BeneBene's Contens

銀座サロン発ジュエリー工房ベーネベーネの楽しいジュエリーライフ

この人に聞く!




<ありきたりの量産ブランドより ここにしかないジュエリーを>PFE代表取締役出口崇さんに聞く。

<身につけるなら ありきたりの量産ブランドより ここにしかないジュエリーを>

私が初めてPEARL FAR EAST(PFE) 出口社長に出会ったのは、かれこれ7年前。
あまりにも美しいシルバーメタリックのあこや真珠のロングネックレス、あまりにもクールなタヒチバロック真珠のブレスレット。
出口さんの扱う真珠、そのデザインにノックアウト。
今までの私の持っていた真珠概念ががらりと入れ替わるような、そんな出会いでした。
<こんな真珠に心を奪われるとは、私、ちょっと格好いい大人の女になれたんではないか>などと、強く感じたことを今でも覚えています。
お互い、量産ジュエリービジネスの真っ只中で過ごした数年間。
そして、再び半年前に再会。
ベーネ銀座サロンで、量産ジュエリーとは違った、個性の立つ、年齢を重ねた自分の心を常に鼓舞するような1点ものジュエリーをスタートしていて、出口さんも同じように考えていらっしゃることを、その時知りました。
そして念願のPFE×ベーネのコラボが実現!
再び出口セレクト、デザイン真珠にノックアウト!
ベーネのお客様、お待たせしました!出口真珠ワールドです!!

青:ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵
黒:PFE代表取締役 出口崇   

この1本、いいね。すごいね。
これ真珠屋さんは嫌がるんですよ。連装が悪いって表現をするんです。

_______それは絶対違うよね。このわがままな感じが絶対いい!

こういう色合いをグラフィックで表すのは大変なことなんですよ。
赤が入ったりピンクやグレー、青が浮き上がってくる。
真珠を連装するとき、普通はセンターにテリのいい珠を持ってくるんです。
でも僕は、ここ、肩の下の部分にそれを持ってくる。
ここが1番大事なんです。

実際、身に着けていて一番目立つのはここ、肩の下の部分なんですよ。
このライン。ここをいかに配色するかなんですよ。

_______出口さんの真珠って、並べ方で見え方が変わるんです。
自分でなんか並べられない。

そう、キリがないんですよね。1個1個が全部違う発色だから。
そこはプロの僕がばっちり決める!

_______真珠の時代が来たよね。
40代を過ぎたら清楚なパールはもう卒業!心を鼓舞するような、攻めのパールに!って感じ。

真珠って、不変のね、女性にとってあこがれの宝石で、ここ最近、時代の流れの速さとか、マテリアルの無機質感の流行が一通り終わって、有機質の柔らかい計算できない輝きとか、こういったものがまた何周も回って新しくなってきたんじゃないかと思ってるんですよね。

_______本当に私もそう思う。
しばらく私も大粒な真珠やあこやのネックレスを使っていて、しばらくこの真珠、使っていなかったんだけれど、やっぱり今、これが旬だよね。

これだけのものを身に着けて街を歩いている人って、やっぱりセンスがいいし、この人わかっるなってプロから見て思うんですよ。

_______出口さんみたいな真珠屋さんて、いないよね。
綺麗な真珠、無傷で華珠とか、8ミリサイズとか、ある意味、男性目線よね。

僕、この間、2.5ミリのすごい真珠、手に入れたんですよね。
2.5ミリ、しかも無調色!

_______きゃ~~、なにこの美しさ~~。神々しい!!

しかもまん丸!13本だけしかなかったんですけど、これはもうすごい!
2.5ミリってサイズはなかなかないサイズじゃないですか。
3ミリ以上はまだあるけど。
この真珠の珠質、ズバ抜けてるんですよ。
僕、これをどう料理しようかと考えてるんですよ。

_______すごい、すごい!

この小ささがものすごくいいんですよ。

透明感あるし。
ちょっとテリが甘い白い連をあわせると、それはアンティークぽくて素敵だし。
これを今度のベーネのコラボまでにどうするかと考えてるんですよ。

_______出口デザインで、どんなことになるんだろう。
なんか、もうぞわぞわしちゃう。

それで僕、すっごく綺麗な丸の10,11,12、13ミリのゴールデンパールも買ったんですよ。
44ピース。
僕、丸はほとんどやらないんですけど、あまりにも色が綺麗で。
これをベーネコラボで、お披露目しようと。
それを<私、これがいい!>って、お客様に選んでもらってベーネがデザインするって感じで。
1珠1珠、表情が違うから。

