みなさま、南洋の白蝶真珠はホワイトとイエロー(ゴールド)の2色、
と思っていませんか?
南洋真珠の色は母貝の内部周辺部の色によって決まります。
白蝶真珠にはシルバーリップとゴールドリップがあり、
前者からはホワイトの真珠が、後者からはイエロー(ゴールド)の真珠が採れます。
ホワイトの美珠が採れるのはオーストラリア近海、イエロー系の美珠が採れるのはインドネシア近海。
白蝶真珠には5系統の色、ホワイト、イエロー、ゴールド、ブルー、グリーンがあります。
ブルーもグリーンも、貝が真珠を巻いていくときに、真珠の核の周りに付いたグレーっぽい有機物が所以。
その有機物の色が「干渉色」といって真珠の色を決めるのです。
真珠層を通して、ホワイトの珠をブルーっぽく見せ、イエローの珠をグリーンに見せるのです。
貝が真珠を巻くのは自然現象ですから、まさに人の手は加えられない神秘の領域。
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