目次
あなたの心に描くジュエリーを、そのまま形にする。
「オーダーでジュエリーを作る」それは贅沢なことかもしれません。
けれど、その贅沢が、自分の心をどれほどまでに豊かに、強くしてくれるものなのでしょうか。
どれほどまでに、自分を高め、安心させてくれるものなのでしょうか。
探していたデザインに近いものはあるのだけれど、なんだかちょっとだけ我慢をしなくてはならない。。。だからいつも少しの 妥協をしていた。それがいままでのジュエリー選び。そんな選び方は卒業しませんか?
いとおしく、丁寧に、大切に、長く使って生きたいと心から感じる。それがフルオーダージュエリーの魅力です。
あなたの心の中にしまわれた大切な自分らしさをジュエリーで表現する。
そんなわがままをステキに叶えたオーダー例をご紹介します。
世界でたった一つ。理想のジュエリーをフルオーダー。フルオーダーリング実例
世界でたった一つ。理想のジュエリーをフルオーダー。フルオーダーピアス・イヤリング実例
26.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
個性的な宝石にはシンプルなデザインで
珍しい形をしたあでやかな色のスピネル。
この個性的な形と、2カラットアップの存在感を生かすのは、シンプルでいて他に無いデザイン。
M様からデザインをお任せいただき、
どうすればこのスピネルが一番映えるのか、考えた末にたどりついたのが、このペンダントです。
シャープなフォルムですっきりとしたモダンな印象。
バケットカットのダイヤモンドがアクセント。
メタルだけのデザインだと単調になりがちですが、ダイヤモンドのきらめきを添える事で表情に変化を出しています。
深いピンクにも赤にも見えるディープカラー。時に湧き上がるオレンジの光が魅力的なスピネル。
バケットダイヤならではの静謐で気品あふれる輝きが、このスピネルのエッジの効いた輝きを引き立てています。
(デザイナー 本橋)
*このジュエリーに関するお問い合わせは下記へどうぞ。
03-5565-0750
info@bene-bene.com
25.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
特別なスピネルを赤のアクセントで引き立てて
メインの宝石はブルースピネル。
ブルースピネルの色は通常、鉄が含まれることでブルーに発色をしますが、極稀にコバルトによってブルーに発色するものがあります。
このブルースピネルはコバルト含有のとても希少なもの。
鮮やかなコバルトブルーに煌めきます。
宇宙を思わせる深いブルーに合わせたのは、希少石ベニトアイト。
スピネルのブルーと調和しながらも、お互いを引き立て合っています。
さらに、グレーヴァイオレットカラーのダイヤモンドと、ローズカットのダイヤモンドを合わせて、まるで夜空を眺めているよう。ピカピカに磨き上げたメタルの輝きと、レッドスピネルがアクセント。
レッドスピネルは星の瞬きをイメージした彫留めで。
レッドスピネルはA様のアミュレットカラー。
赤いきらめきが全体を引き締めて、他に無い世界で一つの表情を生み出しています。
(デザイナー 本橋)
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24.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
真珠に浮かぶグリーンの光をモルダバイトと調和させて
W様がお持ちの深いグリーンのモルダバイトに、極上の湖水真珠を組み合わせて。
この湖水真珠に浮かび上がる色はピンクやパープル、グレー、グリーンと多彩。
湖水真珠から浮かび上がるグリーンの色とモルダバイトの調和がとても見事なペンダント。
シンプルさを失わず、でも他には無いこだわりを感じるデザインになるよう、モルダバイトの周りには百合の紋章をモチーフにした装飾を施して。
メタルの輝きによって華やぎも添えられています。
正面からは見えませんが、石枠側面に細かく細工を入れています。
ペンダントというのは常に正面だけが見えているのではなく、斜め向かいの人や、横に並んだ人からは斜めの角度も見えるものです。
そんなとき、細工がちらっと見えるのがこだわり。
ピンクゴールドを選んだのもポイント。ピンクゴールドによってグリーンの色が際立つだけでなく、シックでクラシカルな趣を感じます。
エレガントなワンピースに良く似合う、おしゃれなペンダントになりました。
(デザイナー 本橋)
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23.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
様々なグリーンを集めたさわやかなネックレス
M様がお持ちだった、黄緑色がベースの大変美しいスフェーン。
このスフェーンにあう色の宝石を選んで並べていったら、みずみずしくさわやかで、優しい印象漂うネックレスになりました。
スフェーンはアンティークジュエリーに見られるような石枠を、今風にアレンジして。
クッションカットのジルコンは爪の大きさや長さに変化を付けて、光が放たれるようなデザインに。
そして、チェーンにはアシンメトリーにトルマリンを並べて。
左右を同じにしないという遊び心がM様らしいこだわり。
トルマリンは花のようにも、水の流れにも見えるような、動きのある石枠で。
スフェーンの裏側にはM様のラッキーカラー、イエローのトルマリン。
誰からも見えない位置にさりげなく、またお肌に直接触れる位置にアミュレットストーンを入れて。
明らかにお守りというのではなく、自分だけが知っているというのが嬉しいポイントです。
(デザイナー 本橋)
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22.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
インスピレーションをそのまま形にして
M様の手元に偶然にも集まった、希少石ベニトアイト。
同じトリリアントカットで、しかも色もグラデーションになるなんて、ベニトアイトでは奇跡的です。
このベニトアイトの色と形をそのまま生かしたいと、オーダーをいただきました。
M様からのご要望は上下どちらの向きでも着けられるようにしたいということ。
チェーンを取り外せるようにすると側面の高さが必要になるので、工夫をしないと倒れやすくなってしまいます。
作りの工夫によって、どちらを上にして着けていただいけるよう作成をいたしました。
石枠側面には、M様のイニシャル「M」の文字をさりげなくデザイン。
チェーンをワイヤータイプにしてみたり、M様ならではのコーディネートで日々身に着けていただき、嬉しい限りです。
(デザイナー 本橋)
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21.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
テーマは「山吹」和の配色で彩を楽しむ
美しい黒髪に和の配色がお似合いのA様。
前回オーダーをいただいたリングも和の色合いがテーマでしたので、今回は「山吹」をイメージしたペンダントに。