日本全国どこ行ったって、これだけのゴールデン真珠から自分で珠を選べるってないでしょう。

_______やばいね、この発色!見たことない!!

デザインはシンプルでいいと思うんだけどね。
これはフィリピンのものなんですけど。
フィリピン自体の養殖の数が少なくて、そこのサイトホルダーが牛耳っていて、そこと取引のある日本の会社は少なくって。
たまたま僕はそこと縁があって入手できるんです。
そこで扱っている最上品質の44個。
こういったものを一般の方が見ることって、まあないですから。

_______わお!

ルースで見せるって、ある意味、こちらの手の内をお客さんに見せることになるんだけれど、内藤さんのところのお客さんは、自分だけの1つを選ぶっていう、その価値をわかっている人たちだから、楽しんでもらえるんじゃないかなって。

_______ベーネのお客様って、微妙な色の違いがわかる素晴らしい美意識と美眼をもっていらっしゃるのね。
この色が他とどう違うかを感覚的に、直観的にわかる人たち。

僕は数百万個の真珠を今まで見てきて、今、46歳になったから買える珠ってあるんですよね。
ここ2~3年ですかね、やっぱり自分が欲しいものだけでやれれば、こんな幸せな仕事ないですよね。

それをわかってくださる方は、僕のセレクションっていうのはちょっと変わってますから、そんなにたくさんいらっしゃるものではないんですけれど、まっ、そんな少ない方々が理解してくださったら他には得られない幸せがありますよね。
それがいいよねと。

_______先日、この話で2人ですっごく盛り上がったんですよね。
大量にたくさんのものを売りたいなんて思わないんですよね。

自分がとことん惚れたものを、自分の言葉で丁寧に伝えたいと、やっぱり思うのね。
出口真珠って、見ただけでその世界に引き込まれて行って、夢想の世界に入れるって。

パッと箱を開けたときの、理由じゃないんですよ。
わっと思う気持ち、ドキッとする気持ち、そこのためにやりたい。

僕ね、今年で起業して20周年になるんです。
実際はそれだけやってたらごはん食べられないときもあったし、TVに出たり、いろいろなことやってきたけど、また、原点に戻れる、初心に戻れる歳になって、環境もできてきたし。
こんなタイミングで千恵さんと再会、ってことですよね。

でも手を抜いちゃいけないのは、プロですから、いいものだけを追っかけるんじゃなくて、それがお客さんに理解されなければいけない。
その表現力と、物を作る手間暇、イメージ、感性を高めなくちゃならない。

_______ココ.シャネルの言葉の著者の高野てるみさんと対談させていただいたんだけれど、大切なのは美意識と少女のような純粋な心だって。
大人になるとつべこべ、あれやこれやと考えちゃうけれど、子供って、わ~綺麗って!
黒柳徹子がユニセフ親善大使としてアフガニスタンやソマリアを訪問したとき、彼女が抱っこした子供たちが、彼女のジュエリーを触って<わ~~、きれい>って目をらんらんと輝かせている。

その時の感情はお金に変えられない感情ですね。
美しいもの、面白いもの、ドキッとするものを無邪気な少女のように見つけることができる女性ってチャーミングですよね。

_______出口さんの真珠は、私たちをわ~わ~きゃ~きゃ~させてくれる。
退屈な女にならないでいられるの。

自分を曲げなければ、こうやって共感してくださる方が集まってくださる。
お客様に楽しんでもらいたいじゃないですか。
その場を作るのが僕たちクリエーターの仕事ですよね。
空間を作るっていうかね。

女性は特にそうですよ。
どきどきしたり、わくわくしたり、それが恋であったりジュエリーであったりファッションであったり。
そういった気持ちを何歳になってもずっと持ち続けてほしいですよね。
そういったものを我々は提供できるわけですから。
内からくる美しさとか、やっぱり素敵ですよ。

