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ジュエリーとアクセサリーの違いとは?
実は知られていないジュエリーの条件。
ジュエリーってそもそも何でしょう?
知っているようで、実は良くわからない。今さら人には聞けない事の1つなのでは?
ジュエリーとアクセサリーは同じだ、と思っている人も多いみたい。
意外と知られていない、ジュエリーとアクセサリーの違いとはなんでしょう?
ジュエリーの条件を知ることで、違いが見えてきます。
ジュエリーの条件とは?
1.貴金属を使用している
貴金属を使っている装身具のことをジュエリーといいます。
貴金属とは、産出量が少なく、酸化や腐蝕をしにくい、耐久性に優れた金属のことです。
ジュエリーに使用されている貴金属は主に金、銀、プラチナ。
基本的に金がK18以上の含有量のものがジュエリーになります。
金についてもっと詳しく知る。
K10については色々意見がありますが、流行に合わせてファッションで楽しむ要素が強いものはアクセサリー、流行にとらわれず何十年も愛用できるものはジュエリーに近いといえるでしょう。
長年ジュエリーに携わる私としては、30代からはK18以上のものを手にしていただきたいなと思っています。
K10は金が半分以下しか含まれていませんし、年を重ねた時に私自身が着けたいとは思わないからなのです。
2.宝石を使用している
ジュエリーに使われる宝石とは、「見た目の美しさ、希少性、耐久性」の3つの条件を満たす天然石のことです。
美しいのはもちろんのこと、いつまでも美しさを保つ強度があり、産出量が少ない天然石を使っているのがジュエリーなのです。
マリッジリングのように貴金属のみで、宝石を使用していないジュエリーもあります。
宝石についてもっと知りたいなら。
宝石のなかでも、さらに希少なものとは?
3.代々受け継いでいくことができる
あまり流行にとらわれることなく、長年愛用できるもの、代々受け継いでいくことが出来る装身具がジュエリー。
何年、何百年経っても素材を再利用できるのもの。
リフォームをしてデザインを変えたとしても、価値が無くならない宝石、貴金属が使われているのがジュエリーです。
アクセサリーとは?
ジュエリーの条件に当てはまらない装身具がアクセサリーです。
素材の市場価値が低く、再利用できないもの。貴金属や宝石ではない素材を使ったものをアクセサリーといいます。
アクセサリーには模造石や木、貝殻など、様々な素材が使われます。アクセサリーという言葉には、指輪やネックレスだけでなく、帽子やバッグ、ベルト、手袋など身につける小物が全て含まれています。
ジュエリーとアクセサリーにはこのような違いがあるのです。
とはいえ、ジュエリーとアクセサリーの区別には曖昧な部分があります。希少性の無い素材を使用しているのに、ジュエリーという名で販売されていることがあるので、注意が必要です。
また、日本でジュエリーと呼ばれているものは英語圏ではファイン・ジュエリー、アクセサリーはコスチューム・ジュエリーと言います。
きちんとした席でも着けられるデザインや、いつまでも大切にしたい記念の品なら金やプラチナ、宝石を使った本物のジュエリーを。
ファッションの一部として、ボリューム感や遊び心を楽しむならアクセサリーを。
違いを知って、ジュエリーとアクセサリーそれぞれの魅力を楽しみましょう。
(デザイナー 本橋)
ジュエリーの疑問、ずばっと解決。
随時更新:今更聞けない?!ジュエリー初心者の「いろは」教えます!
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