山吹といっても、花そのものではなく、十二単のかさねのように、緑色を利かせた味わいのある色合いがイメージ。
シックな色合いに全体をまとめて。
青紫に煌めくカラーチェンジガーネットがとても良いアクセントになっています。
メインのお石はベスビアナイト。あでやかで瑞々しいグリーンは山吹の葉の色。
本体の側面には山吹の花のようなゴールデンカラーのダイヤモンドが添えられています。
ひねりを利かせた優雅なフォルムに、筋目のテクスチャーを入れて味わい深く。
実はこのペンダントは3通りの着け方が出来るようになっています。
上下を逆さにして着けてもバランスが良いように石を配置、さらに横長の向きでも着けられるようにデザインをさせていただきました。
お洋服の襟開きや、その日の気分に合わせて、一つのペンダントで様々な表情を楽しんでいただけます。
(デザイナー 本橋)
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03-5565-0750
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20.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
こだわって選んだ宝石は色が引き立つシンプルデザインで
初めてフルオーダーのジュエリーを手にされたS様。
ベーネ銀座サロンで一つ一つじっくりと選び、集めてきた3つの宝石を一つのペンダントにされたいとオーダーをいただきました。
メインの宝石はブルーグリーンの繊細な色を放ち、華やかに輝くジルコン。
グレー味を帯びたスピネルのシックなラベンダーカラーと、ナミビア産の爽やかなデマントイドガーネットを合わせて、他に無い世界で一つの組み合わせが誕生しました。
色の組み合わせを考えて選んだメタルカラーはグリーンゴールド。
イエローゴールドよりもさわやかな印象で、ジルコンから湧き上がるほのかなグリーンカラーを引き立てています。
全ての色の宝石を変えるので、デザインはシンプルに。どんなシーンでも身に着けやすくデザイン。
側面に入れられた繊細な細工がこだわりのポイントです。
3方向にはツタモチーフの装飾を入れ、1面だけにN様のラッキーナンバーである、数字の8が入れられています。
お守りのように毎日着けたいペンダントだからこそ、心浮き立つこだわりが欠かせません。
宝石をこよなく愛するN様らしい、個性を感じるペンダントになりました。
(デザイナー 本橋)
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19.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
思い出深いジュエリーをハートの形にして、これからも愛に溢れた毎日を!
S様のジュエリーから外された、サイズも形も様々なダイヤモンド。
ずっと気になっていたという、オープンハートのペンダントにしたいと、ご相談にお出かけくださいました。
元は婚約指輪など、思い出深いジュエリーだった宝石たち。それが一つのペンダントとなって、これからもS様と共に輝き続けるのです。
ダイヤモンドを一つ残さず使って、ハートを描いて。全てのダイヤモンドに高低差を付けることで、輝き方を複雑にし、華やかさをアップ。
2連のロングチェーンを合わせて、胃の辺りに下げることで、ボリュームあるペンダントも、普段の装いにあわせやすくしました。
やはりS様のジュエリーに留められていた、オーバルカットのアクアマリンは、鎖骨の少し下の辺り、パッと目につく位置に。
おしゃれなS様ならではのアイデアです。
チェーンの先には、イエローゴールドでハートのチャームを付け、さりげないアクセントに。S様の誕生石、タンザナイトを留めさせていただきました。
チャーミングな大人の女性。
そんなS様の雰囲気にぴったりのジュエリーになりました。
(デザイナー 本橋)
18.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
自分の好きな色だけで作る胸元の小宇宙。
ベーネベーネのコレクションテーマ「宇宙」に合わせて作ったペンダント。
パライバトルマリンか、と思うほどギラリと抜群の発色を持つアパタイトを惑星が取り巻くようなデザインに。
アパタイトと周りの取り巻きの空間が空くことで、ラグジュアリーになりすぎないモダンさも感じられます。
この取り巻きもまた、S様色。アパタイトに合わせたのは「青み」を重視したラベンダースピネルとブルーサファイア。
どちらもとても輝きが強く、宇宙空間のなかでも一際輝く惑星のよう。
アパタイトはホワイトゴールドでは製作出来ないので、あえてのYGWGコンビ使いになのですが、これがまた今っぽいミックス感になったと思います。色石が大好きで、YGもWGも楽しまれるS様らしいペンダントです。
ジュエリーコンシェルジュ渡邉
17.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
その美しい発色は、夜明け前、暮れた後の空色。
画家である田中恵子さんは、ジュエリーデザインを決める時、そのルースが持つ発色のデリケートなまでの色の重なりを大切になさいます。
以前、こんな話を恵子さんとしたことを思い出します。
海外に住むお嬢さんが、日本に住むお母さまとのLINEで、<今、こちらは日が沈んで、空色がこんな感じ>と、美しい夕暮れから夜にかかる空色の写真を送りました。
そしたら、すぐに日本のお母さまから、とても似た景色の写真がLINEで送られてきました。
<こちらは、、もうすぐ夜が明けるわよ。>
夜明け前と日暮れ後。地球の反対側。こちらとあちら。
そんな風景を持ったこのペンダントのルースはゾイサイト。
ルース左右に、夜明け前と日暮れ後の景色が現れる。
このペンダントは、そちら側も上になるように、上下リバーシブルのデザインになっています。
ある時は夜明け前が上に、ある時は夕暮れ後が上に。
とっても似た風景だけれど、朝と夜の空気は違い、放たれるエネルギーも違うように感じます。
夕暮れ後の、これからゆっくりと、静かな時間が訪れるしっとりとした空気感。
夜明け前の、これから始まるアグレッシブな喧騒の手前の一瞬の静かさに包まれた空気感。
そんな2つが1つの宝石の中に内在している。
その空気感にたっぷりと触れられるジュエリーになりました。
サイドストーンはラベンダースピネルとグリーンサファイア。
気が利いているでしょう。
(ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵)
16.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
パール、サファイアを散らしていたら天女の羽衣が浮かびあがった
なんとも個性的でドキッとするほどの艶めきさえ感じる、南洋真珠のケシ。ケシとは養殖の時にいれる核が無い。核ゆえ、その真珠の成長は自然の赴くまま同じ形などふたつと現れようはずもないのです。
そんな2pcに心奪われたKさん。どんなデザインにしようか、試しにいろいろな色があふれる非加熱のファンシーカラーサファイアを散らしてみたら、どうでしょう!
グレーみを帯びた艶やかな真珠にペールトーンながらキラリと強い輝きをもつサファイアが、まるで宇宙に浮かぶ星雲のよう!
