望に合わせてサイズを直して、お渡しする形。指輪は大きさが違うだけで、全部同じ物。
全部同じ形で同じ地金の色で作って、それを売れた分だけサイズ直しをする。売れなかった物は在庫になり、在庫になった物が決算セールや、安く売り叩いてしまうとか、最悪潰しちゃう。

地金の単価は残るので、上記の考え方が業界ではあたり前だったんです。

でも私達はそれが凄く嫌だったんです。
なぜかと言いますと、20本30本同じ物を制作し、日本中に20人30人同じ物を持つ。
これがただ、繰り返されるジュエリーの文化ってどうなんだろう?って。。。

ジュエリーって、購入くださったお客様の心に、体に、本当にピッタリと寄り添うような、そんな作り方があるんじゃないか、、、って思いました。

しかし、本当の話は、いっぺんに同じ型を20本30本作る資金力がそもそもなかった。そこで考えたんです。

作戦2:日陰のダイヤを宝物に変えた「セミオーダーストーリースタイル」の誕生

そうだ!セミオーダーだ!
一点一点、全部、貴方のご要望の地金の金種、色、指輪のサイズに合わせて、1本1本自社工房で1本1本作りますよっていうコンセプトを思いつきました。

セミオーダーには色々なエピソードがありますが、例えばグリーンダイヤの話。

グリーンダイヤという、それは名前の通り様々なグリーンのトーンが混ざったダイヤなんですが、仕入れ時に「ロット」という一つの袋の中にグリーンダイヤが入っています。

ジュエリー業界は通常、1本の指輪には同じトーンで、全て同じ色のダイヤを使うのが宝石業界の絶対的なセオリーがありました。
そうすると、主に使用されない薄い色のグリーンダイヤは価値が低い色、濃いグリーンダイヤは価値が高い色に分けられます。
そこに人の手が入り工賃が加わり、グリーンダイヤの値段が跳ね上がる。

そして、色が薄いか中間色は不良在庫として残る。
こういうことが以前から非常に勿体無いと思っていたのと、ぶっちゃけ全部使いたかった。

試行錯誤し考えたのが、綺麗なのにもったいないグリーンダイヤを全部、カラートーンミックスで、メランジでセッティングして、<地球上の緑を全部ここに集めました!>っていう名前の指輪の制作。
これが名前なんです。
そうするとお客様が、神秘的で美しいのに使われなかったグリーンダイヤ達の指輪を、

「私は小指にしたいわ」「私は中指にしたいわ」「私は色が黒いからホワイトゴールドがいいわ」「私は色が白いからピンクゴールドがいいわ」

と、色々なお客様のご要望をいただき、

「グリーンダイヤのストレートリングをピンクゴールドで4番サイズで作る人は貴方だけなんです」

と、購入いただいたお客様だけにお伝えできるメッセージをセットでお届けできるようになったのをキッカケに、1本1本対応できる、ベーネベーネだけの「セミオーダー重視のストーリーシステム」が立ち上がりました。

当時資金のなかった私たち、
・お客様へのセミオーダーとストーリーをセット提案をさせていただくこと
・楽天を通じたインターネット戦略
この2つが業界で戦っていける武器でした。

「アンタらは非常識すぎる!」業界に叩かれた私達が獲得した楽天での受賞

14年前は、散々叩かれて、、、それは物凄く。

「インターネットでジュエリーが売れる筈がない!」
「対面販売が常識なもので、1万とか2万とか3万とか、そんな高額な物がインターネットで売れる筈がない」
「自分のサイズも分からず、見ただけでお客が買うわけがない」

と、散々叩かれて。。。こんなもんじゃないですよ?笑
本拠地、本社甲府の地場産業での宝石同業者達は、見事な程に「おいおい、、、インターネットでジュエリーなんて売れないよ。挙句にあいつらは何やってんだ」って言われた創業時。

逆に言いたい。
今、皆さんネットショップ、やってますよね?笑

どれだけ叩かれても、当時の私達にはこの道しか無かった。
ジュエリーの素晴らしさ、ストーリーや背景を、より多くの皆さんにご紹介するには、やっぱりこの方法しかない。

ただただ、信じてやり続けました。

そんなある日、転機が訪れました。
「ピンクトルマリン」というピンクの可愛らしい宝石があるのですが、宝石業界は変わらず濃い色=高価値の常識。
変わらず薄い色が余っちゃう。
それに「桜カラー」って名前を付けて、の「ピンクトルマリンピアス」を生み出しました。
グリーンダイヤの例と同じ手法です。

、、、大ブレイクしたんです!

宝石業界って男性社会だったんです。営業マンも制作会社も皆、男性。
宝石業界の常識は、「そんな安い石と高い石をごちゃごちゃに混ぜて。それは間違ったやり方だ!」でした。

でも実はそういうものを全部取っ払ったところの面白さに、女性は魅力を感じてくれてるんだ、っていう事に気が付いたんです。
それで、成功した方法を信じて貫いて、とにかく無我夢中で頑張って。。。
その二年後に、なんと、楽天のショップ・オブ・ザ・イヤーという、素晴らしい賞をいただきました。
※「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」は、約4万店を誇る楽天市場の中から選ばれた、栄えあるショップに贈られる賞です。

売上だけでなく、顧客様に対する接客やサービスを、とにかくジュエリーを愛して欲しい一心で徹底していたら、ご購入いただいたお客様が高い評価をくださった。
そして、私たち三人で始めた小さなベーネベーネというブランド、お店が、ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞!

