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【開催終了】10月1日、2日開催 2016-2017年秋冬 ジュエリーコレクション「宇宙の物語」

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ベーネ新作ジュエリーコレクション「宇宙の物語 La storia delle cosmo」

いつの時代も人は未知なる宇宙に憧れ、その神秘に触れようとしてきました。
宇宙とは、すべての存在を包容する、無限の空間と時間の広がり。
星空に物語を描いた古代の人々も、宇宙論を唱えた哲学者たちも、宇宙をも支配しようとした大王も、そして私達も。
皆この美しい宇宙の一部であり、宇宙の法則の中で存在しています。

子供のころからあこがれていた宇宙。
きらきらと輝く星たちは、私にとって夢の宝石箱でした。
星座板を手に、星座を見つけようと一生懸命眺めた夜空。
写真で見た宇宙の姿に心躍らせた記憶。
大人になった今も、宇宙への夢や憧れは色あせることがありません。

秋冬の新作ジュエリーコレクションでは、メインテーマである「宇宙の物語」を
さらに3つの世界観に分けてデザインをしました。
1.ロシア バレエリュス
2.ルネッサンス
3.宇宙の秩序

それぞれのサブテーマごとに、デザインのベースとなった物語やデザインへの思いを紹介します。

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ジュエリーコレクション「宇宙の物語 La storia delle cosmo」
1.ロシア バレエリュス

美しいバレリーナのようになりたくて、初めてバレエ教室に足を踏み入れた日のこと、今でも鮮明に記憶しています。
バレエリュスがなかったら、私がバレエに憧れることもなかったかもしれません。
バレエは私にとって、大切なデザインソースの一つです。

バレエリュスとは

20世紀初頭に「ロシア宇宙主義」という宇宙観を中心とした哲学、文化運動がおこりました。
その最中に誕生したのが「バレエリュス」。ロシア出身の芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが主宰したバレエ団です。
バレエリュスにはココ・シャネルやジャン・コクトー、パブロ・ピカソなど多くの芸術家が関わり、
まさに20世紀前半の舞台、音楽、美術がバレエリュスに結実したといわれています。
今日のバレエに多大な影響を与えたバレエリュス。
新しいスタイルの「総合芸術」として、バレエだけでなく美術やファッション、音楽の世界にも大きな影響を与えました。

バレエと宇宙観
ルネッサンスの時代より、バレエの舞台空間は「宇宙の模型」の象徴であり、バレエは宇宙観とは切り離せないものでした。
バレエの発展に努めたフランスのルイ14世は、バレエで太陽(アポロ)の役を演じたことから太陽王の名で呼ばれるようになりました。
当時バレエで演じられていたのは古代ギリシャや古代ローマの神話です。争いの絶えない世においては、神話に代表される宇宙の世界は人々の究極の理想でした。
その宇宙観を芸術として表現したのがバレエです。
この世とあの世を結ぶ物語である「レ・シルフィード」や「ジゼル」などに代表されるように、
バレエ・リュスもまた「死と再生」のテーマを重視して、「春の祭典」では独自の宇宙論にまで到達しました。

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デザインモチーフはアンナ・パブロワ

今回、「宇宙の物語」のなかでバレエリュスをテーマにすると決めたとき、一番に思い浮かんだのはアンナ・パブロワでした。
子供の頃に本で知ってから、憧れのバレリーナとなったのがアンナ・パブロワです。

バレエ・リュスで活躍したロシア出身のバレリーナ、アンナ・パブロワ。
アンナ・パブロワの代表作、『瀕死の白鳥』。その美しいポーズをモチーフに、優雅な曲線を描いたシリーズをデザインしました。
アンナ・パブロワのために振り付けされたといわれる「瀕死の白鳥」は、一羽の傷ついた白鳥が必死に生きようとする姿を描いた小作品。アンナ・パブロワの代表作であり、至高の出来であると絶賛されました。

白鳥に扮したアンナ・パブロワがみせる優雅なポーズ。
このバレエリュスのシリーズでは、そのポーズをジュエリーに表現しています。
指の先、足の先までも白鳥になりきった、美しいとしか言いようの無い完璧な姿。
この姿をジュエリーに表現したいと思ったのです。

アンナ・パブロワは大正11年には日本で公演をし、後にバレエが日本に定着・普及するきっかけを作った人物としても知られています。
1931年、風邪をこじらせたまま巡演に出発し胸膜炎となったパブロワ。
バレリーナとしては再起不能になると告げられたために手術を拒否します。それが原因となり50歳で生涯の幕を閉じました。
パヴロワが出演をするはずだった公演では『瀕死の白鳥』 の曲に合わせてスポットライトがまるでパブロワの姿を追うように無人の舞台を照らし、
その死を悼みました。
アンナ・パブロワへの敬意から、また彼女ほど完璧に踊ることができないために、
『瀕死の白鳥』は以後20年間、誰も踊ることがありませんでした。

バレエをこよなく愛し、一生を捧げたアンナ・パブロワ。
その凛とした強さ、しなやかな美しさをイメージしてジュエリーにしたのが、バレエ・リュスのシリーズです。

2.ルネッサンスについて

3.宇宙の軌跡について

(デザイナー 本橋たかね)

 

 

 

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