間で強く鮮烈なネオンブルーを放つのはパライバトルマリン。
ふんわりとした印象の宝石たちをきゅっと引き締め、華やかさを添えるためのパライバトルマリン使い。パール番長という愛称をもつKさまならではのチョイスです。
フルオーダーならではの醍醐味を存分に発揮されて「思っていた以上の出来上がり!」と感動のご様子。満足度という面ではやはりフルオーダーに勝るものはありません。
ジュエリーコンシェルジュ渡邉
15.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
お気に入りのピンクトルマリンから考えたペンダント
このネックレスをご注文くださったK様は実は、ベーネ銀座サロンで初めてのお買い物。
こちらのネックレスのメインストーンに使われているピンクトルマリンがインターネットでご紹介されているのをご覧になり、お問い合わせをくださいました。
深いピンク色から、ほんのりと透明に近いピンクまで、美しいグラデーションを見せるルース。
ぷっくりとしたカボションも水を含んだような艶を感じさせます。
また、緩やかな曲線を描いた変形カットも珍しく、まさにこのルースはオンリーワンだという雰囲気があります。
まるで水辺に咲く花の花弁一枚のような凛とした美しさを持ちます。
目指したのは、このトルマリンをいかしたネックレス。
デザインはいたってシンプルに石だけが並ぶような見た目に。
実際にレディッシュサファイアや、グリーンガーネット、アンダリューサイトを
メインのトルマリンの横に置いて、デザインのバランスを決めていきました。
ハッキリとした色を添えることで、ピンクの鮮やかさがより一層引き立ちます。
K様にぴったりなエキゾチックな雰囲気のネックレスです。
(ジュエリーコンシェルジュ 二宮)
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14.世界でひとつフルオーダー
ブローチペンダント、ネックレス例
隕石の衝突から生まれた、神秘的な宝石。モルダバイトをブローチに。
モルダバイトが見たいとご連絡をくださったK様。いつも福島県から銀座サロンにお出かけくださいます。
隕石が地球に落下した熱と衝撃で生まれたのが、モルダバイト。地球の物質と隕石の成分が融合した天然ガラスです。神秘とロマンを感じる、宇宙にまつわる宝石。パワーストーンとして人気があります。
モルダバイトは原石の状態で販売されていることが多く、このように女性の横顔が彫られたカメオは、とても珍しいものです。
その後、他のお客様からもリクエストを頂きましたが、残念ながら同じようなもはご紹介できずにいます。
まずはモルダバイトのルースだけをお求めいただき、後日改めてK様とデザインの相談をさせていただくことになりました。
最終的なデザインの相談は、御徒町で開催されているルース販売会で。たくさんのルースのなかから、モルダバイトに合わせる宝石を選び、デザインのイメージを固めていきました。
こうして出来上がったのが、このブローチ。イメージはエジプトの女王。女王のような気品がモルダバイトから漂ってきます。
モルダバイトは天然ガラスなのでジュエリーへの加工が難しく、製作の過程でモルダバイトに負担がかからないように、デザインと加工方法の両面から工夫をさせていただきました。
ブローチ金具にチェーンを通せばペンダントトップとしても使えるので、様々な楽しみ方でお使いいただけます。
花冠をかぶった女性と、色とりどりの花を思わせるカラーストーン。
カラーストーンは、ロードライトガーネット、ラベンダースピネル、イエローサファイア、アレキサンドライトの4種類。
珍しい菱形をしたイエローサファイアがアクセントになって、モルダバイトを引き立てています。
(デザイナー 本橋)
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13.世界でひとつフルオーダーペンダント、ネックレス例
不死鳥のように優雅にはばたく
デザインポイント1
トワイライトの後光を背負う
ヘリオドールを中心に、ピンクのクンツァイト、ブラウンがかったマラヤガーネット、シトリンを配置。
そしてその周りにアンダリューサイトと非加熱サファイアが散る、という、まさにトワイライトの時間にその後光を背負ってるかのようなカラーストーン使い。
トワイライトのなんともいえない空の色、空気感を、ピンク、イエロー、ブラウン、オレンジ、ブルー、パープルと形も大きさもさまざまなカラーストーンで表現しています。
デザインポイント2
萌黄色のどこまでも崇高な輝きを持つヘリオドール
ヘリオドールとは別名「ゴールデンベリル」「イエローベリル」などと呼ばれるベリルのなかでもイエロー、ゴールドカラーを持つものをいいます。アクアマリンなどと一緒に産出されますが、宝石質のものは非常に稀。
今回、このペンダントに使用しているヘリオドールは、主な産地の1つでもあるブラジル ミナスジェライス州から買い付けました。
縦に長いペアシェイプは、その先端に濃く黄緑の色溜まりを作り、ゆるやかなカーブを描いてやさしいイエローへと広がっていきます。
ペアシェイプならではの優雅なふくらみ。
この大きさながら、キズ・インクルージョンが全くなく、とことん澄みきったルース風景は、まさにトップカラーというにふさわしいクオリティです。
デザインポイント3
大人だからこそ、自分の満足のいくディティールを追求する
ルースの色をひきたてるために石枠部分はすべてプラチナで作成し、羽と木肌の部分はイエローゴールドというコンビネーションで仕上げています。
イエローゴールドの羽と木肌には、仕上げの時点で、細かく彫りがいれてあります。
この細かな彫りは彫り専門の職人に別工程として依頼しているもの。
元型に模様を入れて鋳造するだけでなく、最後の一手間にも彫りをいれることで、メタルにぎらっとした輝きが生まれます。
場面はあるけどシャープさのある大人のためのフルオーダーペンダントに仕上がりました。
(ジュエリーコンシェルジュ 渡邉)
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12.フルオーダー ペンダント例
アールヌーボーのイメージでデコラティブに
サロンでお選びいただいた、シェイプが異なる3つの奄美大島産マベパールは色も形もとても希少なものです。
この特別なマベパールにアメトリンやシックな色味のカラーストーンを合わせて、華やかなペンダントになりました。専門家がおすすめするマベパールの選び方
曲線で女性らしく、ボリュームたっぷりに
N様のリクエストはアールヌーボーをイメージした、「とにかくデコラティブ」なペンダント。
植物をイメージした有機的なテクスチャーと、曲線を多用することで女性的なデザインにしています。
マベパールやアメトリンはツタが絡むようなイメージでデザインされたツメでセッティングしています。
テクスチャーを多用することで、N様のイメージするデコラティブかつエレガントなペンダントになるようデザインさせていただきました。
アメトリンがデザインのポイント
