リアルとファンタジーの狭間。宝石と共通点の多い田中恵子の絵画の世界
宝石が私たちの縁を繋げてくれた。そんな出会いでした。
田中恵子さんが描く世界と、ベーネが宝石を表現する言葉が偶然にも重なり、それは共感から、共鳴と広がり、今年もベーネサロンで田中恵子さんの絵画展を開催する運びとなりました。
田中恵子さんの作品に満ち溢れる透明感、みずみずしさ、しずる感。
まさにリアルとファンタジーの狭間。
エスキース(素描)が生まれるのは、
たいてい夜中に紅茶を飲みながら夢想している時。夜中というのは不思議なもので、
ちょうど現実と幻想が交錯する時間なのだと思います。
心の中の引き出しが全部開いて、
記憶と新しい発想が結びついていく。田中恵子ブログより
「グリーントルマリンに深い森を感じる」ってどういうことなのか?
今回の個展のタイトルは
【田中恵子 絵画展「グリーントルマリンの森 変奏曲」】
田中恵子さんとベーネの内藤千恵が「ブルーグリーン トルマリン」に、深い森を感じるという話から、このシリーズが始まっています。
このブルーグリーントルマリン、
縦に見ると、深い森の樹々の重なりに、
横に見ると、森の中の湖に見えませんか?ここから「グリーントルマリンの森 変奏曲」は始まりました。
田中恵子ブログより
現実の森と幻想の森。
鏡像は湖面に映る森?地中にあるグリーントルマリンの色彩?
「グリーントルマリンの森」変奏曲シリーズの他、森が感
テンペラと油彩を合わせるルネッサンス期の伝統技法で描かれる不思議な奥行き
フィレンチェの伝統技法で描かれた、なんともみずみずしく、透明感に満ち溢れた空気感。
デリケートな色使いにもかかわらず、命の深さに満ち溢れ、凛とした強さに包まれています。
絵の具の原料は、顔料と呼ばれる色の粉です。
その顔料を油で溶いたものが油絵具、卵で溶いたものがテンペラ絵の具です。ボッティチェリの「春」や「ヴィーナスの誕生」はテンペラ絵の具による作品です。ルネサンス時代の作品で油彩となっているものも、実はテンペラを併用している場合もある様です。
テンペラは不透明で速乾性、油絵具は透明で乾きが遅い特徴があり、併用することによって、より自由な表現が可能になります。
テンペラ絵の具は今でも画家が毎回自分で作ります。
私は白のみテンペラ絵の具を使用し、着色は市販の油絵の具を使用しています。私が、なぜテンペラと油彩を使用し、下地から古典技法に近い方法を用いているかというと、その伝統的な技法こそが、私が描きたいものを描きたいように描ける唯一の技法であり、実際に500年の時を超える堅牢さを持っているからです。
田中恵子ブログより抜粋
芸術と生活の融合。
量産される工業製品に囲まれる日常の中で、唯一無二の芸術作品が、
どれほどに私たちの心に安らぎを与えてくれることか。どれほど私たちの心を鼓舞してくれることか。
これら作品のテーマが、まるで1石のカラーストーンになったかのような
美しいルース、ジュエリーを同時にご覧いただこうと思います。
■開催期間:
2017年4月2日(日)~4月29日(土)
11:00~18:00(木曜定休、不定休あり)
■場所:ベーネ銀座サロン
オープニングパーティー
4月2日15:00~16:30
田中恵子 トークショー&ワインパーティー
■お問い合わせはこちらから承っています。
03-5565-0750
info@bene-bene.com
日々の取材記を頻繁に更新してます。
4/2~田中恵子 絵画展「グリーントルマリンの森 変奏曲」Facebookページ
ベーネのジュエリーに対する熱い想いを語ってくれてます。
【お客様インタビュー】田中恵子さん
Facebookコメントはこちら