いつもおしゃれで素敵なお洋服で現れるMさん。
サロン近くにお住まいなので、ご来店はいつも自転車「晴れの日」限定^^
おしゃれで女らしい格好と自転車、というギャップもツボなのですが、
ファッショナブルな洋服のイメージが強いMさんが、インタビューの日はお着物姿で!!
現れたときのしっとりとした女性らしさに一同惚れました。
黒字:H.Mさん
青字:ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵
_______なんかもうすーごい素敵な着物姿!
なんかねー先にジュエリーの話の前にMさんの着物姿をどう思ったかというと「やっぱり、いいものは分かるね!」
それがすごい、こう素材力っていうか、ね?
確かに。
_______だからちょっと襦袢からすそが覗くちらリズムだったり、
「なんだろう?この赤は?」って思ったら椿があしらわれていたりね。
もうすごい素敵☆
ありがとうございます(笑)

インタビューが新春だったので、縁起物の鶴と梅の柄を合わせて。 そして歌舞伎座に近くのベーネに、ということで歌舞伎柄の帯。
_______ベーネのジュエリーを作るときに「着物の色合わせって、すごい面白いよね」って、よく思ってて。
全部柄じゃない?帯から着物から襦袢から帯締めから。
しかも今日なんて半襟なんか柄にしちゃう場合もあるし。
そうすると柄と柄を全部組み合わせているのに、ほんとにしっとりと美しいじゃない!その典型を拝見している感じです!
まあ今日、色石だし、(自分のジュエリーに)色石が多いから、色×色って思って、このコーディネートにしたっていうのもあって。
もちろん、もっとすっきりした色合わせのときもあるんですけど、今日のテーマ的には色on色かなぁと思って。
ごちゃごちゃだけど(笑)まとめてみました。
_______いやーすごい素敵!
Mさんがいままでベーネでオーダーしてくださったジュエリーと同じく、色を重ねているのに、すごく静かだし、毅然として品がいいし、何よりも仕立ての良さとか、素材の良さが、素人でも分かるっていうのがやっぱりすごい。
シルクですしね、それだけで質感がしっとりしているし。
_______もう、あっぱれでございます。
ありがとうございます(照)
目次
BeneBeneを知ったきっかけって、何でしたか?
ネットで画像検索をしていて、何のテーマで画像検索をしていたかは忘れちゃったんですけど、そのときにベーネのオンラインショップで珊瑚のリング「ビオラ」を見つけて。
でもそれは売り切れちゃってたんですよ。
でも結構再入荷するっていうのを知ったんで「入荷しないかな~」って、ほんとうに毎日のように(ベーネを)チェックしてたんですよね(笑)
BeneBeneに最初に来たのは、何がきっかけでしたか?
ある日、特選ルースジュエリーにビオラとはデザインが違うんだけど、
珊瑚が横置きで「珊瑚なのに老け込まない」っていうリング、が出てきたんです。
ちょっと迷ったけど、銀座近いし。じゃあ一回見に来ようって思って、来て。
それがサロンに来たきっかけかな。
その珊瑚のリングは買ったし、そのときに「あ、サロン、こわくない!!」って思った(笑)
最初は来たときは「雑居ビル*だし、押し売りだったらどうしよう。。。」と思ったり・・・
*ベーネサロンは第二タチバナ銀座ビルの6Fにあります。
_______帰れなかったらどうしよう、とか??(爆笑)
そうそうそう(笑)