デザインのご相談の中でN様からご提案いただいたのは、
マベパールの下に何かカラーストーンを揺らしたいということでした。
マベパールに合う色を持ち、しかも大きさや形がN様の好みに合うもので、となるとぴったりなものを選ぶのが難しく、サロンにあるカラーストーンをいくつか合わせて見ましたが、イメージにぴったりのものが見つかりませんでした。
そのため、ルース販売会でもう一度検討する事に。
そして、御徒町ルースショップにあるたくさんの宝石の中から、ついに出会ったのが、この長方形のアメトリンです。
バイカラーの魅力的な色合いは、様々な色をみせるマベパールにとても良く合っています。
ミステリアスな表情を持った宝石同士の組み合わせ、N様の雰囲気にぴったりのセレクションです。
マベパールやアメトリンの周りには、マベパールに見え隠れする干渉色と同じ色を持つ、様々な色の宝石を散りばめました。
地金の色もバイカラーで味わい深く
このペンダントは地金の色にもこだわりがあります。
上側、マベパールの部分はホワイトゴールドで、
下側の揺れる部分はシャンパンカラーゴールドで作られています。
イエローゴールドよりも白っぽく、落ち着いた印象なのがシャンパンカラーゴールド。
ホワイトゴールドとイエローゴールドの組み合わせだとコントラストが強くなるので、このボリューム感だと派手派手しい印象になってしまいます。
シャンパンカラーゴールドを選ぶことで、ボリュームがありながらもシックで気品あるペンダントになりました。
(デザイナー 本橋)
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11.フルオーダー ペンダント例。
真っ白なブーケを思わせる、新しい印象のカメオ
従来のカメオのイメージと違い、白い部分だけを残して彫り上げられたカメオ。
バレエがお好きなK様、白いバラのブーケやバレエのようなイメージで、このカメオをリングとブローチにデザインさせていただくことになりました。
夢の世界、ロマンチックなバレエブラン
真っ白な衣装を纏って踊る伝統的なバレエを「バレエ ブラン」、直訳すると白のバレエという言葉で表現します。
このカメオは、まさにバレエブランを思わせる優雅な印象。
ダイヤモンドの輝きを添えて、華やかなバレエの世界を表現しました。
パールネックレスに合わせるためのブローチ
ブローチとして着けるだけでなく、華やかなシーンではパールネックレスに取り付けて使える2wayになっています。
K様がお持ちのパールのロングネックレスの、鎖骨に近い部分にこのブローチを取り付けられるように
取り外しのできる、パール用の金具が付属しています。
カメオの形に合わせるため、ブローチ金具を付ける位置がある程度限られてきます。
そのため、パールネックレスに付けたときにブローチ金具が少し見えてしまったり、
バランスが難しく、何度かの調整をしながらの作成となりました。
最終的にK様がお持ちだったピアスから外した、大きめのダイヤモンドをプラスして、
理想的なブローチになりました。
微妙な角度にこだわったリング
セットで作成されたリングはカメオの角度を少し傾けてあります。
普通は指に添うように、なるべく高さを抑えて作成されるところですが、このリングは指先に向かってカメオがせり上がっていくようにセッティングされています。
それによって身に着けたときに自分の目線に対して、カメオが正面を向くようになるのです。
これはK様のアイデア。
ジュエリーを美しく身に付けることはもちろん、ご自身が心地良くジュエリーを楽しむことにもこだわりを持っていらっしゃいます。
バレエ鑑賞のお供にご愛用いただけたら嬉しいです。
(デザイナー 本橋)
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10.【フルオーダージュエリー ペンダント】
見たことがないを手にいれる!理想のネックレス。
ブリリアントカットのダイヤモンドでは良く見かけるけれど、
ローズカットダイヤのステーションネックレスは見たことが無い。
だから欲しいのだというA様からのオーダー。
しかも80センチのロングタイプにして、世界で一つのステーションネックレスが完成しました。
デザインポイント1.
ありそうで無かったを形にする
ありそうで無いのが、ローズカットダイヤモンドのステーションネックレス。
それは作成することがとても難しいものだから。
ローズカットダイヤの場合、透明感が際立つカットのために、
石枠の地金の幅が厚すぎても、薄すぎても美しい輝きを引き出すことができません。
石枠の幅が厚すぎるとダイヤよりも地金が目立ってしまい、薄すぎると輝きが感じられないのです。
そのため絶妙な加減で石枠の幅を設定することが必要です。
しかも、ローズカットダイヤの場合プロポーションが一定ではないために、
石を留める時にひとつひとつ微妙な石枠の調整を必要とします。
プロポーションが一定なブリリアントカットのダイヤモンドよりも、多くの手間をかけなければ、
ローズカットダイヤでステーションネックレスを作成することはできないのです。
このネックレスを作成する過程でも、様々な試行錯誤がありました。
デザインポイント2
様々な水の形をランダムにならべたローズカットダイヤに見立てて。
A様のご希望は80センチのロングネックレス。
ダイヤとダイヤの間を均一にするのではなく、
ランダムに配置することで他には無い特別なネックレスになりました。
水のように繊細にきらめくローズカットダイヤだから、
自然の中に存在する様々な水の形をイメージさせるようなネックレスにしたい、
それにはランダムに並べるのが理想的でした。
葉や花びらで輝く水滴や、雪解け水のしたたり、水面にきらめく日の光。
そんな情景をこのネックレスから感じられるようにと
ローズカットダイヤの位置を考えさせていただきました。
デザインポイント3
80センチという長さにもこだわりを。
カジュアルに合わせると、とてもおしゃれな印象になるのがロングネックレス。
80センチは他のネックレスとの重ね着けもしやすい長さです。
ローズカットダイヤは洋服の色を反映しながら輝くので、
合わせる洋服の色によっても様々な表情が楽しめます。
ロウソクのわずかな炎でもしっかりと輝くのがローズカットダイヤモンド。
だから夜のお食事など、照明を落とした場面でもキラリと輝きを放ちます。
パーティーや結婚式などの華やかな場面では2連にしてもステキです。
(デザイナー 本橋)
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9.【フルオーダージュエリー ペンダント】
大切なブローチを受け継いでリフォーム
お持ちになったのは、お母様のオパールがいくつも花のように留まったブローチ。
なにげない感じでこれが使えたらいいなと思ってとおっしゃったS様。
大切なブローチからオパールがきれいに取り外せたので、今回のリフォームとなりました。
デザインポイント1
さまざまな色みを持つオパールをイースターエッグに見立てて。
S様のお誕生日は4月ということもあり、ちょうどイースターの時期でもありました。