やっぱり、凄く嬉しかったんですよ。
ジュエリーを含めたすべての物事の考え方、このデザインに至った経緯やストーリー。
これらをどのような方法でパッケージに入れて、どのようなコンセプトを作って、どのようなメッセージをお客様にお届けできるか?
お客様がご注文を下さってから、そのジュエリーをお届けするまでの間に、7回驚かせよう、驚いてもらおう、っていう「7つのサプライズ」という独自の接客方法を生み出し、実践し続けた。

私たちが扱っているジュエリー、すなわちカラーストーンは、地球が与えてくれた、デザインそのものを持つ石だということ。
その地球が与えた素晴らしいデザイン。
何千年、何億年とかけて生まれたカラーストーンの、知恵が与えてくれた色味やデザインに最大のリスペクトを払ったデザイン、作り、仕立てを、徹底的に追求しようと、今日に至った14年間でした。

無知と職人の化学反応を生み出した「ベーネベーネ」

__________内藤千恵さんがジュエリーを扱ったお仕事をしよう!と思われたキッカケは?

大学卒業後に就職した会社が、皇室御用達のブランド「アシダジュン※」という会社でした。
※日本のファッションデザイナー芦田淳が手がけるファッションブランド

ここで普遍的な、正統派の美しさを知り、学ぶ事に。
当時はバブル全盛期!どのブランドもジュエリーが作りたくて、それでライセンスジュエリーというものを担当したときに、実はそのライセンスジュエリー※ を制作する会社との接触があり、それが初めてジュエリーに触れた経験でした。
※ライセンス料を支払った企業に、ライセンス元のブランドロゴを貸し出し、ブランド商品のように販売できる権利のこと

結婚後、子どもが幼稚園、小学校に上がると並行して、二年に一度のペースで転勤を繰り返すバタバタとした年を重ねていく中、フリーでジュエリーの企画や世の中のファッション動向を分析し、マーケティング情報や企画をジュエリーショップや宝石関連の企業に買ってもらう仕事を続けていたのですが、転勤が落ち着き、東京に拠点を持てるようになったタイミングで急に暇になっちゃいました。
あれ?やる事ない…、何とかしなきゃいけないなーって思ったときに、お友達の紹介で参加した勉強会で、現社長の寳福 秀樹と一緒になりました。

寳福(ほうふく)ってすごい名前だなって笑。宝の福でしょ、凄いよねって!笑
で、過去のジュエリー関連の仕事のお話ししたら意気投合、一緒にやりますか!と。

ベーネベーネが業界の流れと、まったく違う打ち出しをバンバンチャレンジできた最大の理由は、ジュエリーの作りから素材界に物凄く長けた寳福秀樹社長と、まったくジュエリーの業界の常識を知らない私、内藤千恵の二人が一緒だったからだと思います。

会社を興した頃、バブルも弾けた業界では職人の工賃を安くしろとか、地金の値段は安くならないから、素材の値段を安くしろとか、18金はもう10金にする。といったように、ジュエリーの業界がガラッと変わっている途中でした。

私は、数少ないジュエリー職人「寳福秀樹」が作るジュエリーを物凄くリスペクトしつつ、業界の通例を知らないからやりたい放題なんですよ。何が正しいとか、何が間違っているとか、分からない、知らない。こうしたら面白いよね、こんな風にできたら楽しいじゃない。それをお構い無しに私は打ち出しました。

基本的に私の仕事スタンスは、私が社会において、女性が豊かな感情で自分を表現している世界を作る、それを作り出すという事に貢献する事。
嬉しかったり、悲しかったり、悔しかったり、幸せだったり、と色々な感情、複雑な感情全て含めて、女性が豊かな感情こそが、世の中を楽しく、明るくすると信じています。

50年近く続いているジュエリー会社が教える、ジュエリーを生業にしたい人が持つべき考え方

__________そんな女性に多いであろう、ジュエリーに携わったお仕事をしたい方に向けて、アドバイスはございますか?

一番大事なものは、ジュエリーが大好きでそれを身に付けるという事を日常化すること。
本気で好きで愛していると、自分で作る行動になります。
そして本当に愛してると、それを長く使おうと思うんです。
長く毎日使おうと思うと、例えば、指輪の強度、石のセッティングなど、細かいところまで全部目が行くようになります、自然と。

これからジュエリーをスタートしたいという方。
絶対的に必要なのは好きなだけじゃ駄目なんだよ、愛してなきゃ。
で、褒めること!
この褒める!が結構重要で、「子どもを褒めて育てろ」っていうのがあるじゃないですか?
私はこの言葉が最近、表面的に動いてて嫌いな言葉の一つにもなっちゃったんだけど。
表面的な褒めるって、例えば
「今日、100メートル50秒で走れたのね、凄いわね、早かったね。良かったね、一番ね。」で、お終い。