でも、見たい珊瑚のリングは買えない値段じゃないし(こわかったら)まぁ、それを買って帰ろうと思って、来て。
そしたら全然平気だったから、
次に来たときは自分が持っていたルースをカスタマイズしたくて。
そのルースが空枠に入るか確かめにきたら、山ちゃんルース*が来てて、なぜかルースを買ってその石で作ってもらうことになって。。。
*バンコク在住のルースバイヤー山田さんが直接紹介してくれるルース
そこからどんどんお願いするようになったって感じですね。
_______それまではネットや他のショップでジュエリーやルースを買っていらしたでしょ?
そうですねー。
_______じゃあネットでジュエリーを買うことは、もう慣れていらした?
いや、あんまりネットでジュエリーって、たくさんは買ってないですよ。
いままでジュエリーって、もうちょっとこうジュエリーっぽいジュエリーを買っていたので、そんなにバンバン買えない。
ネットで買う金額でもないし。
ネットでコレクション的にルースは買っても、ジュエリーは買ってないですね。
だけど、ベーネは色石が多い、で、あとデザインも普段使いにちょうどいい。
というか、つまんなくはないんだけどゴージャス過ぎて使いにくいっていうのでもない、っていうのが多いから買いやすいんですよね。
たぶんここに持ってきている以外にも、ベーネのオンラインショップで買ったものもぽちぽちあるんですよ。
ネットでは、ベーネ以外ではジュエリーは買ってないです、実は。
_______やっぱりジュエリーのコレクションを見ると、その人の人柄がわかるというか。
Mさんはやっぱり、断トツに、圧倒的に、素材感が際立つね。
_______有機物、多い??お着物、有機物だよね、シルクだし。
共通項かな。なんか圧倒的な素材感の良さというか、それがすごい際立つよね。
「よくこれだけ珍しい血赤の珊瑚からマベから真珠からカラーストーンからよく揃ったよねぇ」って思うんだけど、やっぱり素材の良さがわかるって、高品質を見抜いちゃう目だよね。
というか(笑)
ほんとは手元のルースで作りたいんだけど、サロンにくると、いいルースが入っているから「あ、こっちのほうが作りたいな」と思っちゃって、、、まぁこういう結果になっている。
色のりがいい石があるぞ、みたいな。
_______血赤でデビューしちゃって、たくさんのいろいろな石をお持ちだったけど、
ベーネに来るたびに、山ちゃんルースとか真珠とかがあって鼓舞される発色のものに出会ってしまうという(笑)
BeneBeneで手にしたなかで一番使っているジュエリーは何ですか?
_______心のおもむくままに、たくさんのジュエリーをオーダーくださったMさんが「一番よく使うなぁ、これ」っていうのはどのジュエリー?
内藤さんとおそろいのマベ(パールのリング)ですね。
基本、色キチで、いっぱい気に入っているのがあるんですけれど。
なんでこれかっていうと、やっぱりボリュームがあるので1個でサマになってコーディネートを悩まなくていいので。
わーーーー出かけなきゃ!!っていうときにポンと取れるひとつ。

左が一番愛用のマベパールリング。右が初めて手にされた血赤珊瑚リング。
実は、私、ここにくるまでマベパールって好きじゃなかったんですよ。
バブルの頃のゴールドで枠作ってーやたらとイヤリングとかボタンになってたりとかのイメージで。
でもこれはもっと色が複雑。
その前のグリーンのマベパールも、あ、こういうマベパールもあるんだぁと思って。
結局、色が複雑で、歩いてたりして光源によって雰囲気が変わるので、一日持ってても楽しいし。
たぶん一番使い勝手がいいのは、それなんです。
_______たぶんその頃のマベパールはインドネシアのものなのね。
まだ奄美大島産のマベパールは養殖がそこまできちんと確立されてなくてね。
同じ白のマベパールなんだけど、ぼんやりした色なんだよね。
あっ、そう!面白くないマベパールですよ。
_______ね!私もマベパールなんて全然きれいだと思ってなかったし、興味もなかったのだけど、7.8年前に縁があって、奄美大島産のマベパールを見たときに、その驚異的な美しさにびっくりしちゃった!
いままでの概念がひっくりかえる感じ、美しすぎちゃって動揺しちゃって。そこからマベパールのサプライヤーさんと仲良くなったの。
そしたら、あるときから、そのサプライヤーさんがどや顔で「無い色」を持ってくるように!
もう、わかってくれる人のところに持ってくるわけですよね(笑)
カラーストーンのジュエリーって派手すぎる、とか抵抗はなかった?
_______ってなさそうだよね?
無いですーーー!!(笑)
最近サロンに来るときはたまたまイベント続きで派手ネイルばかりで、そういう爪だとジュエリーの色は限定されますね。
でも、いつも色キチしているわけじゃなくて、普通におとなしいときもあるので、そういうときは色石でも全然抵抗がなくって。
あと、私の使い方としてインパクトのあるもの1個ポンってインデックス(人差し指)に着けると潔い感じになるので、色石を着ける抵抗って無いかなぁ。
爪って、色塗るじゃないですか?
それと同じでベーネのジュエリーって、何十カラットもある取り巻きとかじゃないから分量も少ないじゃないですか?