イースターはあまり日本ではなじみのない行事ですが、
キリストの復活を祝うこの行事はキリスト教でクリスマスと同じくらいに重要な行事。
象徴となる「たまご」、イースターエッグは「再生」「新しく生まれ変わる」という意味があり新しいジュエリーに生まれ変わる、そんな意味を込めてデザインさせていただきました。
デザインポイント2
オパールからつながるジュエルには自分が好きなガーネットを添えて
オパールからつながるガーネットはシックなワインレッド。
お母様との絆の固さを感じさせるような少しかちっとしたデザインで。
角(かど)を思わせる爪は、4の持つ安定・固定の意味を持っていて
これからもS様がお母様との絆を感じていけるようデザインしています。
ジュエリーコンシェルジュ 渡邉
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8.【フルオーダージュエリー ペンダント】
母からつながるあふれる想いをインフィニティのハートに託して

カメオをご覧になられたあと、すぐにS様のケースから出てきたバロックパール。
同じ白でも素材が違うと、こんなにも奥行きのあるジュエリーができるのです。
想いはリフォームに近いオーダーペンダント。
お母様の大切にしてきたパールが世代を超える瞬間をお手伝いさせていただきました。
デザインポイント1
ナポリにオーダーのハートカメオは透け感がポイント
カメオといえば天使や女性の横顔、薔薇などの花がモチーフに多く、こういった流線型なモチーフはあまりありません。
またカメオの中にモチーフの穴がある。ということも珍しいモダンでカジュアル感のあるデザイン。
ベーネのデザインテーマ<水>をモティーフに【ハート】でカービング。
このカメオは抽象的なモチーフを得意とするイタリア ナポリのロマーノ兄弟の工房から2ヶ月かけてあがってきました。
ハートだけど、これは大人が似合うハート。
デザインポイント2
ハートのインフィニティマークでつながる母娘の愛
カメオに下げる真珠はS様がお母様から譲られたもの。
アシンメトリーな流線をもつハートの流れそのまま、パールのバチカンにも同じデザインほどこしました。
ちょうど形は点対称になるようにデザインされたバチカンはハートのようにも流れのようにも。
大切なものは、ずっとかけがえのない絆でつながる。そんなことを表現しています。
デザインポイント3
創業360年 道明の江戸組紐を糸から選んでオーダーする
このカメオは穴があいたデザインなので、チェーンや紐を直接通して楽しめるという、ちょっと画期的なカメオ。
そこにS様があわされたのが江戸時代から続く有織道明の組紐です。
サンプルをご覧になり、長さや裾の飾り結びまで好きなものを決めて道明さんに直接オーダー。
フルオーダーの1点ものなので組み上げるのに1ヶ月お時間かかりましたが、微差の2色取りで素敵な色合いの組紐が仕上がりました。
(ジュエリーコンシェルジュ渡邉)
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7.【フルオーダージュエリー ペンダント】
かつてのヨーロッパの聖なる森。そこに存在したであろう妖精の世界をテーマにデザイン。
かつてのヨーロッパは「森の世界」でした。
紀元前1年頃-紀元後65年、ユリウス・クラウディウス朝時代に活躍した古代ローマの哲学者セネカは「荘厳で巨大な樹木が欝蒼(うっそう)と茂り、豊かな葉をつけた枝のために空が見えなくなっているような森の中にはいってゆくと、樹木の力と森の不可思議な力が神性を垣間みせてくれる」と語っています。
地中海文明を築き上げたローマ人にとって、北方のヨーロッパに広がる広大な森は、まさに、侵しがたい神聖に満ちた美の空間、まさに聖なる森だったのでしょう。
画家である恵子さまのお持ち込みになったその一粒のトリリアントシェイプのトルマリンからは、かつてのヨーロッパの聖なる森のイマジネーションが沸き上がります。
そこで、このトルマリンをっ聖なる森にみたて、デザインを進めていくことにしました。
デザインポイント1
森の新緑に妖精たちが軽やかに遊ぶ様子を、ディテールに施す。
雨上がりの新緑に日差しが差し込み、きらきらとその緑が艶を増す。
この様子をトルマリンの石枠で表現。
絡まる小枝と葉っぱのモティーフをレースワークで施し、トルマリンの正面からだけではなく、サイドからも、たっぷりの光を取り込めるようにしました。
デザインポイント2
妖精の軌跡を光の粒、ミル細工で描きます。
バチカン部分は、光の粒を伴いながら、森の中を静かに、ゆっくりと、楽し気に飛ぶ妖精の軌跡をイメージして
デザイン。
細かなミル細工は、妖精が飛ぶごとに放つ光の粒をイメージしました。
デザインポイント3
聖なる森のイメージで、カラーストーン、ローズカットダイヤモンドを配置。
新緑を思わせるグリーントルマリン、その内側に持つブルーをサイドストーンでセレクト。
ブルーサファイアの濃淡をカラーNO.4,6で、グリーンガーネットは、透明感の強い
みずみずしい発色のものをセレクトしセットしました。
(ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵)
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6.【フルオーダージュエリー ペンダント】
お気に入りのミルキーカラーのアクアマリンを、大好きなリーフデザインのペンダントに。
このペンダントは「森の中、木の葉から落ちたしずく」がテーマ。
ずっと欲しかったミルキーアクアマリンはN様のお誕生石。いつも身に着けている月のペンダントとのコーディネイトを考えたデザインにしているから、毎日を共に過ごすことができるお守りジュエリーになりました。
デザインポイント1
ずっと欲しかった宝石、手にした喜びも一緒にペンダントに込めて。
N様が持っていらしたのは、パステルブルーのアクアマリン。
柔らかな印象をもったミルキーカラーがとてもお気に入りだというルース(ジュエリーにされていない裸石)。
透明感が際立つ濃い水色のアクアマリンはシャープな印象がありますが、
N様の雰囲気にはシャープな印象の宝石よりも、この優しい印象をもったミルキーアクアマリンがとても良く合っていらっしゃいました。
アクアマリンはお誕生石で、ずっとミルキーアクアマリンを欲しいと思っていらしたそうです。
子供の頃から水色が大好きなN様、大好きな色がお誕生石ということもあり、とても思い入れを持っていらっしゃいます。
だから既成のデザインではなく、自分らしさや理想を形にできるフルオーダーを選択されました。
デザインポイント2
多少の問題点があってもデザインのポイントに昇華させられるのはフルオーダーの醍醐味。
N様お気に入りのアクアマリンですが、じつは尖っている側の先端に少し欠けている部分がありました。
あまりにも好みにぴったりのルースだったので、N様も欠けがあるのは承知の上で手にされたとのこと。
ほんの少しでも欠けている部分があると、石留めの時の衝撃で宝石が割れてしまう可能性があります。
