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銀座サロン発ジュエリー工房ベーネベーネの楽しいジュエリーライフ

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<子供と大人の違いって?>

みなさま、ごきげんよう。ベーネ銀座サロンオーナーの内藤でございます。

今日はFM西東京のオンエアー日でした。テーマは<子供と大人の違いって?>。
私の大好きな長田弘さんの詩集<深呼吸の必要>。
その中の1文。
<きみがきみの人生で、「こころが痛い」としかいえない痛みを、はじめて自分に知ったとき。>

この詩に出会ったとき、私は、確実に大人になっていると感じたことを思い出します。
転んで怪我をして、痛くて泣いて。
小さな子供の頃、よく泣いたもの。
心の痛みを知った今、私は心の痛みを和らげる1つのすべを手にした事にも気がついています。
心が痛いと、言える相手がいるということ。たぶん、この人も同じような心の痛みを知っているんだろうなと、感じられること。

だから、優しい人でありたいと願います。
優しい気持ちになれる。それは、自分自身が、優しさに包まれていることを肌で、心で感じているということ。

この詩集で、もう1文。

<ふと気がつくと、いつしかもう、あまり「なぜ」という言葉を口にしなくなっている。
そのときだったんだ。
そのとき、きみはもう、ひとりの子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。
「なぜ」と元気にかんがえるかわりに、「そうなっているんだ」という退屈なこたえで、どんな疑問もあっさり打ち消してしまうようになったとき。>
だとしたら、「なぜ」と元気に考える心を持っていたいと、子供の頃に持っていた、この純粋な考える力を、忘れないでいたいと願うのです。
先日、友人の佐藤新吾さんが、ブラボー!と叫びたくなるような素敵なワークをレゴでしてくれました。
我が家の長男も2歳くらいからレゴに夢中でした。
小学校の時など、夜中にむっくり起きあがって、自分の作品を完成して、翌日、学校を休んだほど。
そんな子供のおもちゃとしておなじみのレゴを使い、企業研修などのプログラムとして開発されたのがレゴシリアスプレイ。
2003年にはNASAでこのワークを応用したプログラムが導入され、それまで不足していた技術者同士のコミュニケーションが飛躍的にアップし、問題解決に向かった事から、今では世界中のIT教育や科学分野の研究などに採り入れられているのだとか。

このワークの中で、私は、この詩を思い出していました。
無心にワークに取り組みながら、心は自分と会話している。ものすごいスピードで。
心の中の私が、自分自身に雄弁に語っている。
<なぜ、どうしてなんだろう>
そうすると、周りの仲間の作品に俄然、興味が沸いてくる。
その人の作品をつくる過程であったであろう心の会話を丁寧に聞いてみたいと興味が起こる。
その人の<なぜ、どうしてなんだろう>、に心が熱くなる。
この人たちと、私は出会ったんだ。こんな人たちに囲まれ、時を過ごすことができているんだ。

幸せな気持ちで一杯です。

心が痛いということを知っている大人だから、子供の心を大切だと思い出すことのできる大人だから、私は優しくなりたいんだと。
退屈なこたえで、どんな疑問もあっさり打ち消してしまうようようなことが多い日常の中で、力強く、「なぜ」と元気にかんがえりことを忘れないでいようと、心に誓った日。
大人こどもになりたいな。そんな初夏を迎えました。
気になる方がいらっしゃったら、と思って、詩の全文を載せておきますね。


深呼吸の必要。
きみはいつおとなになったんだろう。きみはいまはおとなで、子どもじゃない。
子どもじゃないけれども、きみだって、もとは一人の子どもだったのだ。
そうしてきみは、きみについてのぜんぶのことを自分で決めなくちゃならなくなっていったのだった。
つまり、ほかの誰にも代わってもらえない一人の自分に、きみはなっていった。
きみはほかの誰にもならなかった。
好きだろうがきらいだろうが、きみという一人の人間にしかなれなかった。
そうと知ったとき、そのときだったんだ、そのとき、きみはもう、一人の子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。
子どものきみは「遠く」はゆくことをゆめみた子どもだった。
だが、そのときのきみはまだ、「遠く」というのが、そこまでいったら、もうひきかえせないところなんだということを知らなかった。
「遠く」というのは、ゆくことはできても、もどることのできないところだ。子どものきみは、ある日ふと、もう誰からも「遠くへいってはいけないよ」と言われなくなったことに気づく。
そのときだったんだ。
そのとき、きみはもう、ひとりの子どもじゃなくて、一人のおとなになってたんだ。
ふと気がつくと、いつしかもう、あまり「なぜ」という言葉を口にしなくなっている。
そのときだったんだ。
そのとき、きみはもう、ひとりの子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。
「なぜ」と元気にかんがえるかわりに、「そうなっているんだ」という退屈なこたえで、どんな疑問もあっさり打ち消してしまうようになったとき。
そのときだったんだ。
そのとき、きみはもう、一人の子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。
きみがきみの人生で、「こころが痛い」としかいえない痛みを、はじめて自分に知ったとき。

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