_______チャーミングな女性がいいよね。

物の価値って、宝石だから、鑑別機関があったりとか、鑑定書があったりとかいろいろありますけれど、でも真珠は特に、丸くて真っ白で傷がないものがいいって言うのが答えなんですよ。

でも、みんなそれになっちゃったら、みんな同じ表情のものしかできないし、それをいかに活かすかってことは限られてくるんですよね。
でも、例えばここの場所にキズやえくぼがあるとか、ここにちょっとしわがあるとか、まだらな模様があるとか、それは1つしかないんです。

それが合うか合わないか、そこにかちっとスイッチが入った時のときめきって、自分だけの喜びなんですよね。
物の価値って、そういう多様性があっていいと僕は思うんです。
真珠はその最たるものだと思うんですね。

_______例えば、バレンタインデーで本当に美しくて素敵なチョコレートがいっぱい店頭に並んでいるわけじゃないですか。
でも、ある意味コマーシャルが上手なところだったり、パッケージングとか。
でも、それを手にしたリ食べたとき、その感動やワクワク感が一瞬にして終わってしまって、それを求めるための連鎖に疲れちゃう。
でもジュエリーは一生、私の心を鼓舞してくれる。
もう途切れがないんです。
バロック真珠のそのキズやえくぼが、まだらな模様とか、それを見る時間、環境で色が変わって、それが放つ空気感も変わってくるの。
もうそれがたまらない。
どんな時間もどんな場所でもワクワク、アドレナリンが放出されっぱなしって感じ。

僕もそうなんですよ。
朝見て、夕方見て、あー売りたくないなって。
売れなくてもいいなって。

でも、売れちゃったら、それはとっても嬉しいことなんだけれど、すごい脱力感があって。
嫁に出すような気持になる。
売れなくっていいなってものがいいものですよ。
早く売れればいいなってものより。高くても安くてもどんなものでも。

そういうものに囲まれてデザインするってことに、今再び喜びを感じていた矢先に、本当に千恵さんとの出会いはいい出会いだなと思って。

_______私も、出口さんからいただいたこの真珠のネックレスがサロンでお嫁に行ったとき、この椅子から動けなくなっちゃったの。
もう二度とこのネックレスに出会えないんだなと思うと、もう脱力。
もうね、アストンマーチンのボディカラーみたいで。
アストンマーチンは、この真珠の色をボディカラーにしているんじゃないかなんて妄想していたの。
今でもこの真珠のネックレス、私、携帯の待ち受け画面にしているんです。

そこまでものに思いを込められる僕たちは幸せですよね。
この真珠のネックレス、これをグラフィックであらわそうとすうと大変なことになるんですよ。
1個1個の配置、珠の向きによって色が変わるし、自然の造形美、色合い、発色でしょう。
珠の組み合わせは僕が並べたり連組しているんですけれど、つながった時の全体像なんかは他には絶対ないものになるんですよね。
僕も千恵さんにあの真珠のネックレスをお渡ししたとき、すごく嬉しいんだけれど、やっぱりすごい脱力感で。

最近、25万キロ乗った車を、もう乗れなくなっちゃって、手放したんですよね。
ピーコックカラーのアルファロメオで。
もうその艶とかテリとかデザインとか美しくって。
今も、その時のことを思い出すとと涙が出そうになる。

僕たちはやっぱりクリエーターだから、プロだから、とことん愛する真珠、ジュエリーをお客さんに伝えていきましょうね。

いいものだけを追っかけるんじゃなくて、それがお客さんに理解されなければいけない。
その表現力と、物を作る手間暇、イメージ、感性を高めなくちゃ!
出口真珠が一つあったら、私、退屈な女にならないでいられる。
いつもワクワクしていて、いつもどきどきしていられる。
やっぱり出口さんの美意識、プロ魂にノックアウトです!
(聞き手・構成 ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵)

出口崇 PEARL FAR RAST代表取締役
三重県伊勢市在住
PFEショールームを東京広尾に構える。
パール素材の国内卸をはじめ世界各国への輸出入、及びオリジナルパールジュエリーのデザイン製作、卸売、小売。
本物のパールを一粒一粒丁寧に選り分け、良質にこだわり、優れたデザイン性で多くのファンを持つ。

■内藤千恵のインタビューもぜひお読みください。
→BeneBene内藤千恵、ジュエリーへの愛を語る←

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