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◆パパラチアサファイアとは、どんな宝石?
サファイアは広く知られた宝石のひとつで9月の誕生石でもあります。
サファイアのなかで1番知られている色はブルーですが、実はサファイアにはブルー以外にもさまざまな色があるんです。それらは総称でファンシーカラーサファイアと呼ばれています。
この、ブルー以外のファンシーカラーのなかで、蓮の花色に喩えられる桃色と橙色の中間色という微妙な色合いをもつのがパパラチアサファイアです。
その希少性から「三大希少宝石」のひとつとされています。
◆パパラチアサファイアはどこで採れていたのでしょうか?産地や名前の由来について
パパラチアとはシンハラ語で「蓮の花」「蓮の花の蕾」を意味します。
シンハラ語が公用語であるスリランカがパパラチアサファイアの主産地です。
◆パパラチアサファイアの色は何で決まる?
パパラチアサファイアの鑑別で重視されるのは、桃色と橙色のバランスです。
このため、実は世界各国でパパラチアサファイアの色の基準はバラバラで、統一されたものがありません。
◆プロが教えるパパラチアサファイアの選び方とは?
⚫︎鑑別書、ソーティングメモは必須です。
パパラチアサファイアを買うとき気をつけたいことは、鑑別書やソーティングメモが付いているか、です。
過去に、表面拡散処理のパパラチアサファイアが横行したため、現在、日本では鑑別がついていないルースはパパラチアサファイアと呼ぶことが出来ません。その場合は色が該当する場合でもパパラチア“カラー”サファイアという呼び方や表記になります。
⚫︎パパラチアサファイア、色の選び方
パパラチアサファイアは、桃色(ピンク)と橙色(オレンジ)の中間色のため、色幅はピンク寄りからオレンジ寄りまで幅広いです。
色は好みで選んでよいと思いますが、バイヤーは少しオレンジ寄りを買い付けることが多い気がします。
理由は品質的なものではなく多くのバイヤーが「パパラチアはオレンジ寄りでしょ」という好みによるところが大きい気がします。
⚫︎パパラチアサファイアはカットにも気をつけて。
パパラチアサファイアは色が重視されがちな宝石なので、カットは二の次なことも多いです。
ですが、カッティングの良し悪しで発色がぐんと変わるので、可能ならカットも良いものを選びましょう。
具体的には、
・上から(正面から)見て、中心がズレていないか。
・真ん中が極端に色が薄くないか。(業界用語では抜けてるなどと言います)
いかがでしたか?
あなたが「つい見とれてしまう」そんなパパラチアサファイアに出会えることを願っています。
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ジュエリーコンシェルジュ渡邉
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