だから洋服と合わないとか合うとか、それはあまり無いですよねー。
「爪に色、塗るじゃん。」っていう、そういうぐらいの感じなので、抵抗はまったく無いなと、思いますね。
毎日じゃないにしてもネイルすること考えたら、カラーストーンなんて可愛いもんですよ(笑)
_______やっぱりみなさん、全身鏡で確認されると、ジュエリーってほんとにちょっとの面積だから、そういうことに納得されるんですけど(笑)赤いバックを持つより小さいじゃないですか。
そうそう!!(一同、納得。)
_______ジュエリーって「失敗できない」って想いが強いから「無難」に!って思うんですよね。
結果、ダイヤとか真珠ばかりになっちゃう。
脇石もシンプルにしたかったらダイヤでいいんですけど、でも、色を持ってきた方がセンターの色が引き立つってことがあるじゃないですか。

奄美大島産マベパール(ゴールドグリーン)にレディッシュ&オレンジサファイア、コニャックダイヤを合わせて。
私の一番のお気にいりでもある最初のフルオーダー、マベパールなんですけど、もう全然抵抗なくマベパールの干渉色からオレンジとか赤とかコニャックとかを脇石に選んでるわけじゃないですか。
あそこカラーレスのダイヤとかも合うんですけど、、、無難、、、になっっちゃうし。
まあ(ダイヤだと)失敗はないですよね。でも、真ん中の石が引き立つ色ってあると思うので。
ジュエリーは小さい世界だから、それで全体のファッションがおかしくなることって、絶対無いんですよ!(と、Mさん力説。)
_______ほんとにそう!!自分の心が鼓舞されることのほうが大事!
私はプリントものの服とかも着るけど、たいていの方はみなさん、ソリッドなプリントじゃないシンプルなお洋服着てらっしゃるから、もう、これぐらい色が入ってケンカするなんて無いから!!みたいな(笑)
_______ほんとそうだよね、もうバンバン色で遊んでもらいましょう!
自分のセンスに自信がなかったら、ちゃんとプロの目で「これが合いますよ」って言ってもらえるので、大丈夫なんですよ。
_______そうそう。でもMさんには必要??
作るときに、今回の脇石は淡い寒色でとか濃いピンクでとか、大体の希望はあるんですけど、そこで「じゃあ、ピンクサファイヤの〇番」と色指定までは、ちょっと自信が無い。。。
やはりお金をかける以上、いいものを作りたいので(笑)自分のセンスは信頼しきってなくって。
アドバイスを聞いて最終確定、みたいな感じです。
_______もともとジュエリーが好きな感じですか??
黄鉄鉱とか蛍石の原石から始まって、大人になってから宝が付く石がいいなぁって思い・・・(そりゃそうだ、と一同爆笑)
やっぱり磨いてあるほうがキレイだし、宝が付く石がいいなというのから、石が好きだからジュエリーに流れていったという。
ジュエリーにすれば身に着けられるし、って感じですよね。
_______その黄鉄鉱時代があったっていうのが、ちょっとびっくりなんだけど(笑)
子どものとき理科の塾みたいなのに通ってて、そこで毎年、終了式に原石くれるんですよ。
_______へぇーーーーーー
安い石ですよ、標本的な。でもそれがきっかけですね。
_______石って面白いよね。天然なのに、人が作ったみたいにきれいで。
全部違う景色をもっていて、ほんとうに地球のずっと奥底で生まれたものなのに、地表に現れてくると地球上の森羅万象の色を持ってて。
_______しかしMさんはほんとうにおしゃれ!!初めて会ったときにほんとうに驚いたもの。
ベーネはマニアックな宝石も扱っているから、ジュエリーにしても着けないでコレクションしている方も多いの。
自分で着けないで見るだけ。
石オタクからジュエリーの世界に入ってくるからですよねー
いまはジェンダーフリーだからこういう言い方は良くないかもしれないけど、女の子って小さい頃からジュエリーって好きじゃないですか。
_______お姫様に憧れて、キラキラしてるし、お母さんの宝石箱開けてみたりね。
私はその延長で大人になったって感じかな。
確かに今ってファッションがどんどんカジュアル化しちゃってるので、ジュエリーを取り入れるのがほんとうに難しいと思うんですよね。
_______ほんとうにそのとおり。
だから若い子って、ほんとにプチネックレスですらしてない。
コスチュームジュエリーみたいなものはしても、プチネックレスとかはしないので、だんだんだんだん知って成長してくっていうか、それがいま出来なくなっちゃってるんだろうなぁとは思いますね。
_______最近、その話すごく私も思ってて。
ファストファッションになってから、ジュエリーってファストファッションに合っていかないんだよね。
そうそうそう。
_______私たちの時代って、ちょっと一着、素材もいいし、なんとも着たシルエットがきれいだからちょっと高くても頑張って買っちゃって、それを何回も手入れして丁寧に着てっていうのあったよね。
そうするとジュエリーもイコールになるんだよね。
だから物持ちもいいでしょー
もうおしゃれすぎてMさんにはほんとに驚いた。
マベパール(リング)を、手袋の上にしていたときもあったじゃない??
