BeneBene's Contens

銀座サロン発ジュエリー工房ベーネベーネの楽しいジュエリーライフ

コンシェルジュ




重ねる年齢の中で大切に考えたいお葬式での装い。真珠のネックレス、その意味と選び方。

弔事装い正しい真珠2

お葬式の列席にあたり、備えておきたい真珠のネックレス。生きていれば必然に迎えるお葬式において、必要である大切なものを、とりあえず、ではなく選び抜いて備えておく。

50代に入ったころから、お葬式が多くなりました。
重ねる年齢の中で、葬儀に参列させていただくだけではなく、そのあとに続く法事にあっても、きちんと礼を尽くしたいと強く考えるようになりました。
私の世代では、古い言い方ですが、嫁入り道具として、あこや真珠の3点セット(リング、ネックレス、イヤリング)を両親が持たせる習慣がありました。
冠婚葬祭という、人生にとって大切な出来事に、礼を尽くし、備える事の大切さの教えとともに。
いざというときに、慌てず、心静かに祈る心を準備できるようにと。

若かりし頃は、まだお葬式への参列も無く、真珠の3点セットは普段使いできない<箪笥の肥やし>の代名詞ともなっていました。
けれど、お葬式は突然きます。
取り急ぎの喪服の支度を終え、この真珠のネックレスを身に着けて参列できたとき、心静かに参列できたこと、この真珠が参列する1人として、礼を尽くしたものであるように感じたことを今でも覚えています。

お葬式での礼節。真珠のネックレスを準備する。それは重ねる年齢の中で大切に考えたい心のあり方。

ベーネ銀座サロンでは、お客様からもたくさんのお問い合わせをいただきます。
その多くは、この1つの質問に集約されます。

お葬式の時に守らなければならない真珠ネックレスのプロトコールは?

この質問に、私はこうお答えしています。
心静かに、慌てずに、きちんと礼を尽くして参列できる心のゆとりを持たせてくれる真珠が良いでしょう。

真珠は、月のしずく、月の涙とも言われ、身に着けると気持ちが浄化され、静まるといわれています。
真珠のジュエリーを身に着けてお葬式に参列することで、静かな浄化された気持ちで、大切な思いを伝えること、祈ることができるのだと感じています。

お葬式の装いとして、白のあこや真珠が基本に考えらます。
白と黒は、仏教的には大切な意味があります。
バロックシェイプなどの変形、ロングサイズ、2連などは、悲しみが長引くといわれふさわしくありません。
42センチを基準に、喪服の襟に合う長さに調節すると、きちんとした礼節ある仕立てになります。

弔事装い正しい真珠1

けれど、重ねる年齢とともに、白の真珠が、なにか落ち着かなく感じてくることがあります。
グレー、黒の真珠が、心にしっくりときて、落ち着いた静かさを感じるようになったとき、あこやのナチュラルグレー、タヒチの黒真珠のネックレスを真剣に考えてみるとよいでしょう。

弔事装い正しい真珠3私は、30代までは白のあこや真珠ネックレス、52歳まではナチュラルグレーのネックレス、そしてそれ以降は、黒の真珠のネックレスを準備しました。
重ねる年齢とともに、自分自身の心が<礼>というものに触れるとき、落ち着いた感情を持てるものが、最もふさわしいお葬式に対するマナーなのだと感じています。

白と黒ではどちらが年齢にふさわしいか、どちらが正式か、どちらが格が上か?
様々な情報がある中で、最も大切な真珠選びは、<礼>に触れるとき、自分自身の心が静まり、祈りを手向けることのみに心を向けられることのできるものをとあえず、ではなく選び抜いて備えるということでしょう。

では、真珠のネックレスが、なぜ、お葬式での礼を尽くした装となったのか、そのエピソードをご紹介します。

本来、装飾品は結婚指輪(婚約指輪)以外は身に着けないのがマナーとされていましたが、現在のエリザベス女王がチャーチルの葬儀の際に真珠を着用され、まわりの貴婦人たちもそれに倣いました。
日本でも、和装における現行様式の喪服は何も装身具は着けません。
洋装の喪服には、何かしらジュエリーをつけるのが正式です。
というのも和装とは異なり、洋服はジュエリーをつけて、初めて完成される、と言われているからです。
弔事の正装として、洋装を選ぶ場合、それにふさわしいジュエリーが真珠、ということになります。

(ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵)

 

 

 

Facebookコメントはこちら

ベーネベーネの人気記事