黒字:池田恵子さん
青字:ベーネ銀座サロンオーナー 内藤千恵
_______今日はよろしくお願いします。いけこ、池田恵子さんです。。。いけこって、いつから呼び始めたんだっけたっけ?
「もう最初からですよ。来てすぐ。いけこって呼んでくれ、みたいな感じで(笑)」
_______そうだよね。周りのみんなからも「いけこ」って呼ばれている感じ?
「そう、ずっといけこって感じ。10歳のときも39歳のときも今も、みたいな。」
目次
BeneBeneに最初に来たのはいつでしたか?
「最初?うーーーん。でもヴィンテージ2006があるってことは・・・
そうそう、それいま言っていいかわからないけど、結婚10周年の記念に買おうと思って見かけたのがローズカット(ダイヤリング)で。なんといっていいのかわからないけど、記念のリングとして買おうとしてたっていう。
その後、まぁいろいろあったけど。うん。」
_______じゃあ出会いは、とても大切なプライベートの記念日だったという(笑)
ベーネとのお付き合いは10年近くになるよね。
*ベーネは2004年にオンラインショップをオープン。
「そう、きっと立ち上げて少し軌道にのってきたかなっていうくらいの時期じゃないのかな。
恵比寿に事務所があったときです。」
*この時期は事務所の空き部屋で不定期にリアルショップを開催。
最初どうやってBeneBeneに出会った?
「ネットショップで【ダイヤ】を探していたら、最初に出てきたその写真がキレイだったの。
楽天市場で見たときに数あるダイヤの石が、ダイヤがざらっとの(写真)ね、ローズカットダイヤ、見たことがなかったから。」
_______「じゃあ、まんまとベーネの思惑にはまったという(笑)」
「そう!まんまとベーネの(笑)
ローズカットがどれだけクラシカルで美しくて麗しい石かっていうのを書いてあったし・・・
あれでもうすっかり見てみたい!手元で見てみたい!みたいな。
ローズカットダイヤが中心でしたよね。必ず脇石がローズカットダイヤだったし、ローズカットダイヤを推している印象。
ね、最初の頃はそんな感じでした。」
_______ブランドを立ち上げたときに、どこか他と差別化したくて。
そのときであったのがローズカットダイヤでこれだ!と。
だからデザインも中世でアンティークに決まったんだよね」
「そう!私、アンティーク好きだったんだよね。がっちりツボにはまったという。
なかなか他に無いデザインだったし、ローズカットダイヤ自体も他で扱ってませんでしたよね。
そしてまた、マニアックな石がときどき出てくるっていう。
そうそれがね。もうまんまとね・・・(笑)」
BeneBeneで最初に手にしたジュエリーは??

最初に手にされたリング。右がヴィンテージ2006。
「タンザナイトとアメシストのリングとローズカットダイヤのヴィンテージ2006を一緒に。
このときに、若干、石違いのものもあったんだけど、この色の組み合わせが好きだったんだよね。そう来たか!と思って。
タンザナイトだけでも、その大きさで(4mmラウンド)売っているお店ってあんまり無かった、当時は。
もっとちっちゃい小粒なものが多かったなかで、結構、惜しげもなく(笑)
しかも使いやすいデザインのものを扱っているところってなかなか無いし、しかもこの価格ですか!?っていう。
実店舗知ってると、もっと小さくて、もっとお高いじゃない??
全然、気軽にジュエリーを楽しめるっていうところがね。」
_______「石の声を聞いてみろ」ってよく思っているのね。
その石がどんな色で出来ているか。タンザナイトの色を構成しているものは何かって考える。
そうすると青みだったり、緑が隠れていたりする→タンザナイトの内側にある紫→アメシストとコラボする。って発想」
「で、まわりにローズカットを散りばめたみたいな。。。すごいなと(笑)」
_______ヴィンテージ2006なんて、デザイナーがまだいなかったから、ダイヤ並べて、そのまま社長に作ってもらったという素朴なリング。
「そう、その後デザインが変わったの、たかねさん(BeneBeneデザイナー)が入って。
デザインに面白いものが入ったなぁって。ベーネがよりベーネらしくなった、というか。」
(で、内藤がベーネの歴史を語りだし、しばし、というかかなり脱線。。。)Bene-Beneの歴史…副社長「内藤千恵」インタビュー
BeneBeneで手にしたなかで一番気にいっているジュエリーは?

ルースを1つずつ1つずつ集めて作った初めてのフルオーダー
「初めて、こう全部、全部いちから作ってもらったマベパールのペンダントが、あのいきさつから含めて、全部が好きですね。
あれは、ほんとに落ち込んでいたときに『いい色のマベパールあるよ』って。
で、すぐ送るよ、で、すぐ来た!!