ネットで購入した13mm(ZR-266)の方だったかな。
_______あれがねーちょっとかっこよかった。ジャクリーヌ・ケネディかと思ったもん!!
あはは!
_______でも、あーいう感じだもん!ジャッキーって。
Mさんはなんかジャクリーヌ・ケネディに似てるよ。きちんと可愛いじゃない?
あ、きちんと可愛い。
なんか年をとるとカジュアルとだらしないのさじ加減がすごく難しくなっちゃって…
難しいから、きちんとに寄ろうとは思うんですよねぇ。
_______それ、すごいわかる。そうなの、だらしなくなっちゃうの。
そのね、境目が難しいですよね。
BeneBeneのどんなところが気に入ってくれてますか?
たぶん、私はデザインがゴージャスすぎず、カジュアルすぎず、つまらなくもなく、ちょっと凝ってるんだけど、だからといってゴージャスすぎない、というのが多くて。
さらにカスタマイズができるので、まずデザインがいい、というのが1つ。
さらに決まりきって、このデザインしかありませんじゃなくって、そこの中石とか脇石を変えられるので「こうだったらいいのに」よりも、より自分の好みに合わせられる。
もちろんフルオーダーにしたらすごく満足度の高いものができあがると思うのですけど。
カスタマイズでお金をかけないで、自分好みの満足度の高いものができるっていうことで、たぶん私はここに来ていると思う。
普通だったらメレダイヤを入れるところも色(石)を入れられたりとか。
カラーストーンって普通の宝石屋さんに行くと、もっと大きくて、とりあえず取り巻きで、みたいなデザインもつまらないし、安い石なのにデザインはゴージャスになっちゃったりするんです。
ベーネは楽しみやすい価格で選べる大きさだったり、デザインだったりですよね~
だってデマントイドガーネットだって、スフェーンだって、ベーネでは人気の石も、普通のお店に行ったら、こんなにデザイン性無いですよね?
でも石が好きな人って、その石を身に着けたいのであって、そこまでジュエリージュエリーって普段の生活にも合わないし。
だからアクセサリーの延長上のデザインで、好きな石を身に着けられるって、私のなかではすごく大きいなって思ってます。
_______それ、すーごいポイント!ほんとうにそうなの!おもちゃすぎず、本物。
あーーそうそう!そうですよね!
_______私もMさんがそんなふうに感じてくれていて、ほんとに嬉しくて。
ぎりぎりをやりたいよね。宝飾ってことじゃなくてアクセサリーでもなくて、そのぎりぎり、こう草分けみたいなところの。
そう、素材はジュエリーであって欲しいんだけど、フォーマルなジュエリーのデザインでは困るんだよね、みたいな。
_______そうなのそうなの、そういうデザインのほうが自分も楽しいし、おしゃれ度の気分が違うよね。
そうですよねー(内藤と頷き合う。)
_______なんかまじめな普通の立て爪のリングがあったとして、立て爪のリングも悪かないんだけど…..ねっ!
そう!そう!そう!
さっきも言ったみたいにファッションがカジュアル化しているので、あーいう(立て爪の)ジュエリーって、いつもいつもは合わないんだよねって、なるんですよね。
昔だったら、いまは政治家くらいしかいないですけど、女の人でバリバリ働いていたらスーツとかだったじゃないですか。
で、色のスーツで、だからカラーストーンのフォーマルっぽいジュエリーも流行ったと思うんだけど、いまのビジネスカジュアルでは、ねーーーー合わないじゃないですか?
_______だからカジュアルなファッションになっても、きちんと感をおさえながら、でも、どこかかわいらしさのあるっていいよね。
Mさんにとってジュエリーが一緒にある生活って、どんな感じですか?
