10㎜ロンデル。古のカットの再現。
透明感のある、澄み切った煌きと活かすという依頼がデザイナーからきました。
そこで、石枠は2段腰で取巻き、立体感を出すことで、光のきらめきをより、明確にするよう、仕立てています。
石座部分はアールのついた八角形にして、それぞれの角の頂点に爪を配置しました。
そして、さらに、その2段腰の石枠を、直線ではなく、底のほうへ絞り込むようにして、ロンデルカットの透明感を際立たせています。
ロンデルカットか透けて見えるモチーフは、左右対称の模様を丸線で作成してから、セットしました。
鏡面だと模様の照りと、石の照りで、間延びした感じでしたので、原型時1㎜の間に4~5点と細かなミルをタガネを使い、
手作業で1点1点、熟練職人がミル打ち加工してあります。
リングアームも石枠の曲線をイメージして交互に地金板を合わせてから、作成。
リングアームと中石枠を繋ぐ間には小さな石枠を配置して、ロンデルと同じイメージでローズカットダイヤモンドをセッティングしています。
Facebookコメントはこちら