爪を工具で少しずつ叩きながら、宝石に添わせていくためです。
だから宝石店によっては加工を受け付けないというケースも多いのです。
ですが、お気に入りの宝石は着けて楽しんでいただきたい。
石留めの時の負担がなるべく少なくなるようにデザインを考えさせていただきました。
このペンダントは爪の位置をずらし、欠けのある先端部分に爪が当たらないようにデザインされています。
ルースの片側を葉っぱの下にはめて安定させているので、爪を細くすることができます。
爪が細くなることで少ない力で石留めをすることが可能になります。
フルオーダーだからこそ、爪の位置の工夫など細やかな対応をさせていただくことができました。
とはいえ、デザインの工夫だけでは宝石を割らないように石留めすることは難しく、自社で工房を持っているからこそ実現できたペンダントなのです。
デザインポイント3
森の情景が浮かぶ、ロマンチックなコンセプトを持ったペンダント。
このデザインは「森の中、葉っぱから落ちたしずく」をテーマにしています。
繊細な色合いを持ったミルキーアクアマリンにぴったりのイメージ。
N様からは葉っぱを2、3枚添えて、ダイヤモンドは3つにしたいというデザインのリクエストをいただきました。
ダイヤモンドのうちの1つは葉っぱからこぼれ落ちるようにしています。ローズカットダイヤモンド特有の透明感ある輝きはまるでしずくそのもの。
こぼれ落ちるローズカットダイヤモンドのしずくを、ペンダントの中心ではなく左寄りにしているのがデザインのポイント。
左にずらすことで動きがでて、表情豊かなペンダントになります。
葉っぱにもローズカットダイヤモンドの輝きを散りばめて、瑞々しい印象に。
葉っぱのうちの1枚はダイヤモンドをあしらわずに、葉脈のようなテクスチャーを入れています。
このテクスチャーはN様がベーネのジュエリーの中で気に入っていたリングの中からアイデアを取り入れました。
葉っぱをアクアマリンの上に添えているのも、このペンダントを特別なものにしています。
森の中で空を見上げたようでもあり、木々の間から水辺を眺めているようでもあり、
眺めていると森の中の様々な情景が浮かんでくるかのようです。
(デザイナー 本橋)
*このジュエリーに関するお問い合わせは下記へどうぞ。
03-5565-0750
info@bene-bene.com
5.【フルオーダージュエリー ペンダント】
ラベンダーカラーのスピネルを世界で一つのペンダントに。細かいディテールにこだわることができるのは、フルオーダーならでは。
スピネルが大好きで、ずっとコレクションをしていらっしゃるK様。なかなか出会うことができないラベンダーカラーのスピネルに一目惚れ。初めてのフルオーダーは愛するスピネルを、いつでも身につけることができるシンプルなデザインのペンダントにされました。
デザインポイント1
これは!という宝石に出会ったならば、迷わすフルオーダー。一生もののジュエリーに仕立てる。
スピネルを愛し、様々な色のスピネルを集めていらっしゃるK様。このラベンダーカラーが特別なものであることを誰よりも感じて下さいました。
まずはジュエリーにしないで宝石だけの状態でスピネルを楽しまれることが多いK様ですが、このラベンダーカラーのスピネルは別。
すぐにジュエリーに加工させていただくことになりました。
デザインポイント2
細かいディテールまで自分好みに出来るのは、フルオーダーならでは。シンプルでいてこだわりの詰まった世界で一つのペンダント。
一見するとシンプルなデザインのペンダントですが、あらゆる部分にK様の理想が詰まっています。スピネルが美しく見える石留めの仕方にすること、側面の仕上げをシャープにしてすっきりと見せること。側面には彫り模様を入れて、他にはないペンダントにすること。
スピネルの周りは地金を見せないようにして、正面から見るとスピネルだけが一列に並んでいるように見せています。
これはスピネル以外の余分な輝きを無くして、この特別な色のスピネルを最大限に引き立てるための工夫です。
側面には厚みを持たせて、テクスチャーでマットに仕上げています。
すべてにおいてスピネルの色と輝きを生かすという事にこだわったフルオーダー。
K様の理想を取り入れて作られたペンダントは、まさに世界でひとつの宝物です。
デザインポイント3
チェーンの先にもラベンダーカラーのスピネル。後ろ姿も気を抜きません。
このペンダントには全部で6石のラベンダーカラースピネルが使われています。5つはペンダントトップの部分に。そして残りの一つはチェーンの先に。
チェーンの先に付けられたスピネルは、首の後ろ側で揺れながらさりげなく輝きを放ちます。
動きに合わせて揺れるスピネルはおしゃれに見えるポイント。
360度どこから見ても工夫を感じられるペンダント、ここまでこだわることが出来るのはフルオーダーならではの楽しみです。
(デザイナー 本橋)
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03-5565-0750
info@bene-bene.com
4.【フルオーダージュエリー ペンダント】
ピンクの熱帯魚が泳ぐ海、宝石の色で描いたペンダントネックレス
M様が長い時間をかけてじっくりと選び、集めてきた宝石、今は使わなくったジュエリーから外した宝石、お気に入りの宝石だけが集まっているからM様のお人柄そのもののような、世界でたった一つのペンダントが生まれました。理想のジュエリーを作るための3つのポイントをまとめました。
デザインポイント1 フルオーダー例を見て憧れていたペンダントがデザインベース、好きな色を集めて違った印象に。
M様がベーネベーネのフルオーダー例をご覧になって、「こんなペンダントが欲しい!」と思って下さったことがこのネックレス誕生のきっかけ。
ネオン感のある宝石が大好きなM様、このペンダントもネオン感のある、輝きが美しい宝石が多く集められています。
メインの宝石はトリリアントカット(三角形)のゾイサイトとピンクスピネル。その他の主な宝石はピンクやブルーのサファイア、クリソベリル、デマンドイドガーネット、ブルーダイヤモンドなど9種類。
ダイヤモンドやアクアマリンなど、いつくかの宝石は使わなくなったジュエリーから外して、その他の宝石はM様が今までに集めてこられたものです。
インパクトのある色が多いのに調和が取れているのは、彩度の高さが合っているだけでなく、M様の心に響く色だけが集められているためです。
それぞれの宝石が引き立つように、宝石だけが集まって見えるようにデザインしています。
デザインポイント2 自分の好きな世界を存分に表現できるのは、フルオーダージュエリーならでは。
鮮やかなピンク色の宝石達がとても美しかったので、最初のご相談ではイタリアにあるバラの産地、トスカーナ地方の風景をテーマにデザインをする事をご提案させていただきました。
するとM様から、「実は私、海の中でピンク色とかの鮮やかなお魚たちが泳いでいるところが大好きなんです。」というお話しが。
まさにこれらの宝石はM様の大好きな、海のなかの熱帯魚たちの色!
