目次
昔ながらのイタリア人の生活
モリーゼ州ではイタリアの田舎を象徴するように
山々の頂上に村が佇んでいる光景をよく目にします。
城塞のように家々が山頂に向かって連なっており、
頂上には教会や時計台そして広場があります。
村の人々は、村に一軒しかないバールでカフェを古くからの友人と楽しみ、
一軒しかないお肉屋さんや八百屋さん、
一軒しかない食料品や日用品を扱う商店、
一軒しかないトラットリアで、日々の暮らしを過ごしています。
ヨーロッパを代表する古い歴史
イゼルニアでは、数年前に旧石器時代の遺跡La Pineta で、
約60 万年前の人類の子供の歯が発掘されています。
これはイタリアで最古と言われる人類の歯であり、
大きなニュースとしてイタリアの国内はもとよりヨーロッパ中で報じられ、
イゼルニアの町を国際的に有名にさせました。
モリーゼ州周辺では、
約3,000 年前にSanniti Pentri(サンニーティ・ペントリ)
という民族が暮らしていました。
彼らはSafini(サフィニ)と称され
勇敢な民族として豊かな自然のこの地を守り続けていました。
また、彼らは高度な知恵を持ち、
矢じりを作る技術に長けていたと言い伝えられています。
豊富な食材
トリュフといえばアルバ産と思い浮かべると思いますが、
実はモリーゼ州でもよく採れます。
アルバの市場で見られるトリュフはモリーゼ産もあるのでは!?と言われるほどです。
ヴィーノ(ワイン)では、モリーゼ州の土着品種ティンティリア種が
現地の方々にとっての誇りであり 、
ヴィーノの話しをすると必ずと言っていいほど よくお薦めしてくれます。
タンニンが豊富に感じられるとともに胡椒のようなスパイシーさも兼ね備えており、
食事と抜群に合うのでイタリア料理では欠かせないヴィーノです。
モリーゼ州の村に暮らす人々の中には、
住まいの村から山を下った平地に畑を持っており、
トマトやズッキーニ、レタス、豆など自家栽培して
半自給自足の生活を送っている人たちがいます。
Facebookコメントはこちら