昨日、写真家の高井哲朗先生のスタジオにお邪魔しました。
好きなものを撮っていいという先生のお言葉を真に受けて、ベーネのジュエリーを持参!
ジュエリーは最も撮影が難しい素材とのこと。
いつもはカメラマン任せでしたが、どうしてもこのチャンスを逃したくないと、まったくの素人の私は、なんの知識もなくでかけました。
高井先生の出してくださったテーマは<視点、見方を変える>。
例えば、花は美しいのだけれど、エッチなものだと。
おしべとめしべがある。
そうなんだ、そうだよね!
と、心踊る私は、先生の写真の中から、性差を超える印象を持つ1枚の葉の写真を選び、その上にベーネのジュエリーを載せることにしました。
その前に、そのものだけを撮影するレッスンがスタート。
チェーンのよじれを丁寧になおし、撮影するアングルを決める。
どこに焦点を当てるのか。
光の抑制を作ることでダイヤモンドのカット面、そのエッジを際だたせる。
チェーンとペンダントトップの繋がりが自然であるのか。
ペンダント自身のデザインが、明確に構図にあっているのか。
左右、上下の余白部分のボリュームは均整がとれてイルのか。
このジュエリーの持つテーマが浮き彫りにされているのか。
そんなことを考えながら、何度も何度もシャッターを押し、そのたびにレフ板の位置を調整し、ピントをあわせ、画面をチェックし、またシャッターを押す。
そしてこれが私の作品。
ハートモチーフの本来持ち合わせる可愛らしさ、優しさ、寛容さではなく、鼻っ柱の高い、冷たく、無感情な様子を作りたかった。
それが、心、ハートのもう1つの側面だから。
50歳にして新しい手習い。
Facebookコメントはこちら