これらの美しいネックレスは、どれもが唯一無二。
ベーネでセレクションしたパールを使い、Pearl Far East代表である出口崇さんがデザインしたもの。
高い感性とパールへの深い愛情が生み出す、出口さんならではの美の世界。
ロックな感覚も交えながら、知的に、エレガントに組み上げられたパールのネックレスには、誰しもが心打たれます。
ベーネの常連のお客様もスタッフも皆、出口さんのセンスあふれるパールジュエリーの大ファン。
「ここにしかないジュエリー」をコンセプトに、日々パールと向き合う出口さん。
そのクリエイションの秘密について伺いました。
通常はご自身が仕入れた素材のみを使ってパールジュエリーをデザインしている出口さん。
今回はベーネから素材を提供させていただくという初めての試み。
しかもすでにネックレスの状態になっているものから想像を膨らませるということは、通常より難しい作業だったといいます。
まずはじっくりと眺めることからクリエイションがスタートしました。
ハサミを入れ、ばらばらにしてシャッフルしてみたり、ベーネから提供されたパールも、出口さんが持っているパールもひとつのテーブルに並べてみたり。
色で遊ぶのか、形で遊ぶのか、この子(一粒、一粒のパール)をどうやって生かそうかと様々な想像を巡らせます。
すると突然、ひらめきの瞬間が訪れます!
ひらめきのままに、時に2本3本と同時進行でネックレスに組み上げていくのだそう。(すごい!)
例えばこのネックレス。アクセントになっているパールは、出口さんがコレクションしていたもの。
レモンイエローのような、薄いグリーンのような色がとても気に入っているけれど、この子と相性の良いパールがなかなか見つからずにいたところ、これだ!という組み合わせにやっと出会えたのだそう。
先にテーマを決めずに、思いのままパールをデザインするのが出口さん流ですが、このネックレスは市松模様をイメージしたといいます。
東京オリンピックのエンブレムで採用されたように、日本らしく、粋なデザインの市松模様。パールの蓮という限られた中で表現するというのは、出口さんならでは。
市松模様のネックレスもですが、出口さんのデザインしたネックレスはぐるっと巻いて2連にも素敵に決まるよう、とても考えられていると、以前から感じていました。
その事について伺ってみたところ、今までの経験から実際に2連にしてみなくても、どんな風に見えるのか感覚で分かるとのこと。蓮を組みながら2連になった時のイメージも同時にされているのですね。
出口さんオリジナルの金具は前に持って来て見えるように着けてもおしゃれなので、それも楽しんで欲しいとのこと。色々な着け方ができるのは、とても嬉しいですよね。
個性の強いパールほどやりがいがあるので、「このサークルのパールなんかは良くできたよね。」とおっしゃっていたのが、このサンゴパーツを組み込んだネックレス。
サークルとは、パールが出来上がる過程で自然にできた筋模様のこと。ケシパールや赤のアクセントを加えることで、カッコよくて、しかも品の良いネックレスに見事にアレンジされています。
黒と白など、コントラストの強いパール同士を組み合わせたい時は、どこかにぼかすポイントを入れ、逆に似たような雰囲気のパールを合わせたい時はポイントをどこかに入れて引き締めるのが、出口さんのデザインのこだわり。
パールのことを知り尽くした出口さんならではの感覚と、こだわり。そして何よりもパールへの深い愛情が、出口さんの素晴らしいクリエイションの最大の秘密だと感じました。
ぜひ実際に触れに、ベーネ銀座サロンにお出かけください。もう普通のパールネックレスでは物足りなくなってしまうほど、新鮮な驚きを感じていただける事でしょう。
出口さんとのコラボジュエリーは全部で10点。詳細はこちらからご覧いただけます。
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https://bene-bene.net/?p=22497
(デザイナー 本橋たかね)
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