この数年間でジュエリー工房のスタイルも大きく変化してきました。
ベーネ銀座サロンでのジュエリーオーダーの8割がフルオーダー。
宝石(ルース)からお選びいただき、お客様と丁寧にコンセプト、デザインの打ち合わせをしながら世界でたった一つのパーソナルジュエリーが出来上がります。
ベーネ銀座サロンの多くのお客様はカラーストーンをこよなく愛してくださいます。

<あの風景はまるで宝石のようだった>
<その思い出はまるで宝石のように色褪せない>
宝石の輝きは、美しい思い出、風景にしばし例えられます。
それは、その美しさが、宝石の持つ<永遠>と重なり合うからでしょう。
カラーストーンは、その形も発色もこの世の中に2つと存在しないものがほとんど。
その大切なカラーストーンそのものの美しさを最大に引きだすデザイン、作りは切っても切り離せない関係です。

フォントの違いでできる隙間を職人の感性で微調整。
ベーネ銀座サロンのフルオーダージュエリーを手掛ける職人の平均年齢は50歳。
最新のテクノロジーであるキャドシステム、スキャンシステムを感性と技術で使いこなしながら、伝統的な精緻な技術を持ち、それを融合させる職人集団です。

これはベーネデザイナー本橋が描いたデザイン画をキャド職人がデータで描いたもの。
メインストーンは、従来はノギスでサイズを測りキャドに差し込んでいたのですが、最新テクノロジーを持つスキャンシステムで、正確に石の形状をスキャンし、画像に取り込みます。

デザイン画を実際の原型に落とし込むためのキャド原型作成過程。
この段階で、デザインの再現のみならず、実際の製作過程で、磨きが隅々まで入るか、爪の強度、隣り合う石との接点の強度など、細かくキャド職人の感性、技術が注ぎ込まれます。

できあがったキャド原型をキャスティングという地金に吹き替える機械。
気温、湿度を微細に調節。
職人の繊細な感覚が、地肌の美しい、最高の磨きへと誘導される下地を作ります。

キャストから上がってきた地金下地は、職人がこのリューターという先が針のように細い道具で磨きを入れます。
この時、微細なスという傷を拡大ルーペをのぞきながら丁寧にチェックし、道具を動かします。
道具を自身の手、感覚と連動させることができる職人の技術と、次の工程をより施しやすい状況を作るという想いに触れる時間です。

これは石留の工程です。
マイクロスコープで手元を拡大しながら、石に合った爪の長さを整えます。
カラーストーンはその1ピースの色の宿り方が違います。
どの方向にセットするのが、その石の発色をより際立たせ、美しくみせられるのか、ここが一番の焦点です。
石の向きを決め、爪の長さも位置も、石に施されたファセットにぴったりと合わせます。
ジュエリーに施される刻印は、微細でデリケートなものなのでレーザーで施します。
例えばリング内側の刻印は、最初は油性マジックで最適な場所をマーク。
テスト刻印で、このマジックの部分に刻印を入れます。
これは、このわずか数ミクロンのマジックインクを剝がすのみで、地金本体には傷がつきません。
モニター画面で丁寧に調整されたデータを、最初からジュエリーに施してしまうのではなく、マジックインク塗布場所に施し、ベストを決め本刻印に入ります。
フルオーダージュエリーの製作工程は、まさにハイテクノロジーと熟練職人の感性、技術の融合なのです。

銀座サロンで、お客様がお作りになったジュエリーには、それぞれの物語があります。
時が過ぎてなお心に残る、心を踊らせた様々な風景、感情。
それをジュエリーで表現した作品たち。
地球が与えた唯一無二のデザインを持つカラーストーン。
この世に2つと存在しないその色味を、重ね、合わせ、心の内側の風景をモティーフにデザインしていく。
その制作は、感度、感性、卓越の技術を兼ね備えて持ち、ハイテクノロジーと言う道具を使いこなすことのできる職人によって行われています。
よりパーソナルに。
丁寧に作られたものを丁寧に使う日常を持つことの美しさ。
ベーネのフルオーダージュエリーは、愛と思いと感性と最新技術、卓越技術の融合で出来上がります。
※お問い合わせはこちらから♪
03-5565-0750(サロン専用回線)
info@bene-bene.com(メールでのお問い合わせはこちらから)
Facebookコメントはこちら