あのとき、ほんとに落ち込んでたから、あの心使いが嬉しかったな。」
_______でも、落ち込んでるの知らないし(笑)
あのすごい色のマベパールをさ、パライバ(トルマリン)好きのいけこ(池田恵子さん)にまず見せたいな、と。
たまたま色々な偶然が重なって送れたんだよ。
ジュエリーってほんとに大切なときに大切なものが来るっていうよね。
そしてちょうどね、ペンダントを作っているときにいけこが大切にしているホルンのモチーフを裏側に隠し入れて・・・」
「そう、あれはね~カスタマイズの醍醐味ですねー、世界で一個だけの私のジュエリーみたいな。
(いろいろカスタマイズしたけど)カスタマイズの中のカスタマイズ第一号って感じがします。
フルオーダーはやっぱり面白いって思った。
いいきっかけだったなぁ。
みんな凄いの作りますよね。
こう来たか!こう来たか!ってブログを見るたびにね思います。
みんな自由にジュエリーを楽しんでいる、こんなことが実現できるのすごいよね~、とか。
次は誰がどんなことをするのかワクワクする~(笑)」
BeneBeneのどんなところが好きですか?
「なりたいものを叶えてくれるところだったり。
ベーネに集まってくるお客さんが、お客さん同士でさらに広い世界でどんどんつながっていくでしょ?
あのパワーっていうのかな、すごいなと思って。
ベーネって、ただのジュエリー屋さんじゃなくって、もっと人間味があったりとか、いろんな繋がりをもたらしてくれる、いい場所だなって。」
_______みんながそれぞれのジュエリーをリスペクトでしょ?それがすごいよね。
「で、みんないろんな多方面な人なんだよね。
いろんな才能があったり、魅力がある人が集まってきて、それがベーネでつながっているというのが面白いなぁと思って。
だって普通出会えない人たち、でしょ?」
_______面白いよね。たまたまジュエリーが好きで、集まってきて。
なんかお客さんが配色アドバイスとかしちゃうよね。
「で、こういうの作ったら面白いんじゃない?とかって言って。
プレナイトのペンダントとか、なんか作りましたよね。
途中から、なんか周りにこんなカラーストーンを散りばめていいんだぁ☆っていう、ルールがない感じになった、変わったんです!!
それまではやっぱりダイヤだったんだけど、周りにカラーダイヤとか、周りってもっと自由でいいんだってなって。
それを他の人がやると、私も『じゃぁ、もっと自由でいいんだ』って思ったり(笑)
で、そう!サファイアとか使い始めた。
_______ねーーー画期的に変わった感じがする。
「画期的に、ほんと色の自由というか、デザインも変わってきているしね。
たかねさんの色の配置とかも、だんだん、たかねさんはたかねさんの色の世界があって、それが発揮できているのが凄い。」
*「たかねさん」BeneBeneデザイナー本橋たかね のこと。
最近のベーネは石の個性をそのまま受け入れて、それを形にする体系になってきたというか、石の形はそのままでいいっていうか、そんなコンセプトみたいなものを感じる。
前は枠に合わせた石を探す、最近はそうじゃなくて石を石として使うって感じだと個人的には思っていて。
だから石にデザインが寄り添ってる感じがするの。なんかそんな感じがするの。
さらにね変わってきたの。さらにベーネはよくなってきたなぁ。
『これがいいよね』から『これもいいよね、こんなのもあるよ』と広がってきているの。」
ジュエリーが一緒にある生活ってどんな感じですか?
「やっぱり【心の栄養】なんでしょうね。
その日の気分で、今日は自分に赤の差し色をさしてもっと元気になろうとか、今日はこんな色で自分を輝かせようみたいなとか。
なんか心にとってのもうひとしずく、みたいな感じかしら。
より自分をキラキラさせるためのエッセンスみたいなところ、ですかね。」
_______いつごろからジュエリーにはまったの?
「そりゃ、ベーネに会ってからですよ、こんなになっちゃった、こんな私にしたのはベーネのせいですよ(笑)
最初にわがままをきいてくれたのが、ルベライトが留まっているあの子。
いろいろ好きにデザインさせてもらったなぁ。
もうジュエリーは、なくてはなくてはならないものですよ。」
「ベーネは、みんなをもっとこんな世界もあるんだって驚かしてくれるといいな。」
_______頑張ります!いけこ、今日はほんとうにありがとうございました!
(聞き手・ベーネ銀座サロン 内藤千恵 構成・渡邉紀子 )
池田恵子
ベーネデビューは2007年5月。
以来、集めたジュエリーは120点を超える。
フルオーダーデビューは2015年8月。
Lineグループ「ベーネベーネ大人の石遊び」発起人。
■ほかの方のお客様インタビューも→こちらからご覧ください。
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