例えば私だったら、
「太郎ちゃん凄いじゃない。100メートル50秒で走ったの凄い!目標何だったの?前回よりは何秒早くなったの??ナイキの靴が良かったの?そっか、じゃあその靴が良かったなら、次からはまたナイキの靴だね!」とか。

そんな風に何が良くって、その子がどんな経緯で結果を手にしたのか?を根掘り葉掘り聞きたいと思って。
なので、褒めるという事も最大の関心がその人に向けられてるか?だと考えます。
ジュエリーも全く同じ事で、その一つのジュエリーっていうものにどれだけの愛と関心、好奇心を持っているかという事がジュエリーに携わる方にとって、物凄く大切な事だと思います。

そうしないと、売れる物を作ろうとしちゃうんですよ。
私がよくスタッフに言うんだけど、1962年頃にアメリカから「マーケティング」という言葉が来て、それまでは日本は俺が職人だ、俺が作る物をどうぞ皆さんお使い下さい!というスタンス。
それが非常に素晴らしかった。

でもマーケティングって考え方が入って来たときに、売れる物、世情を分析するとか、世の中をどういうとか。
これが流行りだから、とか、これを流行りにしてしまおう、という感覚が生まれて。
別にこの考えは悪くないし正しい事だと私も考えます。
ただ一つ、売れる物を作るという前に、考える事あるよね。と。

「売上」という数字は、お客様の拍手の数だって思ってるんです。
私今月、100万売上目標!私は今月200万売上目標で!っていう目標を掲げると、しらけちゃってしょうがないんですよ、追いかけるのはお金?と。

100人のお客様がベーネに、「あぁ、ベーネベーネのジュエリー素敵!」って言ってくださるお客様を増やしていければ、あとから数字が付いてくる、という考え方の方が私には性に合ってる。
なので、私は売上の数字は、お客様の拍手の数、共感の声、喜びの声だという風に考えています。
私達がジュエリーに対し、どれだけの知識、経験、そして愛を持っているか?をお客様にお伝えするような、方法を選んでいきたい。

この考えが大切だと思って始めたこのサイト「ベーネベーネのコンテンツ
コンテンツマーケティング※ という横文字に出会ったときに、私達が目指す、もしくは当然やっていく道筋が今更ながら来たなっていう。
高飛車な言い方をすると、いままでずっとやってきたから、コンテンツマーケティングという横文字を聞いたとき、正直まったく怖くなかったし、私知ってる、いままでやってきたから。
だからもっとシンプルにいろんな人に伝えいく方法を目指そう!って思ったときにWEBコンサルタントの福田基広さん(インタビュー聞き手)に出会いました。
※適切で価値ある一貫したコンテンツを作り、それを伝達することにフォーカスした、戦略的なマーケティングの考え方

__________情報発信はこれからの時代、さらに必要になると考えておりますので、早くから情報発信の可能性に気づき、行動されていたベーネベーネさん凄いと思います。

徹底的なコンセプト、イマジネーションを広げていくという事をこれからジュエリーの世界だけでなく、情報の世界でも表現していきたいと考えています。

私は1962年以降に生まれた人なので、マーケティングの考え方はしっかり自分のベースにはあります。
根拠のない感性は、ただの思いつきだと思っています。ジュエリーでも情報発信でも繰り広げられる展開は、全て根拠がなくちゃいけないんです。

例えば世の中の動向やデータ、それが数値的にマーケティングラインに乗っているかっていう事は当然です。
その中で、それを私が数字をお客様の拍手に変えられるように、売上とか目標金額、会社を経営し、これからどのように大きくなっていきたいか、という事を、全部イマジネーションっていうファンタジーの世界で例えながら解説していきたいんです。
多分、この考えは私にしかできないって思える。

内藤千恵が語る、bene-beneへの愛とジュエリー遺伝子

__________最後に内藤さんのジュエリーに対しての想いを、お聞かせください、答えはわかってるのですが。。。

もう、愛してる!!

__________やっぱり!(笑)

大好き過ぎて、失敗したり悔しい想いもたくさんあるけど、諦められない。
何か苦難があったりしても、例えば世の中が不景気になっちゃうとか、ジュエリーが売れなくなっちゃう時代があったとしても、私は「ジュエリー遺伝子を残す」事を決めています。

__________ジュエリー遺伝子?

身に着けていた、その大切にした指輪を子どもに、孫に、もしくはお友達に、大切な人にプレゼントするような事が起こったらすっごい素敵じゃない?
ずっと残っていくのがジュエリー遺伝子。

__________なるほど!

ベーネはジュエリーの内側に全部ベーネの刻印を打っています。
リングの内側に刻印してますから。
お孫ちゃんが、ひ孫ちゃんが、ずっと十年二十年三十年四十年五十年、百年先にこれをリフォームしたいわ、これをメンテナンスしたいわってときに、どうぞベーネベーネにいらしてくださいねという想いを込めて。

__________内藤さんの、愛あふれるお話、本当にありがとうございました!