「海の中、自由に泳ぎ回る熱帯魚たち」をテーマにしたペンダントになりました。
自分が大好きなもの、その世界観を形にできるのはフルオーダーの醍醐味です。
デザインポイント3 完成してからも宝石をチェンジ、納得がいくまで理想を追求したフルオーダーペンダント
細部にもフルオーダーならではのこだわりを込めたペンダント。石枠の側面にはM様のイニシャルであるTの文字をアレンジしたり、大きめのルースと小さめのルースで爪の形状を変えたりといった工夫をしながらデザインをさせていただきました。
チェーンはイエローとホワイトで2色のコンビカラー、それぞれデザインの違うチェーンを3連にしています。
完成したペンダントをお渡ししてからしばらくして、M様から宝石を留め変えたいというご連絡がありました。さらに理想のペンダントに近づけるため、新たに宝石を買い足して2ピースを違う色に留め変えることに。
M様の大好きなピンクとブルーをさらに強調したペンダントになりました。
最後にゾイサイトってどんな宝石?
人気のあるタンザナイトも含め、タンザナイトの正式名称はゾイサイトという宝石です。
加熱処理をしてあの高貴な紫色が得られたものだけをタンザナイトと称します。
タンザナイトの知名度が高いので、あまりゾイサイト自体は市場で見ることはあまりないと思います。
それゆえ石好きの方に、とても人気のある宝石です。
(デザイナー 本橋)
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3.【フルオーダージュエリー ペンダント】
お気に入りのワンピースにぴったりと映えるペンダントを作りたい。
デザインポイント1 メインストーンの内側に宿る色を見極めるのがフルオーダージュエリーの要。
Y様がお選びになったメインとなる宝石はアンダリューサイト。
このアンダリューサイトは、涙型(ペアシェイプ)の先端と底部にこっくりとした赤みを帯びたブラウンが色だまりしていいます。
全体はさわやかなペパーミントグリーンの光で覆われ、日の光が当たると、このアンダリューサイトの内側からイエローゴールドの光が沸き上がります。
このアンダリューサイトが持つ、イエローゴールド、グリーン、赤を持つ宝石を選び、合わせることで、それぞれの宝石の内に秘めた発色が際立ってきます。
強い色同士の組み合わせですが、共通する色味を組み合わせるので、美しく、エキゾチックな空気感が生まれます。
デザインポイント2 フルオーダージュエリーは、どんなイメージでこのジュエリーを作りたいかが鍵。
Y様が、こんなイメージでと選んだデザインは、ベーネのオリジナルデザインの≪シーナリー≫TP-1074。
フォルムは、このペンダントのように、ハートのモチーフで描き、その豊かな曲線は、それがあたかも木の枝で描いたようにしたいとのご依頼。
カラフル個性的な発色の宝石、1つ1つが、家族の一人一人の個性を表現していると感じていらっしゃるY様は、家族がハートで包まれ、つながっているイメージをジュエリーで表現したいとお話しくださいました。
選んだメタルカラーはイエローゴールド。
デザインポイント3 フルオーダージュエリーは、どんなシーンでどんな風に着けたいのかを具体的にイメージする。
Y様は、お気に入りのワンピースをサロンにお持ちくださいました。
そのワンピースに合わせるジュエリーがなかなか見つからず、様々なアクセサリーを合わせていたけれど、ぴんと来なかったとのこと。
新しいワンピースではないけれど、ずっと大切にしていきたいワンピースだから、それにふさわしいジュエリーを作りたいと感じていらしたときに、このアンダリューサイトに出会っていただけました。
最後にアンダリューサイトってどんな宝石?
エキゾチックな輝きを放つ宝石、アンダリューサイト。その名前の由来はスペイン アンダルシア。アンダリューサイトが最初に発見された地の名前が由来。
角度や光の加減によって、茶褐色のなかに黄色、緑色と三色の色を持っている希少価値の高い宝石です。その中でも、この1ピースは特別な発色。このアンダリューサイトの先端、底部に赤の炎のような情熱的な光を宿します。その様子は、フラメンコの発祥の地でもあるアンダルシアの土壌の空気感を持ち、まさに、フラメンコの切ないほどの情熱を感じさせます。
オレンジみやグリーンを内側に抱え、切ないほどにデリケートに輝き、日の光が当たるとローズピンクから赤の発色が表面に沸きあがるアンダリューサイトに私の心は鷲づかみされています。
イエローの宝石はイエローベリル。その中でも、内側からゴールドの光が沸き上がる逸品。
赤の宝石はスペサタイトガーネット。オレンジみの強いスペサタイトガーネットですが、この1ピースは、日の光が当たると強い赤色の光を抱えます。
カラーストーンの最大の魅力は、その色、発色が世界にたった一つだということ。
世界でたった一つの発色同士を組み合わせる。何か、地球とY様と私たちの心が共同作業でジュエリーを作っているように感じています。
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2.【フルオーダージュエリー ペンダント】
ギラリギラリと光るスフェーンを10石。海外ドラマに登場の憧れのネックレスを作る。
フルオーダーでは、憧れのイメージをジュエリーで表現することができます。
自由な発想で世界で一つのジュエリーをオーダーするポイントを3つにまとめてみました。
デザインポイント1 要望を明確に、具体的にする時間を大切にする。
海外ドラマの中で、あの女優さんが着けていたみたいなネックレスにしたい!