自分を鼓舞するものですよね。
特に指輪をはめた瞬間、スイッチが入るというか気が引き締まるというか。
洋服着て、お化粧して、最後に着けるので、そこでスイッチ入る感じですよね。
_______これね、Mさんと話してると「そうだ、そうだ。」って、まるでMさんが私の内面をしゃべっているような(笑)
どうせ押されるなら、いいボタンがいいものね。
そう、でないと鼓舞されないですよね!!いいボタンじゃないと。
_______じゃぁこれからベーネが作るジュエリーは常に心を鼓舞してくれるスイッチになるべく、上質な、茶目っ気のあるジュエリーをご提供できるように精進させていただきたいと思います。
「ジュエリーが好き」なだけじゃなくて、ジュエリーが新しい行動を起こすためのスイッチだとしたら、ジャージ脱いでワンピース着れるかもしれない。
ジュエリー着けたいから「きちんとした格好しよう」とも思いますしね。
_______そうだよね、ネイルしてみたりとかね。
ちょっとパリッとしてね、指きれいにしておこう、とかね。
そうそう、そうなんですよ!
そこからちょっとネイルアートとかはまりだしちゃったんですけど。
なんかこう、すごいきれいなリングしているのに、磨いてもいない伸びた爪とかちょっとやだな、だからちょっときれいにしたいなっていうのから、ですよね。
_______なんかね、隅々までスイッチが押されるっていうのがいいよね。そう思います。
びっくりしたものーかっこよすぎてー。 嬉しいのはMさん褒め上手じゃない?
「さすが、いいもの見るとわかるんですね」って言ってくださったじゃない?あの目ってなんだろうね?
昔のものだから手が込んでいるんですけど、
お着物着ないのにそれがわかるってすごいなぁっと思って。
_______もしかしたら宝石で養った目かもしれません(笑)
逆に、私は宝石で養ったのは「カスタマイズする楽しさ」です。
これ(お着物)も黒だったんですけど、紫で作ってくださいって言って紫にしてもらったし、この帯も染めてもらったし、柄もその染め元は歌舞伎の柄をたくさんもっているんですよ。
その見本を見せてもらって、これとこれとこれを前にこういう感じで配置して、後ろにこういう感じで配置して、と。
実はこの帯、反対側に巻くと出てくる柄があって。
それは柄が大きく1つなので柄がみっちり詰まった着物の時はそちら側を出してすっきりさせるし、
今日みたいに飛び柄だったらキャラクターがいっぱいあるからこっちを出して・・・・とカスタマイズして。
カスタマイズはベーネに来て
「もしかしてカスタマイズって、お願いするといろいろ出来るんじゃないか??」
って目覚めてしまったんですよね。
_______オーダーって、私たちのわがままを叶えてくれるよね。
楽しいですよねーーー!
_______考えるときも楽しいし、できあがってくると楽しいし、他に無いっていうのがいいしね。
でも、それってセンスが無いとできないんだと思う。
そうなんですよね。ほんとにそれは自信が無いところで。
ベーネは「だいたいこういう感じのものありますか?」って言うと、だいたいその中から出してきてくれるから。
そこはベーネのアドバイスがあるから大丈夫なところですよね。
_______でもすごい緊張してます、毎回(笑)
えっ?そうなんですか??
_______はい。Mさんの期待を超えたいと思って。
言ったものがあるのは当たり前なんですよ、私の中で。言ったものを超えなきゃいけないっていう。
あの、タヒチパールにラブラドライトを取り巻いたときも、脇はサファイアとパライバトルマリンがたまたまあって、どっちもいいってすごく悩んでいたら、「じゃあ両方使えばいいんじゃない?」って言われて、こうなったんですけどーーー(笑)
パライバトルマリンだけで並べても、サファイアだけで並べてもきれいだったんですよ。
でも、きれいだったからすんごいどっちもって迷ってたら「あ、その手があったか」みたいな(笑)
_______そうするともっともっと面白いものができるよね。
じゃあこれからも私たちはファンタジックな世界でおとなきれいで精進してこうと思います。
Mさん、本日はありがとうございました!
聞き手・内藤千恵/構成・渡邉紀子
H.M
2012年にサロン初来店。
季節に合わせた、時に大胆なカラーストーン使いは
ブログ掲載カスタマイズ例で話題沸騰中。
身に着けるものに関して多方面にアンテナが高く
いつも素敵な装いでご来店。
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