【バイヤー:ふじもと】
最近、私のバイイングの中ではめったに淡水真珠は扱いません。
なんでかというと、あまりに様々な品質があるのと、
どこでも扱える素材ということであまり魅力を感じなかったのです。
だから、淡水真珠の中でもトップクオリティの「湖水真珠」というものに
特化して買付けをしてきました。
でも、これは別だった!(笑)
「新企画のために新しいパールを探してきて!」
という、いつもの店長内藤ざっくりとした指令・・・
色々なサプライヤーと相談した結果、こんなものが見つかりました。
一般に「フェザー」と呼ばれている鳥の羽を思わせる形状の淡水パール。
その名のとおり、先端がギザギザしているのが特徴。
これ、何でギザギザしているのかわかりますか??
通常、パールは母貝の外套膜の中で出来ます。
なるべく中心でくるくると回り、ラウンドになっていくのですが、
これは貝の外側の方で出来たもの。
貝は成長するとき、外側がギザギザとのびていくので、
その付近にいた真珠たちが貝のこういった成長の影響を受けて
先端がギザギザした形になったのです。
だから、同じ形はありません!!
このとおり大きさもマチマチ。
だけど、なんとも味わい深くないですか?
滋味深いナチュラルさ。まさにのびのびと育っちゃった真珠。
これは、ただのバロック真珠とかのナチュラルさとは訳が違いますね。
使いようによっては作家ものっぽくもなるんじゃないか~~と
勝手に妄想が膨らむ私(笑)
店長内藤の新企画が楽しみです。
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