5年前、私は山梨県のサポートでミラノでのデザインス研修に参加していた。
短い2週間、ここで出会ったことが、私のベーネを運営する上での大切な基礎となった。
<ベーネ>というブランドは、何を目指し、どんな形にしあげるのか。
インスピレーションを信じ、それを形にするという
コミットメント=確約、覚悟。
人は自然、環境からインスピレーションを受けながら、自分の心に覚悟を決める。
人は、心の中の美意識を表現するものに出会った時、変化、変身ができるのだと感じた研修。
変わること、自分自身が変化、変身することに億劫になってはいけない。
それが、新しい自分との出会いだと、強く感じた。
ベーネのジュエリーが、それを身につける女性の変化、変身の背中を押すこと。
そんな世界を夢想してやまない。
身につけた瞬間に、心の内側に隠れていた美意識が覚醒する。
そんなジュエリーを創り続けて行きたい。
これが私のコミットメント=覚悟。
このミラノの研修を終え、2ヵ月後の4月25日、ベーネ銀座サロンをオープンした。
髪は総白髪になり、帯状疱疹が勃発する自身の体に、時に昭和通を渡れず、交差点手前のカフェで当社拒否でだらだらと時間をすごすことも多々あった。
変化を拒む自分と向き合った時間。
けれど、私のコミットメントは、多くの方に支えられて、筋が通ってきた。
総白髪のおかげで、髪がアッシュ色に染められるようになった。
コンプレックスで隠していた足もミニスカートをはけるようになった。
色黒の肌を隠さずに、ノースリーブ、ノーファンデーションが生活のベースになった。
5年前から考えると、私、変化している。
なぜ、それができたか。
それは美しく、私の心を鼓舞し、支えるベーネの美しいジュエリーがあったから。
変身、変化は楽しい。
身をもって感じている。
だから私は、ベーネのジュエリーを通して
自身のコミットメントを伝え続ける覚悟。
(ベーネ銀座サロンオーナー 内藤)
Facebookコメントはこちら