4月の新着ルース第2弾のご紹介です。
正統美で毅然と輝くタンザナイトは、青みの強いピースに出会えました。
また、ルースの底から光が帯となって沸き上がるルベライト。
そして私もこの長い宝石屋人生の中で初のルースとの出会いです。
ルードヴィッヒアイト イン ペリドットというとても神秘的な宝石。

文献によると、パキスタンから産出されるペリドット内の黒い針状インクルージョンが最初に報告されたのは1994年。
ルードヴィッヒアイトとは、ルーマニアのバナト山脈から1874年にオーストリア ピエナ大学の科学者によって発見され、同氏にちなんで命名された鉱物。
ルードヴィッヒアイト イン ペリドットはその鉱物を含んだペリドット。

6.99CTアンティークカット:95,000円/pc
2.89CTバゲットカット:39,000円/pc
私たちがよく目にし手に取ることのできるペリドットと全く違う発色。
朝露が降りたばかりの山中の苔を思わせるモスグリーン。
艶々と透明感に満ち、黒髪を思わせる太い黒の線がランダムに入り込み、その間を細かな猫の毛のような細い毛のようなインクルージョンが混ざり合うような印象。

左:2.26ctアンティークカット 141,250円
7.5ミリラウンド:59,850円
どちらも7.5ミリ内外のサイズ感。
これぞタンザナイト!と言う発色を持つタンザナイトは、どうしてもサイズが大きく、ジュエリーにセットするには勇気がいる大きさが多い。
その中で、出会ったこの2ピース。
左のクッションカットは、強い青紫で発色。
透明感に満ち溢れギラギラと強く輝きを放ち、光が当たるとグワングワンと赤紫が沸き上がるピース。
右のラウンドは、なんと青みと透明感を持つ、今ではなかなか目にすることができなくなった発色。
施された細かなファセットを通し、透明感とぎっりとした光がトルネードするようにルース底から沸き上がります。

9.22ctクッションカット:415,000円/pc
大粒のクッションカット。
その内側に赤い炎を宿し、上質なシルクのピンクのベールを幾重にも幾重にも重ねたかのような発色。艶やか、色香に包まれる。
妖艶という言葉がこの1ピースを形容するに相応しい。
ルースをセレクトするときに、いつも大切にしていること。
ベーネ銀座サロンの<基準>ともいえる条件はそのルース自身が甘さを持っているかどうか。
たとえその発色が青やグリーンの爽やかなものであっても、とろりとした甘さを抱えるかどうか、これが大事。
だから、このルベライトは名前の由来でもある赤をたっぷりと抱え込み、妖艶でありながらバーガンディーチェリーの香が放たれるような甘さに包まれる。
さらにルース裏面の三角形の立ちが上面から見るとせり上がった赤ピンクの光輝く壁のように映り込み、その壁に吸い込まれそうな錯覚さえ覚える1ピース。
4月6日(火)より銀座サロンでお披露目です。
是非お出かけください。
(ベーネ銀座サロン 内藤)
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