M様は、海外ドラマに出てきた女優さんが身に着けていた、首周りにキラキラ輝くネックレスをいつか手にしたいと考えていらっしゃいました。
クールな女性がホテルのバーで一人カクテルを飲んでいるシーンに魅力を感じたこと。夜の照明の下でで、セクシーにエキゾチックに首元から放たれる輝きに胸キュンだったこと。シーンが変わって、日中の日の光の下で華やかに鮮やかに白のシャツの首元からのぞいていた輝きが忘れられないこと。その時に、シャツの襟から鎖骨の上に沿って、そのネックレスが輝いていたこと。同じネックレスなのに、昼と夜で違う表情をもっていたこと。などなど。
ジュエリーショップで探すのですが、なかなかぴんと来ない。
首周りにぴったりと寄り添うようなデザインがポイントなのに、チェーンの長さが長すぎたり、セットされた宝石の間の間隔が思い通りでなかったり。
ダイヤモンドを使ったら、よく雑誌に出てくるようなブランドジュエリーになってしまうし、大きな粒を使いたいと思うと、ダイヤモンドでは高額になりすぎちゃう。
これはあきらめざるを得ないのか、と、ずっと感じていたとお話しくださいました。
デザインポイント2 0.5ミリの差異を大切に考える!
M様のご要望を明確にするために、たくさんの質問をさせていただきました。
このペンダントをどんなシーンで使いたいのか。このドラマの女優さんの、どんなところに魅力を感じたのか。どんな風に見られたいのか。予算はどのくらいなのか。
このお話を伺いながら、セットする宝石は、スフェーンというダイヤモンドの屈折率をはるかに超える、ギラリと強い輝きを放つ宝石をご紹介しました。
この宝石に、M様はノックアウト!とのこと。
イエローゴールドの石枠に合わせると、なんと、イメージ通り。
石枠の大きさ、間隔を0.5ミリ単位で決めていきます。
首周りは36センチ。わずか0.5ミリでも、大きくバランスが変わります。
デザインポイント3 宝石の特徴を生かす工法を選ぶ。
それぞれの宝石には、その発色、輝きをより美しく引き立てる工法があります。
例えば石枠も、爪止め、爪の本数、爪の形状、伏せ込み、彫り留め、と見た目の印象も大きく変わります。
スフェーンという宝石は、非常に強い光をギラギラと放ち、さらに、伏せ込みという技法を使うと、スフェーンの内側から放たれるグリーンやゴールドの光がより一層強く現れます。
デザインをするとき、大切なポイントは、その宝石自身が持っている特徴を、どう生かすか、ということです。
デザインをしずぎない。ジュエリー職人の技を生かす。これがフルオーダージュエリーの鉄則です。
最後に、スフェーンって、どんな宝石?
世界的にも新しく珍しい宝石、スフェーン。楔(くさび)型に結晶することから、ギリシャ語で名付けられた宝石。一条の光線をとらえ、スペクトル色にするという珍しい性質があります。これは宝石学上ファイア、または分光(ディスパーション)と呼ばれる特徴です。この点ではスフェーンはダイヤモンドに勝っています。この性質と強い多色性(違う角度から見るとジェムストーンの色が変わる)によって、色が変化するように見えま す。ほとんどのスフェーンは圧倒的に緑か黄緑色が多く、そこに虹の色が強い輝きとなって現れます。
ここで使ったスフェーンは、3月の香港バイイングでゲットしもの。まさに黄金色!内側からスフェーン特有の強いゴールドの光が湧き上がるだけでなく、宝石全体がグリーンを伴って発色。まさに宇宙を感じさせる発色。この稀有な発色のスフェーンをたっぷりと10ピース使用。その10ピースが、それぞれ、発色が微細に変わり、なんともエキゾチック。
まさに、マダム理想的なネックチェーン♪このデザインには私もノックアウト。私も便乗して、二人でおそろいで作成することに。
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1.【フルオーダージュエリー ペンダント】
カメオのモチーフと共鳴するフレームデザインで日常に蘇る。
フルオーダーでは、どんなコンセプトでデザインするのかが鍵。
コンセプトを決めるに至った背景、デザインを見るポイントを2つにまとめてみました!
デザインポイント1 カメオの繊細かつインパクトのある立体を生かすフレーム。
S様がリフォームをご依頼下さったのは、イタリアでも女性像のカービングで有名な作家。
けれど、かなりの大きさがあるということ、シンプルな枠であったことで、
カメオの大きさばかりが目立ってしまい、おしゃれ度に欠けるということで
なかなか身につけることがなかったとのこと。
このカメオルースのシェイプと緩やかな曲線にあわせ、
よりナチュラル感のあるテクスチャーを使い、
モティーフの女性を飾る葡萄の枝をフレームに巻きつけるような印象でデザイン。
デザインポイント2 お手持ちのジュエリーとコーディネートできるカラー配色。
フレームにセットした宝石は、今までS様がお作りになったジュエリーとコーディネートできるよう、S様の誕生石であるガーネットを、様々なカラーでセレクトし、前回のリフォームで取り外したダイヤモンドをミックス。
厚手のコート、ジャケットの襟にセットすると、どんなに色柄のはっきりした布地にも映え、品のよさが溢れ出します。
中世から愛され続けてきたカメオ。
カメオは作家によって作風が変わります。
女性像、動物、花、天使、風景など、それぞれのモティーフが得意な作家によってカービングされます。
カメオは、アンティークジュエリーとしても残っていますが、どのアンティークカメオも立体に浮き彫りにされた白のモティーフに変色がほとんど見られません。
カメオは、下地つくりに多くの時間がかかります。
2年間、天日干しした貝を、10年間、倉庫で寝かせ、乾燥させ、それからカービング。
世紀を超えて、この美しさが残ります。
カメオのブローチを気迫を持って身につけられるようになるという美しい理想の姿。
S様の、このフルオーダージュエリーをお手伝いさせていただき、母から譲り受けたカメオを、私もまた、こんな風にカスタマイズしたいと思うようになりました
真珠とともに、カメオはジュエリー上級者アイテムで、なかなか日常で身に着けるシーンが想像できなかったけれど、S様がアジサイカラーのジャケットに着けて変えられる姿をお見送りしながら、カメオが似合う気迫ある年齢を重ねていきたいと感じています。
※ベーネ銀座サロンではお手持ちのルースのカスタマイズ、リフォームを承ります。
お問い合わせはこちらから♪
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